【備忘】:Firefoxの右クリックから【Askで検索】【troviで検索】を削除する

少し前からなのだが、僕の使用しているFirefoxで右クリックメニューに「Askで検索」と言うのが出てきたり、「Trovi」とかいうのがスタートページになる事案が発生している。
一度目は、たぶんJava Runtimeをアップデートするときに無意識にボタンを押したら「trovi ツールバーもインストール」と言うのがあったようななかったような気がする…記憶違いだったらJavaさんは単なる濡れ衣ではあるんだけれども。最近はOracleやAdobe等の大手でも余計なソフトを追加してくるので大変タチが悪い。
二度目は、気づいたら今日なっていた。スタートページとかの汚染はなかったのだけども、右クリックメニューだけやられた。これがどこ由来なのかはいまだ検証中で謎なのだが、とりあえずJavaの自動アップデートの設定は切った。

と言うことで、こいつらをやっつける方法をメモ。
(なお、本記事執筆時点の各環境は、OS:Win7 Pro64bit、Firefox:31.0、IE:IE11.0.11)

1. プログラムのアンインストール

コントロールパネルの「プログラムのアンインストールまたは変更」で「Ask xxx」とか「trovi xxx」とかがないかを探し、あったらアンインストール。

2. システムドライブ内の怪しい項目の洗い出し

システムドライブ内を「trovi」ないし「ask¥」で検索。僕は検索ツールはEverythingと言うアプリを利用している。該当するものがあったら削除。askの方は若干タチが悪く、「Task」だとか「mask」だとかの単語でも引っかかってしまう。正規検索を使うのもありだが、考えるのが面倒なのでとりあえずaskと言う名前に該当しそうなフォルダ(つまり、語尾に円マークを)追加する程度でよい。それでも余計なものが引っ掛かるので、一応ファイルの名前とかで判断すべし。

3. アドオンの削除

Firefoxのアドオン(about:addons)を開いて、「ask」だの「trovi」だの名前がついてるアドオンがあったら削除。
IEはメニューバーを表示→ツール→アドオンの管理 で変なものがないかチェック。と言うか僕はIEは基本的に使わないのでIEのアドオンなんか一つも入ってない状態が望ましい。

4. スタートページの修正

Firefoxの場合、メニュー→ツール→オプション→一般 の項目が書き換えられてるだけだと思うので修正。
IEの場合、インターネットオプション→全般 の項目を同じく修正。

5. コンテキストメニューの削除

Firefoxの場合(と言うか、ここが本題、先にFirefoxを終了させてから以下の作業を行う)
C:\Users\username\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\
以下にあるプロファイルフォルダを開き、そこのsearchpluginsフォルダを開く。
(上記が面倒なら前述のアプリ「everything」でsearchpluginsを検索してもたぶん問題ない。)
そこに、「ask-search.xml」なり「trovi-search.xml」なりと言うxmlファイルがあるはずなので、そいつを削除する。

ここまでで、Askだのtroviだのの怪しいものはいったんなくなってくれるはず。

オマケ. 上級者向けのアンチask対策

(※この項目のみ随時検査中、ベータ的な手法なので普通の人はやらなくて良い)
上記1-5の手順を踏んで一回綺麗にしても、油断しているとまたいつの間にやらインストールされるこれらのいやなツールを、できれば恒久的に削除する方法。

・hostsファイルの編集
ask.com等を0.0.0.0で返すよう書いておく(現時点では対応サーバの調査が面倒なので僕は保留してやっていない)
こうしておけば、勝手に設定入れ替わった時には404が返ってくるわけだから異常に気付くだろう。

・searchpluginsフォルダの書き込み権限の変更
そもそも、検索エンジンなんて早々変更するものでもないだろうし(僕はとりあえず初期設定のGoogleから変更する気はない)、searchpluginsフォルダに新しい検索エンジンの情報を書くことなんてないだろうから、このフォルダ自体への書き込み権限を停止してしまう。
詳細な手順を書き下すのは面倒なので、大まかな手順として、Windowsスマートチューニング (140) Win 7編: SendToフォルダへの書き込みを制限し、ショートカット自動生成を抑制する | マイナビニュースのリンク記事を参考にしてほしい。上記リンクの、SendToフォルダをsearchpluginsフォルダに読み替えて作業をすればいい。
具体的には、searchpluginsフォルダを右クリック→プロパティメニューからセキュリティタブを選択→詳細設定ボタンを選択→アクセス許可の変更を選択→Administratorsを選択して編集を選択→ファイルの作成/データの書き込みをチェックすれば良い(文章で書くだけではいかにもわかりづらそうだ)
これで、余計な検索エンジンが入り込む余地がなくなる。改めて自分で検索エンジンを入れたかったら、上記の「作成/データの書き込み」権限を一時的に外しましょう。

Xperia Tablet Zにガラスフィルムを貼ってみた

※このエントリ見に来る方は結構多いけど、写真も汚いし結構酷い環境で貼りかえしたりしてるので、あまり期待しないで読んでね。

Xperia Tablet Zは、最近マイナー?アップデートされてXperia Tablet Z2が発売された。
Zに比べて、薄くなったり、CPUやメモリが強化されたりしているのだけど、画面サイズと解像度は同じままに引き継がれた(液晶自体はTRILUMINOSというのにリファインされているのでより美しくなったらしい)。
僕は現在使っているSO-03Eを新機種(SO-05F)への買い替えは見送るけど、今回後継機の発表関連で一番うれしかったのは、強化ガラスシートがミヤビックスから発売になったことだ。前述のとおり、画面サイズが同じなので、SO-03EでもSO-05Fでも使うことができる。
今までは裸のまま、保護フィルムも貼らずに使っていたけどさすがに少し傷がつきだしていたので、ちょうど良いタイミングで貼り替えになった。
僕はビザビ本店で買ったけど、楽天とかでも取り扱いはじまってますね。

20140527-Xperia_1

保証機種はXperia Tablet Z2(SO-05F/SOT21/SGP511/SGP512)向けとなっている。
しかし撮影もいい加減だけど、フィルム貼り替えの場所とは思えない埃っぽさだな…これは後々苦労の原因になる。

20140527-Xperia_2

元々の飛散防止シールをはぎ取る。最初耳かきで角を削ってみたけどダメで、マイナスドライバーでめくった。
マイナスドライバーは本体にも傷がつきそうなのであまりお勧めしない。
すこしめくれそうになったら爪を使って無理やり剥がしてしまった。
※なんかZ2以降の端末でははがすのにものすごい力がいる、剥がしても糊跡が残る、みたいな情報があるようだが、SO-03Eに関しては剥がすきっかけさえ作ればそこまで酷い力で剥がすようなものでもないし、糊跡が残るようなこともありませんでした。

20140527-Xperia_3

フィルム剥がし始めの状態。この飛散防止シート、思ったより厚みがあった。これをはぎ取ると、『docomo Xi』のロゴはシートと一緒に剥がれてなくなってしまう。左上のSONYロゴはこのシートをはがしても残る。Xiロゴはかっこ悪いとかいう人もいるようだが、そういう人はシート剥がしを積極的におススメかも。

20140527-Xperia_4

強化ガラスシート商品の中身はこんな感じ。白い衝撃よけシートの中にガラス本体が、附属品として小さいマイクロファイバーシート(汚れを拭き取る)とエタノールのウェットのシート(これも汚れを拭き取る)が入っている。どちらも最低限の大きさしかないので、心配なら用具を揃えておいた方がいいと思う。
また、セロハンテープなども用意しておくとほこり取りに役立つかもしれない。

僕はシート貼りをなめてかかったので上記のような薄汚れた自室でやったのだけど、ホコリ入りまくりですごく苦労した。一応、ガラスシートは何度でも貼り直しできる(説明書では貼り直しは粘着性能が低下するからお勧めしないとある)が、何度やっても綺麗に貼れないので、結局水道のところまで持って行き、SO-03Eとガラスシート両方を洗剤を使ってよく洗った後、濡れたままの状態で貼り合わせてしまった。
SO-03Eはこういう時耐水だからありがたい(水道の水流はなるべく弱めにすること)。貼り合わせた後水が間に残っている状態だと、シートを軽く押すだけでも動くので、位置合わせのやり直しが楽な反面、乾くまで水平面で放置しないといけないので注意。
僕は貼り合わせたあと5時間ほど放置したら、代替かわいて次の段階へとなった。

20140527-Xperia_5

ひとまず貼りあわせ完了の図。左上のSONYロゴは見にくいが一応残ってます、中央下部のdocomo Xiロゴはなくなりました。
中央上部のインカメラのところは、特に切欠きなどありません。と言うか、ツライチでどこにもインカメラやセンサー用の切欠きがないので、SO-03E/SO-05Fの違いがないようです。

20140527-Xperia_6

仕上げにマイクロファイバーのクリスタルコートを。これ、Vaio TypePのために買ったからかれこれ5年ぐらいは所有しているけど、全然消費できない。

※全完成後のレビューは後日。
[2014.06.22 追記]
とりあえず一か月近く試行錯誤しての結論。
『自分でこのフィルムを貼って使うのは無理。フィルム貼り代行サービスに頼んだほうがいい。』
僕は一度失敗して再挑戦までしたのだが、上手に貼ることはできなかった。というか、結局水につけながら貼り付けることですきまに埃なんかが入らずに貼り付けることはできるのだけど、その後数日たつとガラスフィルムと本体の間に曇りのムラが発生してしまうのだ。最初は、一時的に発生しているムラで、しばらく置けば自然と消えていくかと思ったんだが、残念ながら2週間放置してもムラが消えることはなかった。ということで、残念ながら自前で購入して貼り付けるのは無理かなあと思います。

【spam対策】:さくらのレンタルサーバのfmlでスパム対策をする

うちの鯖ではメーリングリストを2件運用している。さくらのレンタルサーバがfmlをインストールしてくれてあるので、設置はとても簡単なのだが、今月に入ってそのうちの一つのMLでやたらスパムメールが飛び交うようになってしまった。
多分原因はメーリングリスト参加メンバの一人がウイルススパムに引っかかって、自分のアドレス帳に載っているメールアドレスを垂れ流してしまったこと。そのなかにメーリングリスト用のアドレスも入っていて、どこかで拾われたっぽい(ので僕のところには自分のアドレスとMLのアドレスと両方からスパムが増えてしまった)。
まあ、参加メンバがウイルスに引っかかったり、スパムをやらかしたりと言うのは責におえる話では無いし、そういう状況に対応してこそ自前で運用していることの最大のメリットであるべきだと考えているので、いろいろ設定を加えてみた。この記事はその備忘記事。

なお、この記事の内容はfml の SPAM 対策を大いに参考にしてもらった。と言うか、ほとんど抜粋でしかない。参考記事は決して新しい記事ではないようだが、参考元にもあるようにfml自体が相当に古いソフトでもあるので、参考記事の内容で充分であった。

スパムメールフィルタを通す設定にする

まずは必須の設定。さくらのレンタルサーバはspamassassinと言うベイジアンフィルタを標準搭載しているので、これはぜひ活用したい。
スパムアサッシンの設定はサーバ提供の初期設定でも構わないが、可能なら日本語環境向けにカスタマイズぐらいはしておきたい。
うちのサーバでのspamassassinカスタマイズ状況は、臨時対策:最近急に増えたスパムメール対策および2011年04月版SpamAssassinのベターな設定@さくらインターネットのレンタルサーバにまとめてあるので、そっちを参考にされたし。
で、SpamAssassinに対応する設定は以下の通り。

まず、/home/(user名)/fml/spool/ml/(ml名)/を開き、そこのconfig.phファイルとcfファイルに以下のコードを書き加える。
(config.ph:445行目ぐらいに設定があるのでコメントアウト外して追記しても、その辺りにコード追記でも構わない。もちろんどこに書いてもいいけど)

<code>
$USE_DISTRIBUTE_FILTER = 1;
&DEFINE_FIELD_PAT_TO_REJECT('X-Spam-Flag', 'Yes');
</code>

(cf:90行目辺りの# YOU CAN EDIT MANUALLY AFTER HERE. の後に書いておくのが無難だと思う)

<code>
USE_DISTRIBUTE_FILTER	1
&DEFINE_FIELD_PAT_TO_REJECT('X-Spam-Flag', 'Yes');
</code>

両方同じ設定を書いてあるように見えるけど、まあおまじないと言うことで両方書いておいた方がいい。また、同じように見えて;一個分表記が違うのでその辺は一応注意。たしかさくらのレンタルサーバ初期設定でも、うちのスパムフィルタ設定参考にしても、さくらのレンタルサーバ非公式FAQを参考にしても、X-Spam-FlagをYesにして判定しているのは同じはずなので、そこは気にしなくてもいいだろう。これで、fmlのフィルタ機能が有効になる。

次に、同じく/home/(user名)/fml/spool/ml/(ml名)/の、includeおよびinclude-ctlに以下のように書き足す。
(includeの場合)

<code>
"|/usr/local/bin/spamassassin |/home/user-name/fml/fml.pl /home/user-name/fml/spool/ml/fml-name "

# Multipart Canceler Filter by Yuao TANIGAWA 
#"|/home/user-name/fml/bin/multipart.pl |/home/user-name/fml/fml.pl /home/user-name/fml/spool/ml/fml-name "
</code>

(include-ctlの場合)

<code>
# ***ATTENTION***  --ctladdr options is stronger than "--distribute", 
# Hence even if config.ph has the setting &DEFINE_MODE(distribute),
# this "fml.pl ... --ctladdr" does commnads-service;
"|/usr/local/bin/spamassassin |/home/user-name/fml/fml.pl /home/user-name/fml/spool/ml/fml-name  --ctladdr"

# Multipart Canceler Filter by Yuao TANIGAWA 
#"|/home/user-name/fml/bin/multipart.pl |/home/user-name/fml/fml.pl /home/user-name/fml/spool/ml/fml-name  --ctladdr"
</code>

つまり、|/usr/local/bin/spamassassinを書き足す(上記コードではuser-nameおよびfml-nameを適宜修正すべし)。include-meadなんてファイルもあるが、これは書き換えても書き換えなくてもどっちでもいいだろう(エラーメール用のフィルタらしい)。これで、フィルタの中でSpamAssasinを呼ぶように設定が加わる。なお、参考記事では|/usr/bin/spamassassinとなっているけど、さくらのレンタルサーバではSpamAssassinの置き場所が違うのでそこは注意。一応SSHログインしてwhich spamassassinをして場所を確認しておいた方がいいかもしれない。

で、この二つを書き終えるとスパムからのfml投稿は拒否されるわけだけど、拒否された結果どこかの.spamボックスなどに残るのか、闇夜の彼方に消え去るのかはちょっと不明。時間があれば調査したい。

参加者以外の投稿を禁止

上記設定してあればほとんどのメールは食い止められると思うが、一部スパムフィルタをすり抜けるメールは存在するだろうので、ML登録者以外からの投稿は禁止してしまった方がいい。メーリングリストを介してスパムを垂れ流すなんて正直、管理者として赤っ恥もいいところなので、そんなメールはゼロにしたいと言う強い思い入れでもある。
なお、この設定をして何が困るかと言うと、ML参加者が複数のメールアドレスを所持していて、たまたまML配信先とは違うアドレスから投稿したら拒否された、と言うケースだが、fmlでは一応『配信可能なアドレス』と『配信されるアドレス』は別個に設定できる。設定はさくらのレンタルサーバコントロールパネルからでも可能だし、fmlの設定メニュー(makefml config ML)からでも可能だけど、めんどくさいので/home/(user名)/fml/spool/ml/(ml名)/にある
members→『配信可能なメールアドレス』
actives→『配信されるメールアドレス』
の一覧なのでこれに直接書き足した方が手っ取り早いと思う。で、管理者ですら知らないメーリングリスト参加者の保有メールアドレスへの対応はすっぱり諦めよう(余裕があれば棚卸調査のメールをMLに流してもいいとは思うが)。

で、以下のように設定を書き換える。/home/(user名)/fml/spool/ml/(ml名)/を開き、そこのconfig.phファイルとcfファイルを再び開きコードを書き換える。
(config.ph:90行目ぐらいと115行目ぐらいに設定があるので、書き換える。)

<code>
$MAIL_LIST                     = "fml-name\@$DOMAINNAME";
$PERMIT_POST_FROM              = "members_only";
$REJECT_POST_HANDLER           = "ignore";

$CONTROL_ADDRESS               = "fml-name-ctl\@$DOMAINNAME";
$PERMIT_COMMAND_FROM           = "members_only";
$REJECT_COMMAND_HANDLER        = "ignore";
</code>

(cf:26行目辺りからのアクセスポリシーの書き換え)

<code>
### Access Policy
MAIL_LIST                	lapis@$DOMAINNAME
PERMIT_POST_FROM         	members_only
REJECT_POST_HANDLER      	ignore

CONTROL_ADDRESS          	lapis-ctl@$DOMAINNAME
PERMIT_COMMAND_FROM      	members_only
REJECT_COMMAND_HANDLER   	ignore
</code>

これも両方設定は同じことなんだけどおまじないで両方書き換えで。要するにPERMIT_XXX_FROMをmembers_onlyに、REJECT_XXX_HANDLERをignoreにしている。参加者以外からのメールは拒否した上に無視する、と言うこと。無視にしておかないと、『spam業者がfmlにメールを投げる』→『fmlが拒否メールをspam業者宛てに返す』→『spam業者から文句のメールが返ってくる』と言うくだらない事態が起こるからだ。文句と言うのはReturned mail: see transcript for details(reason: 550 5.1.:User unknown)だったりWarning: could not send message for past 4 hours(454 4.7.1 : Relay access denied)だったりとまあいろいろ(と言うか文句言ってるのはspam業者の鯖じゃなくてうちの鯖か)あるのだけど、こんな無駄なキャッチボールしてても仕方ない。

この設定をしておくことで、少なくともfml参加者にスパムを垂れ流すことは防げるだろう。いや、さらにfml参加アドレスで詐称してスパムメール流して来たらどうすんの?とかなくもないけど、そこまでになったらその時考える。まあ、可能性として高いのは、『詐称されるアドレス垂れ流すほどリテラシーの低いそのML参加者の方になんらかの対策を促し、それが不可能ならそのML参加者を退会処置にする』とすべきかなあ。

不正メール受信時の警告メール抑制

上記まで終えるとスパムメールがメーリングリスト上に流れたり、スパムメールに対して無駄な応答をしたり、と言った処置には対応が済むのだけど、最後の迷惑モノとして、メーリングリスト管理者宛てに「不正メールが来たので報告しておきますよ」と言うfmlのおせっかい機能がある。まあ、そりゃfmlのソフトの挙動として不審なエラーを報告する義務は大事なんだけど、毎日そんな報告を何件も受けていても仕方ない。ので、このfmlおせっかい機能を無効にする。

これは直接ソースコードを書き換えるしかないので、/home/(user名)/fml/を開き、そこのfml.plファイルを開きコードを改変する。
(fml.pl:1833行目辺りからのIgnoreHandler関数の改変)

<code>
sub IgnoreHandler
{
    &Log("Ignored: \"From:\" field is not member");
#    &WarnE("Ignored NOT MEMBER article from $From_address $ML_FN", 
#	   "Ignored NOT MEMBER article from $From_address");
}
</code>

IgnoreHandler という関数定義の中の「WarnE」をコメントアウトする。

これでfmlへの迷惑なメールの対処は一応完了。

MAD CATZ M.O.U.S.9 MC-M9E-MB 簡単なレビュー

完全にマウス/キーボード漂流者になっているが、キーボードがBlueTooth使うならマウスだってBlueToothでいいじゃん、と言うことで前から気になっていたマッドキャッツの無線マウス、M.O.U.S.9 MC-M9E-MBを購入してみた。
マッドキャッツには完全ゲーミング用の無線マウスCyborg R.A.T 9 Gaming Mouseと言うのもあるが、これはほぼ毎日充電池を交換しないといけなさそうなので見送り。で、BT接続のこっちは一応一年間稼働するらしい(実際には一年稼働は単三のアルカリ乾電池での話で、僕は単三のeneloop proを使っているのでそこまでは持続しないと思う=ニッケル水素電池の方が電圧が低いから)。

[2015.01.11 追記]
購入から一年近く経ったので補足。電池に関しては、eneloop proでは一か月程度しか持たなかった。そして、これは電池交換時に気づいたのだがこのマウスで一番”華奢な”部分は実は電池蓋で、プラスチックの留め金がすれて劣化しやすい感じで、電池交換後ちゃんと電池を認識しなくて一度てんやかんや困ったことがあったので、結局メーカー推奨のアルカリ電池を使うことにした。で、アルカリ電池は半年以上使いまくってもまだ残量があり、メーカーのうたい文句は確かなようである。ので、ぜひこのマウスではアルカリ電池使用を推奨したい。
[2015.01.11 追記ここまで]

主だった比較対象は、現在併用運用しながらどっちをメインにするか迷っているLogicool G G602 Wireless Gaming Mouseと、退役した旧メインマウスのLogitech G7 Laser Cordless Mouse(僕のは海外輸入品なのでLogitech銘)になる。

まず持ってみて驚いたのが、M.O.U.S.9のがっしりした安定感。このマウス、メタルフレーム(アルミらしい)なのだ。今まで使ってきたマウスで、別にぐらつきとか柔さを感じたわけではないけれど、改めてアルミフレームのマウスと持ち比べをしてみると、あからさまに堅牢感が違う。もちろん、マウスの場合、堅牢感から起因するような将来的なヘタりはまず考えられなくて、壊れるとしたらクリックボタンの故障(チャタリング)だろうと思われる。ので、この堅牢感は不要と言えば不要なのだけど、それでもこの握った時の安心感は、高級キーボードで感じるだろう安定感と同じく、けっこうありがたく感じた。

それから、全体のボタン配置もなかなかよく考えられている。巷ではガンダムマウスとか呼ばれているみたいで、まあいかにもゴツゴツした印象のマウスではあるのだけど、左右クリック/ホイール以外のサブボタンもなかなか合理的に配置されていて、どのボタンも押しやすい上に誤爆するようなことも少ない。あえて言うなら、マウス全体のデザインがちょっと平べったいがゆえか、一番奥のボタンに相当する右クリックボタンが押しにくくて、ホイールスクロールをしている時に右クリックも一緒に押してしまう時があった(僕は右ボタン+ホイールクリック=いわゆるホイールジェスチャをブラウザでマウスジェスチャー登録していたので、この誤爆だけは結構多かった→結局ブラウザのホイールジェスチャを切ってしまった)が、その他のボタンはまず間違えようがない。そして、親指のところにある丸いボタン(精密ターゲットボタンと言う名称らしい)を押す感触がムニッとしていて気持ちいい。気持ちよくてなんか癖になる感触。また、左クリックの左脇に人差し指で押すボタンもあるのだが(ウィングボタンと言う名称らしい)これもすごくいい感触。この辺は素性の良さを感じさせる。

あと、僕は最初このマウスにはチルトホイールは搭載されてなくて、代替に親指が覆うあたりにある二つ目の横スクロールホイールを水平スクロールに使うのだとばかり思っていたのだが、これは勘違いだった。ホイールボタン(真ん中ボタン)は、ホイールクリック(真ん中クリック)、ホイールスクロール、左右チルトスクロールの基本機能がちゃんと全部備わっている。その辺頑張りすぎたためもあるのか、ホイールボタン周りは少し華奢なイメージを受けた。マウス自体の剛性の良さからか、他のボタンはそこそこしっかりした押し心地なので、ホイール周りももうちょっと硬い挙動でも良いかなあと言う感じ。

で、チルトホイールとは独立に提供されている水平スクロールだが、多機能すぎて今は何の機能に割り当てればいいのか困っている感じ。ズームアップ/ダウンでもいいだろうし、ボリュームアップ/ダウンでもいい。とにかく結構いろいろに設定できるので、これは今後煮詰めていきたいと思う。

その他、欠点と言うか弱点と言うかを上げてあげていくと、
・まず一つ目、マウスが平べったすぎる。これは個人の好みにもよるとは思う。G602辺りを普通の車として、M.O.U.S.9はスポーツカーみたいなのっぺりした平べったさだ。なので、マウスを握った時に手のひらに押し付けてくる感触がちょっと弱い。この辺は手の形・持ち方によって違うし、携帯性としては良い形状なので一概には言い切れない。
・二つ目、マウスを握った時に小指を置くスペースが余る。マウスの左側手前にはマウスの長さを変えるためのロック機構があるのだけど、それ以外の外装がないので、小指がこの辺でちょっとぶらぶらしてる。G602だと、小指の位置にもちゃんとつかむ部分があるので、変な遊びは感じない。
・三つ目、チルトスクロールが若干”鳴る”。キュルキュルと言う、潤滑油の足りてないねじを回すときのような音。一応マッドキャッツサポートに問い合わせてみたけど、若干の音が出るのは仕様っぽい。高周波すぎると耳障りだとは思うんだけど、そこまでではないし許容範囲内ではある。
・最後に、先にも書いたけど僕の持ち方が悪いのか、どうも右クリックを誤爆する。けっして右クリックのクリック感が弱いわけではなくて、人差し指をホイールボタンに動かした時の指の体制が若干窮屈なのだと思う。ホイールボタンがもう少し出っ張っていると誤爆が少ないのかもしれない。

なお、このマウスはおしりの部分をレバー操作で4段階ぐらい出し入れのサイズ変更ができる。個人的にはおしりをひっこめ切った状態は親指が押しやすくなるが若干右クリックの誤爆が増え、おしりを伸ばした状態では親指が押しにくくなり、小指のぶらぶら感が強い感じをうけるが右クリックの誤爆が減る印象だった。

それからもう一点付け加えると、このマウスはWindows7(うちではPro 64bitを使っている)では、基本的に汎用のBlueToothドングルでは認識しない。BlueTooth SMART READYと言うのに対応しているドングルを使う必要があるのだが、BlueTooth SMART READY対応ドングルを買ってきてもWindows7環境ではBlueTooth SMART READYが有効にならない。
よって、マウス本体に付属(内蔵)されている専用ドングルを使う必要がある。専用ドングルはペアリング等の設定も必要なく、Windows7環境でも普通に使えるが、このドングルをWindows7デバイスマネージャ上ではBlueTooth接続とみなしていないようなので、この専用ドングルに他のBlueToothデバイスをぶら下げることは不可能なようだ。まあ、要するに単に無線USBマウスと同じ感覚で使うと言う話になる。

—- 2014.03.24追記 —-
半月ほど使ってみたところでレビューの追記。

・右クリックの誤爆が多い件
半月ほどの使用でかなり慣れて、誤爆は減った。
使っているうちに気づいたのだけど、このマウスは『つまみ持ち』の方が扱いやすい。今まで僕は『かぶせ持ち』のやりやすいマウスを主に使っていたので、戸惑っていたようだ。個人的にはかぶせ持ちの方が好きなのだけど、まあマウスとの相性がいい持ち方に慣れる方向で。
『つまみ持ち』『かぶせ持ち』に関してはビジネス用途にハイエンドゲーミングマウスを参照のこと。マウスの高さがあると、手のひら~指の根元がマウスに密着し、指が比較的まっすぐ伸びた姿勢になるかぶせ持ちが、M.O.U.S.9のように背丈の低いマウスでは指の根元に空間が開き、指をくの字に曲げるつまみ持ちの方がよさそうだ。

・Bluetooth認識の挙動
このマウスがスリープになる前後の挙動。
マウスを放置して15分経つと、スリープモードの準備に入る。→ウィングボタンの下、精密ターゲットボタンの前方:左クリックボタンの脇辺りで青LEDが点滅する。1秒に一回点滅して、60秒点滅し終えると完全にスリープになるらしく、点滅が終わる。
スリープに入った後の復帰はものの1秒程度みたいなのでそれほど違和感はない。復帰直後の1、2秒の間は通信が安定しないのか、マウスの追尾が若干不安定に飛び飛びになるがすぐに正常に戻る。

・塗装が気になる
人差し指・中指を置いているあたりが、既に若干すれてきているような気がする…。少し変色しているような感じです。手の脂のせいかなあ? 季節も冬だしそんなに脂出てるとは思えないのですが。もしかしたら数か月程度でこの部分は塗装はげが起きるかもしれません。
[2015.01.11 追記]
約1年弱使ったけど、結局塗装はげはなさそうです。ただ、指の脂のせいなのか、少し変色していると言った現象に関しては、ウェットティッシュでふいても改善しないので、あまり気にせず使うことが大事みたいです。
[2015.01.11 追記ここまで]

[2016.12.12 追記]
約2年9ヶ月使ったところで、右クリックがチャタり気味になったのとホイールスクロールがうまく認識しなくなってきたので使用終了することにした。後継は同じ機種を買う事も検討したが終売していて中古を探すしかなく、Mad Catzは会社のゴタゴタもあって後継品も作っていないので、LogicoolのMX MASTER MX2000にすることとした。
最終的に、Firefoxが仕様変更で新しいタブを開くのにセンターボタンクリックしないとうまく開かなくなってしまい、センターボタンクリックを多用したのがホイールスクロールの誤動作にまで影響したのかなあと思う。左クリックボタンの耐久性は申し分なかったが、センターボタンや右クリックボタンの耐久性がそこまでなかったと。
外装に関しては、最後の方はさすがに若干の塗装ハゲや加水分解による粘りもあったけど、まだ使えないと感じるほどでもなかったのでよくできた製品だったと思います。

後継機種のレビューはこちら
Logicool MX MASTER MX2000の簡単なレビュー – ちゃたろうふぁんくらぶ
[2016.12.12 追記ここまで]

【spam対策】:最近急に増えたスパムメール対策

ここ数日、スパムメールを受ける割合が急速に増えた。
正しく言うとスパムメールフィルタ(SpamAssassin)をすり抜けて受信してしまうメールが増えた。
これはどういうことかと思い調べてみると、どうやら同一の手口のメール対策が不十分で、受信してしまうことが分かった。

Return-Path:
X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 3.3.2 (2011-06-06) on www302.sakura.ne.jp
X-Spam-Level: ******
X-Spam-Status: No, score=6.1 required=12.0 tests=BAYES_50,CONTENT_TYPE_PRESENT, HTML_MESSAGE,MIMEQENC,MULTIPART_ALTERNATIVE,ONLY1HOPDIRECT,ONLY1HOPDIRECTRIPE, QENCPTR1,QENCPTR2,RCVD_IN_SBL,RIPE_NCC,RP_MATCHES_RCVD,TOOLONGSTR, URIBL_JP_SURBL autolearn=no version=3.3.2
Received: from www302.sakura.ne.jp (ksav31.sakura.ne.jp [210.224.165.211])
by www302.sakura.ne.jp (8.14.5/8.14.5)
with ESMTP id s1PCK5ID038721 for <___@________.net>;
Tue, 25 Feb 2014 21:20:05 +0900 (JST) (envelope-from OnlineDoctorate-___=______.net@_alaskansmokedsalmonplus.com)
X-Nat-Received: from [202.181.99.22]:20402 [ident-empty] by smtp-proxy.isp with TPROXY id 1393330805.22619
Received: from net._alaskansmokedsalmonplus.com (net._alaskansmokedsalmonplus.com [77.81.108.140])
by www302.sakura.ne.jp (8.14.5/8.14.5)
with ESMTP id s1PCJhkJ038572 for <___@________.net>;
Tue, 25 Feb 2014 21:19:46 +0900 (JST) (envelope-from OnlineDoctorate-___=_______.net@alaskansmokedsalmonplus.com)
MIME-Version: 1.0
From: Online Doctorate
To: ___@______.net
Subject: Find the degree program for you.
Reply-To: replyto1@_alaskansmokedsalmonplus.com
List-Unsubscribe:
Message-ID: <5253142afb72bdd6c0db0751d4f7433d@_alaskansmokedsalmonplus.com>
Date: Tue, 25 Feb 2014 12:19:51 +0000
X-Anti-Virus: Kaspersky Anti-Virus for Linux Mail Server 5.6.45.2/RELEASE, bases: 25022014 #7301207, status: clean
X-Antivirus: avast! (VPS 140224-1, 2014/02/25), Inbound message
X-Antivirus-Status: Clean
Content-Type: multipart/alternative; boundary=”===============3635023624886176509==”
Content-Transfer-Encoding: 7bit

There is no text only message available for this email. Please use an HTML capable email client.
Unsubscribe from future emails: unsub1@_alaskansmokedsalmonplus.com

(HTMLパートは省略)

Return-Path:
X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 3.3.2 (2011-06-06) on www302.sakura.ne.jp
X-Spam-Level: **********
X-Spam-Status: No, score=10.9 required=12.0 tests=BAYES_50, CONTENT_TYPE_PRESENT,HTML_MESSAGE,MIMEQENC,MULTIPART_ALTERNATIVE, ONLY1HOPDIRECT,ONLY1HOPDIRECTRIPE,QENCPTR1,QENCPTR2,RCVD_IN_MSPIKE_L3, RIPE_NCC,RP_MATCHES_RCVD,TOOLONGSTR,URIBL_DBL_SPAM,URIBL_JP_SURBL autolearn=no version=3.3.2
Received: from www302.sakura.ne.jp (ksav51.sakura.ne.jp [219.94.192.131])
by www302.sakura.ne.jp (8.14.5/8.14.5)
with ESMTP id s1OAV2Tv091610 for <____@______.net>;
Mon, 24 Feb 2014 19:31:02 +0900 (JST) (envelope-from CookingSchool-___=______.net@jessicadegouw.net)
X-Nat-Received: from [202.181.99.22]:44918 [ident-empty] by smtp-proxy.isp with TPROXY id 1393237862.29202
Received: from non._jessicadegouw.net (non._jessicadegouw.net [31.220.43.158])
by www302.sakura.ne.jp (8.14.5/8.14.5)
with ESMTP id s1OAV1lg091606 for <___@______.net>;
Mon, 24 Feb 2014 19:31:01 +0900 (JST) (envelope-from CookingSchool-___=________.net@jessicadegouw.net)
MIME-Version: 1.0
From: Cooking School
To: ___@________.net
Subject: You won’t get in trouble for playing with food here.
Reply-To: replyto1@_jessicadegouw.net
List-Unsubscribe:
Message-ID: <5253142afb72bdd6c0db0751d4f7433d@_jessicadegouw.net>
Date: Mon, 24 Feb 2014 05:31:02 -0500
X-Anti-Virus: Kaspersky Anti-Virus for Linux Mail Server 5.6.45.2/RELEASE, bases: 24022014 #7276764, status: clean
X-Antivirus: avast! (VPS 140223-1, 2014/02/24), Inbound message
X-Antivirus-Status: Clean
Content-Type: multipart/alternative; boundary=”===============9001998848229897669==”
Content-Transfer-Encoding: 7bit

There is no text only message available for this email. Please use an HTML capable email client.
Unsubscribe from future emails: unsub1@_jessicadegouw.net

(HTMLパートは省略)

一部伏字にしてあるけどこんな感じのメール。SpamAssassinのフィルタがしきい値(うちは12に設定している)までカウントしていない。
手口としては、
・送信元サーバはいろいろ。偽装サーバではなくちゃんとドメインも存在していそう。
・Return-Pathのアドレスに受信したうちのアドレスが入っているので、ヘタに返信するとさらに多量のスパムを受け取ると思われる。
・メッセージ本文にUnsubscribeアドレスが入っているけど、ここにメール送ってもたぶんスパム100倍返しを食らうだろう。
・送信元サーバは様々だけど、Unsubscribeアドレスがどれも「unsub1@XXXX」になっているので、たぶん同一犯かなあ。

と言うことで、メッセージ本文中のUnsubscribeアドレスに送れ、の文章が同じことに着目して、private_prefsに以下の通り設定を追加してみた。
(user_prefs、private_prefsの設定し方については過去の記事参照。)

<code>
# For irregular spam.
rawbody  UNSUB1 /Unsubscribe from future emails/
describe UNSUB1 Unsubscribe adress is unsub1@example.net
score    UNSUB1 10.0
</code>

ついでに、今のprivate_prefsを他のところも抜粋して書いておくと

<code>
# 
# more information (default spamassassin rules)
# -- about : http://spamassassin.apache.org/tests_3_2_x.html
# 

# added 2011/04/15 by [chatarou] helped by [yoh]
# for checking SAKURA & MY MAIL's network.
# following IPs are anti-Virus Servers of SAKURA INTERNET (ksavXX.sakura.ne.jp)
trusted_networks 210.224.165.38 210.224.165.45 210.224.165.143 210.224.165.142 210.224.165.211 210.224.165.212 210.224.165.35 210.224.165.220 219.94.192.131 219.94.192.132 219.94.192.133 219.94.192.134 219.94.192.135 219.94.192.136 219.94.192.137 219.94.192.138 219.94.192.139 219.94.192.140 219.94.192.141 219.94.192.142 219.94.192.143 219.94.192.144 219.94.192.145 219.94.192.146 219.94.192.147 219.94.192.148 219.94.192.149 219.94.192.150 219.94.192.151 219.94.192.152 219.94.192.153 219.94.192.154 219.94.192.155 219.94.192.156 219.94.192.157 219.94.192.158 219.94.192.159 219.94.192.160 219.94.192.161 219.94.192.162 219.94.192.163 219.94.192.164 219.94.192.165 219.94.192.166 219.94.192.167 219.94.192.168 219.94.192.169 219.94.192.170 219.94.192.171 219.94.192.172 219.94.192.173 219.94.192.174 219.94.192.175 219.94.192.176 219.94.192.177 219.94.192.178 219.94.192.179

#replace_tag MYMTA ((mail|www)\.chatarou\.net)
#trusted_networks 127.0.0.1 192.168.0.1/24

# I receive very few Japanese spam mails, allmost all of spam mails are come from foreign countries.
# so changes some socres of Japanese mail's rule. :2011/04/26 by [chatarou]
score ISO2022JP_CHARSET -2.0
score ISO2022JP_BODY -2.0

# 
# We use SAKURAWEB as SMTP. so the following rule has no meanings. : 2007/12/21 by [chatarou]
# 
score SAKURAWEB 0.0

# For RAKUTEN Mail.
header   RAKUTEN_INFO Subject =~ /\!Z3ZE7\!\[/
describe RAKUTEN_INFO Rakuten Mail
score RAKUTEN_INFO -5.0

# For SONY Info Mail.
header   SONY_INFO From =~ /info\@e\.crmstyle\.com/
describe SONY_INFO SONY Info Mail
score SONY_INFO -5.0

# For irregular spam.
header   VIRTUAL_VEGASCLUB From =~ /Virtual VegasClub/
describe VIRTUAL_VEGASCLUB Virtual VegasClub
score    VIRTUAL_VEGASCLUB 5.0

header   LINKEDIN Subject =~ /LinkedIn/
describe LINKEDIN LinkedIn
score    LINKEDIN 5.0

header   PAYROLL Subject =~ /Payroll Invoice/
describe PAYROLL Payroll Invoice
score    PAYROLL 50.0

header   IRREGULAR_RETURN_PATH Return-Path =~ /\-___\=example\.net/
describe IRREGULAR_RETURN_PATH Return-Path contains (-___=example.net)
score    IRREGULAR_RETURN_PATH 6.0

rawbody  UNSUB1 /Unsubscribe from future emails/
describe UNSUB1 Unsubscribe adress is unsub1@example.net
score    UNSUB1 10.0


# 
# "FERA" ,or "DYN_FERA" is defined & scored as porn word by [yoh].
# but, "FERRARI" is not porn word for [chatarou]...: 2011/04/16 by [chatarou]
# 
rawbody  FERRARI /\%U\%\'\%i\!\<\%j/
describe FERRARI  Ferrari (maybe F1 WORKS TEAM)
score    FERRARI -0.1

#'

rawbody  MCRALEN /\%\^\%\/\%i\!\<\%l\%s/
describe MCRALEN  Mcralen (maybe F1 WORKS TEAM)
score    MCRALEN -0.1

meta  F1_MAIL FERRARI && MCRALEN
score F1_MAIL -4.0

# 
# Other Virtual Domains(chatarou.sakura.ne.jp, www302.sakura.ne.jp) are not used on mailservice. : 2011/04/24 by [chatarou]
# 
header   FAKE_VDH_TO To =~ /\@(chatarou|www302)\.sakura\.ne\.jp/
describe FAKE_VDH_TO To:  @(chatarou|www302).sakura.ne.jp
score    FAKE_VDH_TO 5.0

# 
# Other Virtual Domains are used by spammers as fake from-address. : 2011/04/24 by [chatarou]
# 
header   FAKE_VDH_FROM From =~ /\@www302\.sakura\.ne\.jp/
describe FAKE_VDH_FROM From:  @www302.sakura.ne.jp
score    FAKE_VDH_FROM 5.0

# 
# Spammers frequently writes "Nothing" in To:header. . : 2011/04/24 by [chatarou]
# 
header   NOTHING_TO_HEADER To =~ /!@/
describe NOTHING_TO_HEADER To:  Nothing
score    NOTHING_TO_HEADER 5.0


# 
# Default postmaster is used by almost only spammers. : 2008/06/20 by [chatarou]
# 
header   POSTMASTER_TO To =~ /postmaster\@example\.net/
describe POSTMASTER_TO To:  postmaster@example.net
score    POSTMASTER_TO  5.0

# threshold level down from 10.0 to 8.0 2011/04/13 by [chatarou]
# threshold level up to 12.0 2011/04/18 by [chatarou]
required_score 12.0
</code>

こんな感じになっていた。一応判定基準等をメモっておくと
・楽天とソニーはやたら危険な文字列をメール本文に盛り込むせいで、しょっちゅうスパム行き誤判定を食らっていてかわいそうだったので、救済措置をつけた。
・VIRTUAL_VEGASCLUBってのは一時期スパムフィルタをすり抜けて来ていたメールだけど、最近見かけないが設定放置。
・LINKEDINも同様。って言うかうちでNGにしてるって、LINKEDINは過去にどんな変なメール送ってきていたのやら。さっぱり記憶なし。
・PAYROLLって言うのは2013年末ごろから頻繁に見かけるようになった気がする。これはスパムメールではなくウイルスメールなので、絶対に受信拒否。
・UNSUB1は今回追加のルール。IRREGULAR_RETURN_PATHも今回の対策に反応するように書いた予備のルール。
・FERRARI、MCRALEN、F1_MAILの理由は以前の記事で書いたので省略。以降の設定も以前の記事と同じなので省略。

僕は臨時で困ったときのみ対策をするけど、こういうのを常にチェックしていて日本語用スパムフィルタ設定ファイルを書いているyohさんには頭が下がるなあと思いました。