去年の9月にAdobe CCをコンプリートプランに変更していたのだけど、やっぱ月額負担2980円(今年9月以降なら4980円)の負担は大きいので、Photoshop/Lightroom以外のアプリはAdobe CS6の買い切りプランを入手して、CCプランをフォトグラフィプランに戻した。今回もいつものように備忘メモ。
今回は、前回の記事
【備忘】:Adobe CCを「フォトグラフィプラン」から「コンプリートプラン (特別提供版)」に変更してみた – ちゃたろうふぁんくらぶ
を見て、カスタマーセンターにはアドビチャットサポート でお願いすることを挑戦。
サポートへの問い合わせ画面から、『製品:Adobe Creative Cloud』、『サポートの種類:プランの契約・解約、支払い、アカウント』、『プランの解約』と進み『問題が解決しない場合のお問い合わせ』から「CCのプランをコンプリートからフォトグラフィに変更したい」と書き込んでスタート。
こんな感じでチャット画面が開いて、担当さんとお話をしていく。チャットの技術にAdobe CQ5を使っているらしい(どうでもいい)
で、チャットの場合、ユーザ側にもログが残るのが良い。テキストでコピペも出来るし、上記スナップショットの下にあるようにチェックを入れるとサポート終了後にメールで内容を受け取ることもできる。
チャット
お客様のケース番号: 02154XXXXX chatarou
問題に関して、現在までにアドビが把握している事は以下の通りです。関連事項:Creative Cloud 変更
プランの契約・解約、支払い、アカウント 変更
メンバーシップの変更、更新 変更
ご利用いただきましてありがとうございます。ただいま、先のお客様の対応をおこなっています。恐れ入いりますが今しばらくお待ちください。
お待ちの間、アドビのエキスパートも参加しているコミュニティフォーラムもあわせてご利用ください。
あなたは現在’Adobe担当 XX’と会話モードに入っています。
9:37:33 Adobe担当 XX:
大変、お待たせ致しました。
アドビカスタマーサービス担当のXXと申します。
よろしくお願いいたします。
ただいま、ご入力いただいたお問い合わせ内容を確認しております。
少々お待ちくださいませ。
9:37:41 Adobe担当 XX:
お問合せの件につきまして、お客様のご契約情報を確認いたしますので、
以下の情報を教えて頂いてもよろしいでしょうか。
すでに事前入力で一部承っておりますが、お間違いがないかを確認しますので、
念のために再度ご入力をお願い致します。
・Adobe ID(メールアドレス)
・お名前フルネーム(フリガナ)
・お電話番号
・ご住所
お手数おかけいたしますが、よろしくお願い致します。
9:37:58 chatarou:
Adobe ID:hogehoge@_chatarou.net
9:38:12 chatarou:
名前:chatarou
9:38:23 chatarou:
電話番号:090-XXXX-XXXX
9:38:37 chatarou:
住所:__________
9:38:52 chatarou:
以上でよろしいでしょうか
9:39:07 Adobe担当 XX:
ありがとうございます。
ただ今、確認させて頂きますので、少々お待ちください。
9:43:47 Adobe担当 XX:
恐れ入ります。
ただ今、確認させて頂いておりますので、もう少々お待ちください。
9:49:25 Adobe担当 XX:
大変、お待たせ致しました。
こちらの件につきましては、新たに買い直しが必要となってまいります。
こちらは、アドビストアにてお電話ですぐに購入が可能です。
お手元に下記の情報をご用意のうえ、
フリーダイヤルまでご連絡をお願い致します。
なお、違約金や返金等はございませんが、
新たな契約のご入金をしていただかない場合は、違約金が発生する事がございます。
合わせてご連絡の際に下記の番号を担当者へお伝えください。
番号をお伝えいただくことにより、スムーズにご対応させて頂きます。
——————————————————-
■お客様のユーザID:01843XXXXX
■お客様専用受付番号:XXX
——————————————————-
アドビストア:0120-61-3884 ガイダンス「1」番(平日9:30~20:00)
—————————————————————-
9:50:12 chatarou:
今のコンプリートプランは自動で解約と言うことでしょうか?
お客様とのチャットサポートお問合せ記録は hogehoge@_chatarou.net へお問合せ終了後に送信されます。
9:53:13 Adobe担当 XX:
こちらにつきましては、上記の窓口にてお問合せ頂ければ、
解約と新たなご契約の手続きを同時にさせて頂きます。
お手数おかけいたしますが、よろしくお願い致します。
9:53:36 chatarou:
わかりました。ありがとうございました。
9:53:53 Adobe担当 XX:
恐れ入ります。
本日はお問い合わせ頂きまして、ありがとうございました。
また、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
Adobe では、チャットの履歴をメールでお受け取り頂けるサービスをご用意しております。
「チャット終了時にチャットの記録を電子メールで受け取る。」と表示されている場合、
画面下部のチェックボックスにチェックを入れて頂ければ、後日メールにて送信されます。
ご希望に応じてご利用くださいませ。
また、チャットを終了する場合はブラウザを閉じて頂きますようお願い致します。
またのご利用をお待ちしております。
こんな感じでやり取りが行われる。所要時間は15分ぐらい。
その後、アドビストアへ電話。アドビストア購入窓口は無料通話なので多少は待たされてもあまり気にならない。で、5分程度でオペレータにつながった後、事情とさっき書かれてたユーザID、受付番号を伝えると受付完了。『30分ぐらい待機しててね、電話で折り返します』となる。
30分後ぐらいに電話が来て、もう一度やり取り。手続き上は『プラン変更』ではなく『プランの解約と新規契約』になるので、クレジット情報を伝え直したりする手続きが必要。で、まあ完了。
今回チャットサポートを利用してみての感想は、
■待ち時間はたぶんチャットサポートの方が短い。そして、電話サポートは通話時間の長さで結局1000円近くかかるので、無料のチャットサポートの方が良い。
■全体の手続きが終わるまで、今回はコミコミ1時間程度かかった。標準的にはこのぐらいの時間はかかるのだろうと思う。
■『プランの変更』ではなく『プランの解約+新規契約』になるので、違約金はどうなるの?(通常の解約は残り契約期間の半額分かかる)と聞いたところ、『実質的にプランの乗り換えになる今回のような手続きでは、違約金は発生しない』とのこと。
以上、メモ。
DMC-LX100にお似合いのケースを探す – ちゃたろうふぁんくらぶ の記事の続き。
Panasonic Lumix DMC-LX100にあうケース探し
まずは、前回紹介しただけで撮影しなかったものをちょっと写真付きで。
まずはSunbrellaのこのバッグ。
ふだんケータイと財布だけ入れて持ち歩くにはもってこいのバッグなのだが、
こんな感じでLX100はどーがんばっても収納できない(笑)。
あと、このキヤノン×アルチザン・アーティストのインナーバッグは、
こんな風にコンデジ2個+アクセサリー、または標準レンズ付き一眼レフ+交換レンズまたはコンデジ、アクセサリーなどを入れるのにちょうどいい。が、LX100単体で持ち歩くにはちょっとでかすぎるわけで。
で、今回紹介するのがsuono(スオーノ)のPQS-003、PENTAX Q-S1 標準ズームレンズ用 カメラケースである。
試しに標準状態のLX100を入れてみると、
こんな感じ、
こんな感じ、
こんな感じで、若干きつめではあるかな? とは思うけど、まあまあいい感じである。僕が想定で計算した時に、EVFの厚みを無視していた分、奥行きが若干狭く感じるのかもしれない。
なお、僕が愛用するスタイルの予定の43-58mmステップアップリング+タムロンレンズキャップをDMC-LX100に装着すると
こんな感じでさらに奥行きが狭く感じるので、もう1サイズ大きいバッグを選んでも良かったかもしれない。まあ、実際に手に取って大きさを確かめられるわけではないので、選び方としてはこの辺が難しくて限界かな。
DMC-LX3のフィルター周りをちょっと改造
ついでに、さっきから当然のように書いているフロントリングにステップアップリングをかませている改造だが、この辺もちょっと写真付きで紹介。
これが見慣れた標準スタイルなのだが(写真がほこりまみれなのは僕が物撮り下手なうえに無頓着だからである)、この鏡胴の出っ張りに比べてキャップが小さいスタイルが僕は気に入らなかった。ので、ステップアップリング43-58mmを挟んで大きいレンズキャップを装着しているのだが、
なんかほとんどの人には「こんなん見栄え変わってねーよ!」って言われそうでもあるが、僕は満足しているのである。ただし、このステップアップリングを装着するには実はひと手間を加える必要がある。
新しいカメラを買った:Panasonic DMC-LX100、所感・雑感 – ちゃたろうふぁんくらぶ
にもチラリと書いたのだけど、実はステップアップリングが0.5mmぐらいと言うほんの微妙な間隔で、うまく装着できないのだ。ステップアップリングをめいっぱい閉めこむと、レンズの方が引っ張られて手前に来る影響か、電源が正常に落ちなくなる。また、電源が正常に落ちる程度にステップアップリングをゆるくはめ込むと、今度はリングがグラグラして固定できなくなるのだ。
仕方なく最初はLX100のフロントにある化粧リング(オート開閉キャップなどを装着できるようマウント構造になっている)を外して使っていたのだけど、ちょっとかっこ悪かったのでもう少しまともになるよういろいろ手を加えてみた。
最初のアイデアは、2ちゃんのデジカメ板で他の人が挑戦していた、「43mmフィルターを一枚かます」と言う技。43mmフィルターを買ってきて、邪魔なフィルターガラスは外してしまって、43mmの薄い延長筒とするというアイデア。
やってみたら、今度はフィルター枠が厚すぎて、ステップアップリングとの隙間が目立って個人的にはかっこ悪いという結論に達した。一応、これでも薄枠フィルタと書かれた奴を選んだのだけどね。
で、これだけで諦めるのは残念なので、フィルターをサンドペーパーでこすって薄くしてみた。
フィルターの先端側を削って、地の銀色が見えているのが分かるだろうか。
で、1mmほど削ってみて再装着してみたが、今度は削りすぎたのか、フィルターのねじ切り部分が不足してグラつくようになってしまった。しかもこれでもステップアップリングと鏡胴の間の隙間は残ってしまう。 のでこの案はボツ。
次に、ステップアップリングの根元に何かはめモノをすることで0.5mm分の装着を何とかしようというアイデアを思い付いた。
こんな感じに、クラフトワーク用の糸(普通の裁縫糸より少し太い)を一周巻きつけてみた。普通の裁縫糸を巻くのなら数周巻いた方がいいと思う。
結果的に、こっちは大成功。鏡胴が綺麗なツライチになったうえに、ぐらつきもなくなりました。めでたしめでたし。
さらにオマケ。手元に、八仙堂の58mm延長筒(継手リング) があったので、フード代わりに装着してみたの図。
なんか無駄に精悍な格好になった。この状態で、ズーム全域でケラレはないので、フードとしてなかなか有効な印象(残念ながら広角端、換算24mmの最短距離付近で若干ケラレがあったので対策検討中)。ただ、さっきも書いた通りステップアップリングを挟むだけでキツキツになるsuonoのケースに、このフードをつっくけるとほぼ入らなくなるので、アイデア倒れではある。(むしろ、サイズに合ったsuonoのケースを買い直すべきか?)
ちなみに、標準状態で電源を入れてレンズが飛び出した姿がなんか間抜け、と言われているLX100だが
こんな風にステップアップリングを装着したり
こんな風にフードが装着されたりしていると、だいぶビジュアルがマシに感じられないだろうか?
写真のファイルネームの重複を防ぐ
これはオマケの備忘。僕が使っているペンタの一眼レフは、写真のデフォルトのファイルネーム(連番の前のヘッダ部分)が変えられる。そこで、僕はファイルネームヘッダを『K5_0+4桁連番』と設定して使っている(撮影総枚数が1万を超えたらK5_1とインクリメントすることで、10万枚まで命名できる)。
が、一方で僕が持っているパナのコンデジ、DMC-LX3とDMC-LX100はファイルネームヘッダが『P101+4桁連番』に固定されてしまっており、これをそのまま使っていくと将来(と言うかすぐに)両方のカメラのファイルネームが重複してしまう。これは不便だ。世の中の人は撮影終了後、PCに移すたびにEXIF情報からリネームすることで運用している人もいるらしいが、僕にはちょっとそれは面倒に覚えた。
そこで、DMC-LX100の方をちょっと細工して、重複が起こらないようにしてみた。
やり方は簡単。SDカード内の『DCIM』フォルダの下にある『101_PANA』などのフォルダ名を『501_PANA』と変更してしまい、さらにそのフォルダの下の一番最後のファイルを『P5010001.JPG』などとリネームしてしまえばいい。これで、以降このカメラで撮影されたファイルは『P5010002.JPG』~と連番になっていくので重複は起きないというわけだ。
僕は2台しかなかったのでファイル名分割を半々にしてしまったが、3台ある人は2台目を『401_PANA』、3台目を『701_PANA』などと変更して運用すればいいと思う。
なお、デジカメの中のディレクトリ命名・構成のルール、ファイル命名のルールはDCFと言うルールで規定されていて、現在はDCF Ver.2.0 が発効されている。ざっくりと読んでみると、ディレクトリ名は『3桁数字+自由名4文字』、ファイル名は『自由名4文字+4桁連番』となっている。どっちも自由文字で使えるのは[0-9A-Z_]である。ディレクトリの数字は100~999まで(000~099は使えない)、ファイルの数字は0001~9999まで(0000は使えない)、ファイル名の最初の文字に『_』は使えない(先頭文字_はAdobeRGB空間などのDCFオプション色空間のファイルであることを示す)などが主な規制で、他は割と自由に設定しても構わない。のだから、ファイル名の頭文字列とか個別のカメラで自由に設定できる(ペンタの一眼レフのように)すべきだと思うのは僕だけだろうか。
DMC-LX100のお似合いケース、ちょっとした改造をさらに追求した – ちゃたろうふぁんくらぶ に続く。
作者は僕も一応顔見知りの方である。
作者の方はもともと地球物理関係の学部を出た計算機屋さんで、地質学関係の教室で研究をして、この著作は気候学に近い分野で、とまあこの作品は地学分野を非常に横断的に扱っているので、この本は素人にはちょっと難しいかもしれない。決して、難しい計算式が出てくるとかそういうことではないのだけど、地球物理的知識を要求したり、惑星科学的知識を要求したり、古生物学的知識を要求したり、となっているので、高校で地学をある程度きちんと履修した人や、大学の一般教養でこの話題にちょっと関心を持った人、なんかが読者のターゲットにあたるんじゃないかなあと思う。
この本の中身は、表題の通り地球が凍った、と言うお話である。つまり、地球全体がでっかい雪だるまになっちゃった! と言うもので、ちょうど西暦2000年頃(今から15年ほど前)に新しいアイデアとして学会などで扱われるようになった新説。
過去の地球の歴史を解いていくと、過去の地球の一時期に地球全体が凍結して、今は北極や南極、高山などにわずかしかない氷河が、なんと赤道まで覆っていた、と言うことがわかってきた。なお、『それって氷河時代じゃないの?』と思うかもしれないが、氷河時代は確かに氷河が広く発達するような時代ではあるけど、例えば日本あたりの緯度では完全には凍結しない程度の温度状況なので、氷河時代を大幅に拡張した概念である。
調査の結果、過去の地球には数百~数千万年ほども継続する全球凍結(スノーボールアース)状態が、数回、のべ1億年分ぐらい(地球自体の歴史は46億年なので、地球の歴史期間のうち2%ぐらいの時間で)起こってきたということがわかってきた。
この本の要点は2+1点かなあと思われるので、それぞれの要点について概略を。
要点の一つ目は、『どうやって地球は全球凍結状態に陥るのか、そしてまた地球はどうやって全球凍結状態を脱するのか』である。この疑問(と合わせて『そもそも本当に地球は全球凍結などしたのか』と言う疑問)を解くのは非常に難解である。
なにしろ、まず「地球が全球凍結した証拠」を探すことからして難しい。この本では地球凍結イベントが地球の歴史を通じて3回ほど起こったと考えているが、一番新しい「マリノアン氷河時代」ですらも、今から約6億年も前のお話なのだ。なお、日本で一番古い岩石は美濃地方にあるおよそ5億年前のものと言われているから、少なくとも日本ではどこを探しても全球凍結の証拠は見つからないわけだ。日本では見つからないけど、世界的に見ると大陸、それも大陸中心に近い領域に行けば古い岩石が残されているケースが多く、著者はそれこそ地球中を飛び回って証拠探しをしているのだと思われる。
そして、「全球凍結を起こす/脱出する原因」だが、これはなんと昨今の地球環境問題でも話題の「二酸化炭素」である。もっと言ってしまえば二酸化炭素の温室効果によって、地球表面でのエネルギー収支がどういう変化を起こすか、と言うことになる。この辺の議論はなかなか難しくて、そもそも地球に届くエネルギー源である太陽に関して、古い太陽は今よりも暗かった話だとか、地球を太陽が照らしても光が反射して逃げてしまう(アルベド)話だとかも組み合わせて慎重に議論しなければいけない。また、今の地球環境問題では二酸化炭素を増やしているのは人間の活動だけど、過去の(人間などいない)地球で、果たして誰が大気中の二酸化炭素を増やしたり減らしたりしたのか? などなど問題が山積である。これらの疑問を解決するには、ぜひ本書を熟読してほしい。
要点の二つ目は、『全球凍結イベントと生命の進化の歴史』である。唐突に生命なんて出てきて? と思われるかもしれないけど、この本を読めば分かるのではないかと思うけど、地球で生命が進化するにあたって、スノーボールアースが果たした役割は非常に大きそうだということがわかっている。例えば原生代のヒューロニアン氷河時代(約22億年前)ごろに、地球では大気中の酸素が劇的に増えて『呼吸する生物』が出現しただろうことがわかっているし、原生代エディアカラ紀の直前に起こったマリノアン氷河時代(約6億5000万年前)の直後にはエディアカラ生物群の大爆発と言う生命進化の一大イベントが起こった。おそらくこういった生命の進化に、全球凍結イベントは切っても切り離せないものではなかろうか、と言う話が散見される。
また、逆のことも言える。つまり全球凍結で地球の水がすべて凍ってしまえば、生命と言うのは絶滅してしまうのではないか、と言う話である。しかし、現在の研究では少なくとも30数億年生命は途切れることなく進化してきたことがわかっており、全球凍結中に生命が生き残る手段としてソフト・スノーボールアースと言う概念が導入されて議論されている。これら生命の進化と切っても切り離せない全球凍結についてもぜひ本書を読んで知識を身につけてほしい。
要点の+1は、本書では最終章に控えめに取り上げられているのだが『地球以外での生命の存在に関わる議論にこの著作が与える影響』である。今、まさにこの記事を書いている今日、たまたまNHKのクローズアップ現代で『土星の衛星、エンケラドスで地球外生命が見つかるかもしれない』と言うトピックが扱われた。が、このエンケラドスは星の表面が氷で覆われている『全球凍結状態』なのだ。と言うことは、地球での全球凍結イベントを詳しく調べることは翻って、宇宙にあまたあるといわれる氷惑星(または氷衛星)での生物の存在の可能性の議論に大きな影響を与えることになるのだ。
これだけ地学分野に大きくまたがって夢を与える話は、なかなかないことなので興味を持った方は是非読んでみてほしい。途中、見知らぬ言葉が出てきても今はネットで検索! で補足知識を加えることもたやすいので、ぜひ最後まで熟読してみることをオススメする。
さて、今回はDMC-LX100向けのカメラケース・バッグ類を探してみた。基本的に自分がネットの海をさまよって探したものだけど、商品紹介が主なのでちょっとアフィリエイトリンク多め、商品写真の無断引用多め、で。
僕はDMC-LX3の時は、最初いわゆる『チョークバッグ』を使っていた。岩登り(ボルダリング)をする人が、手が滑らないようにつけるチョークを入れてるバッグで、腰に取り付けるタイプの奴。その後、ハンドメイド(自作)でLX3専用ケースを作ってそれを愛用していた。
↑手作りのバッグはこれ
で、LX100ではどうしたものかと悩んでしまったのである。パッと見るとLX3と比べて大して変わらないじゃないか、と思ったのだがよくよく使ってみると意外にサイズ差があり、特にレンズ部分の飛び出しが(僕がステップアップリングとタムロンレンズキャップを使っているのもあって)かなり大きく、チョークケースには入らなかった。
そこで、新しいバッグを模索してみた。他の荷物と合わせて持ち出すときには、ARTISAN&ARTIST(アルチザンアーティスト)のACAM-7100があるので、もうちょっとミニマムな持ち出しを想定して、「DMC-LX100 + 財布 + 携帯電話」ぐらいをささっと持ち出す、そんなものを想定した。
持ち出す品のサイズは、長財布(190mm x 95mm x 厚み少々)、スマホ(180mm x 90mm x 厚み少々)、デジカメ(120mm x 66mm x 厚み65mmほど)、といった感じ。
最初に探し出したのは、『シザーバッグ』。床屋さんや美容院の人が仕事中にはさみ等を入れて腰に下げている、アレである。チョークバッグよりは若干大きいので、スマホ+財布は確実に入りそうである。
amazonなんかでシザーケース、シザーバッグなどで検索するといくつも商品がヒットするがこの手の製品は写真写りに比較して実物が意外に安っぽかったりなんかするので、とりあえず僕がカバン類を買うときは第一選択肢にしているARTISAN&ARTISTから製品を見繕ってみると、↓などが検索にかかった。
プロ用ウエストバッグM PM-02|ウエストバッグ|ARTISAN&ARTIST*ONLINE SHOPPING
2WAYウエストバッグ PM-10|ウエストバッグ|ARTISAN&ARTIST*ONLINE SHOPPING
で、なかなか良いなーと思っていろいろ妄想シミュレートしてみたけど、結局厚み的に入らないんじゃないか、と言うことで断念した。僕の手元に似たような感じのf.64製のsunbrella fabricのカメラバッグを持っているのだけど、これに財布とスマホは入るけど、カメラは(単独でも)入らないのだ。と言うことで、このアイデアは残念ながら終了。おそらく、想定カメラがソニーのRX100系列ならちょうどおさまったんじゃないかと思う。
次に検討したのは、いろいろなサイズのバッグをラインナップしていることで有名なVanNuys(バンナイズ)。とにかくいっぱい商品が掲載されているので、お目当てになりそうな商品を探すのは大変だった。商品によってサイズがちゃんと書いてあったりなかったりするのは、ちょっと構成的によろしくないサイトだなあなどと思いつつ、↓の二つの商品をピックアップしてみた。
バンナイズ / デジアナ 格納庫 -9 Teddys Model / T1-E ( 低反発 クッション材 底パット 入り )
バンナイズ/ミニ301/50%/60%新色 ■バンナイズWebShop
だが、結局どっちも僕は検討外とした。バンナイズはいろいろパーツを取り外したり付け加えたりできるレゴブロック的な面白さが魅力なのだと思うのだが、このサイズのバッグではそのせいでゴテゴテしすぎて、ちょっとミニマム感が足りない、と感じたのだ。
で、結局落ち着いたのは「やっぱりカメラを持ち出すときは素直にARTISAN&ARTISTのACAM-7100を使おう」と言う、安直なものになってしまった。ただし、裸でカバンに突っ込むのもどうかと思うので、インナーバッグ的なものが欲しいな、と言うのをもう少し追及してみた。
最初に目星をつけたのはARTISAN&ARTISTのカメラポーチ。
ACAMシリーズ(カメラポーチ) ARTISAN&ARTIST*ONLINE SHOPPING│アルティザン&アーティスト公式ショップ│化粧ポーチ・バッグ・カメラバッグ通販
これは似たようなポーチでキヤノンと協業したPA-E4BWと言うのを持っているけど、こっちはちょっと大柄なので純正の小型のがいいかなあと思ったのだ。
がACAM-75にせよACAM-76にせよちょっとサイズ感が大きいかなあと言うことで今回は見送った。でもそのうちこれらポーチはふとしたはずみで買ってしまいそうな気もする。
次に、いわゆる『ラッピングクロス』にも目を向けてみた。基本的にただのハンカチと言うか一枚布だけど、厚みと柔らかみがあってそれでカメラをささっと包んでしまおう、と言う商品。
まずはやっぱりARTISAN&ARTISTから。ACAM-80と言う商品。高いわ。
カメラアクセサリー ACAM-80 ARTISAN&ARTIST*ONLINE SHOPPING│アルティザン&アーティスト公式ショップ│化粧ポーチ・バッグ・カメラバッグ通販
そんな値段を出さなくても、ソニーのラッピングクロスで充分に品質は賄えると思う。
LCS-WR2AM | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
この辺も候補にいれつつ。
あと、cottaと言うブランドの本革ソフトケースは写真でもDMC-LX100を使っており良さげかなあと思ったけど、LX100専用とか言ってるところもある割にはちょっとブカブカ感があるのでこれは見合わせ。
で、結局最後はsuono(スオーノ)のカメラケースにした。スオーノもファブリック感が好き。残念ながらDMC-LX100用はないのだけど、サイズをもとにいくつか製品のスペックを見た結果、PENTAX Q-S1用がサイズ的によさそうと言うことで、ココア・ベルギーモカ色を購入。
他にも、↓のような色もあるので参考に。
また後日、実際に買ったインプレをしてみたいと思います。
2016.04.20追記
2016年版で同様の比較記事を書いたので、合わせてお読みください。
dマガジン掲載の「週刊ダイヤモンド(抜粋版)」を完全版と比較してみる(2016年版) – ちゃたろうふぁんくらぶ
2016.04.20追記ここまで
今、僕はドコモのdマガジンを契約している。主に「週刊ダイヤモンド」を読むために契約している(と言うか、今のところこれ以外ほとんど読んでいない)のだが、dマガジンに収録されているものは抜粋版と言うか、ダイジェスト版になっていて、目次にある全内容が記載されていない(ので、ところどころでページが飛ぶ)。これってどうなんだろうということで、今回完全収録されているSony Reader版の週刊ダイヤモンドと比較してみることにした。
比較したのは、2015年4月11日号『世界経済超入門』と言う特集の冊子。なお、いつの間にやらReaderアプリの書籍はスクリーンショットによる画面キャプチャが禁止(保護)されるようになっていたので、今回の記事で利用しているキャプチャはdマガジンの方でキャプチャしたもの。
以下、ダイジェスト版にも完全版にも記載されているものは○、ダイジェスト版に記載されていないが完全版に記載されているものは×として、目次に沿って一覧にしてみた。
○ 001p:表紙
× 002-003p:広告(ダンロップ ゴルフボール広告)
○ 004-005p:宣伝記事(大和ハウス工業)
× 006p:広告(むさし証券)
○ 007p:目次
× 008p:広告(アクセンチュア)
○ 009p:目次
○ 010-012p:特別リポート(商社・造船プラントを襲う巨額損失ショック)
○ 013p:短答直入(LINE社長出澤剛)
○ 014p-015p:News Close Up 1(大塚家具)
○ 016-017p:News Close Up 2(新生銀行)
○ 018p:Inside1 News株式市場
○ 019p:Inside2 パナソニック
× 020p:人事天命(アフラック)、広告(デイリー・ダイヤモンド)
× 021p:広告(CROSS、腕時計)
× 022-023p:宣伝記事(シュガーレディ)
○ 024-025p:World Scope(欧州、米国)
○ 026p:株式市場透視眼鏡
○ 027p:金融市場異論百出
○ 028p:数字は語る
× 029p:広告(デイリー・ダイヤモンド、週刊ダイヤモンド)
○ 030-031p:特集1 世界経済超入門 地政学で読み解く 覇権争いの衝撃(タイトルページ)
× 032-035p:特集1 Prologue 日本人だけが知らない世界を飲み込む新中華覇権の衝撃
○ 036-037p:特集1 Part1 なぜ今ブーム? 基礎から分かる「地政学」超入門
ヒトラーが愛した”禁断の学問”地政学が再び脚光を浴びる理由
× 038-040p:特集1 Part1 続き
そうだったのか!中東情勢 原油急騰と盟主争いの相関関係
○ 041p:Column 尖閣諸島だけじゃない!世界地図の「表記紛争」
× 042-043p:特別インタビュー イアン・ブレマー ユーラシア・グループ社長兼創業者
○ 044-045p:特集1 Part2 目からうろこの新秩序!?米中”新冷戦”を超解説
ドル覇権に人民元が”宣戦布告” 火ぶたを切った基軸通貨争い
× 046-047p:特集1 Part2 続き
主戦場と化すアジア太平洋 米国主導「TPP」vs中国主導「RECP」
× 048-049p:特集1 Part2 続き
巨額マネーで資源外交展開 中国が担う極致と裏庭の利権
× 050-051p:特集1 Part2 続き
十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争
× 052-053p:Column 視線はもうオバマの先! どこよりも早い大統領選挙予測
○ 054-055p:特集1 Part2 続き
”宗主国”米中の間で揺れる半島国家・韓国の二股外交
○ 056-057p:特集1 Part3 みるみる分かる!欧州問題 地政学でEUを大解剖
アリとキリギリスの南北問題 極右と極左の台頭で”内戦”突入
× 058-059p:特集1 Part3 続き
アリとキリギリスの南北問題 極右と極左の台頭で”内戦”突入 続き
× 060-061p:特集1 Part3 続き
さらなる欧州分断を図る”暴君”プーチンの次の一手
× 062-064p:特集1 Part4
地政学で読み解く世界覇権の歴史と未来
○ 065p:Column 世界リスクの3大予測から地政学を肌感覚で理解する
○ 066-067p:特集1 Part4 続き
編集部が独断と偏見で選んだ世界秩序が読み解ける22冊
○ 068-069p:特集1 Part4 続き
編集部が独断と偏見で選んだ世界秩序が読み解ける22冊 続き
※ 070-071p:両版ともなし←おそらく読者アンケートのはがきページ
× 072-073p:大人のための最先端理科
× 074p:広告(マネジメント検定)
× 075p:洞察 脇役が主役に変わるとき
× 076p:広告(ダイヤモンド社の本)
○ 077p:カラダご医見番・ライフスタイル編
× 078p:広告(ダンロップ クラブ広告)
× 079p:深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
× 080p:ホリエモン的常識
× 081p:Key Wordで会社を読む(biotech bubble)
○ 082-083p:宣伝記事(株式会社インテックス)
○ 084p:ビジネス掲示板
○ 085p:「週刊ダイヤモンド」で読む日本の経営100年
○ 086p:Book Reviews 知を磨く読書
○ 087p:Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
○ 088p:Book Reviews 目利きのお気に入り
○ 089p:Book Reviews オフタイムの楽しみ
○ 090p:Book Reviews 著者のホンネ
× 091p:宣伝(Harvard Business Review)
○ 092-093p:数字で会社を読む(リンクトイン)
○ 094-095p:宣伝記事(国際ビジネスコミュニケーション協会)
○ 096p:特集2 住友不動産”非常識経営”の功罪(タイトルページ)
× 097-101p:特集2 続き
独自の逆張り手法で急成長 熾烈な社内競争は下剋上も
○ 102-103p:特集2 続き
顧客軽視の問題行為も横行 住友不動産販売の呆れた実態
× 104-105p:特集2 続き
覆面座談会 OBが赤裸々に語る非常識経営の実態
○ 106p:特集3 知らないと老後難民? 確定拠出年金”全入時代”に備えよ
○ 107-109p:特集3 続き
節税メリット大の個人型 誰もが入れる時代が到来
× 110:特集3 続き
個人型は金融機関選びが重要 決め手は手数料と品ぞろえ
× 111p:Column もらい方はよく考えて 避けたい運用末期の暴落
× 112-113p:「超」整理日記
× 114-115p:永田町ライヴ!
○ 116p:From Readers From Editors
※ 117p:両版ともなし←おそらく読者アンケート
× 118p:オピニオン縦横無尽
× 119p:広告(ダイヤモンド社の本)
× 120-121p:宣伝記事(JR東日本)
※ 122p:両版ともなし←目次には「空から見た地球」とある
× 123p:宣伝記事(株式会社サンライズ・アカウンティング・インターナショナル)
× 124p:裏表紙
上記一覧のうち、文字色が明るい赤色になっているのが定期の連載・コラム記事。明るい緑になっているのが今回の特集記事。
僕はこれをまとめてみるまで、dマガジンの週刊ダイヤモンド抜粋版は主に特集記事で記事がカットされていると思っていたのだが、実際に見てみると意外に連載・コラム記事でもカットされているものが多いことに気付いた。
思い起こしてみると、今までdマガジンの週刊ダイヤモンドはのべ10号ほど目を通しているが、連載・コラム記事は常に掲載されているものと常に掲載されていない記事に分かれていて、回によって掲載されていたり/いなかっりみたいな中途半端なものはなかった。
また、特集記事は見出しの記事の途中までしか抜粋されていないものも散見されるが、ほとんどの記事はページの境目で文章が途切れていて、抜粋されているという違和感はなるべく感じないような作りにはなっている。
僕は依然、週刊ダイヤモンドを定期購読(のべ4、5年ぐらい)しており、定期購読者向けの読者アンケートのモニターに参加していた(約1年間)ので、週刊ダイヤモンドの構成についてはだいぶ体に染みついているつもりなのだが、以前の紙媒体で読んでいた時は端から端まできちんと目を通すのに3、4時間ぐらいかかっていたはずなのだがdマガジンの抜粋版だと長くて1時間、短いと30分程度で読み終わってしまう状態なので、dマガジンの抜粋版はかなり物足りない感じである。
できれば、週刊ダイヤモンドをきちんと読むならば完全版を定期購読して読むべきだと感じた。とは言え、dマガジンなら他の雑誌も読めて月額400円で済むのとデジタル完全版なら定期購読してもおそらく月額1500円ぐらいの負担になってしまうのでは結構違うので、お財布に相談せざるを得ないのは仕方ないのだが。
で、週刊ダイヤモンドを読むのならぜひとも定期購読をお勧めしたい。「いや、特集によって興味あり・なしがあるから」と思うかもしれないが、読んでみるまで興味のなかった特集でも読んでみると意外に参考になる記事と言うのがあるので、せめて1年ぐらいは定期購読をしてみてほしい(特集には毎年定期的に取り上げられるようなものも結構あり、一年継続して読んでいると同じ特集に飽きるケースが出てくるので、その時改めて定期購読をやめて選択買いを検討してみていいと思う)。
なぜ定期購読をお勧めするのか、と言う別の理由には、週刊ダイヤモンドは定期購読をした方がずっと安くつくから、と言うのもある。毎回買うとなると一冊700円前後とかなり躊躇する値段であるが、例えば3年定期購読を選べば一冊当たりの値段は390円まで下がるので、ぐっとお得になるのである。
また、週刊ダイヤモンドは通常本屋の店頭に並ぶのは毎週月曜なのだけど、定期購読するとその2日前、前の週の土曜日に配達される。週末のまとまった時間を使って読むことができるので、かなり効率が良くなる。
定期購読のご案内 | 週刊ダイヤモンド
↑定期購読は1年、2年、3年とあって3年の長期コースの方が割安になる。一時期5年コースと言うのもあったが、値引き率が3年と変わらなかったのもあって廃止してしまったっぽい。
で、1年コースだとデジタル版を読むのに割高になってしまうが、ちょうど僕のところに届いていたキャンペーンメールで1年+デジタル版がお得に読めるコースが選択できる ので、こっちでお試ししてもいいかもしれない。
なお、週刊ダイヤモンドは定期購読をすると紙の冊子が土曜に配達されるのは書いた通りだが、デジタル版も読むことができる。僕は今回の記事作成にあたって紙冊子版は買わずデジタル版をタブレット(XPERIA Z2 Tablet、SO-05F)で読んだが、タブレットでもそれほど違和感は感じずに読むことができる(欠点は、冊子なら見開きで読めるけどタブレットでは基本的に片面表示でないと読みづらいことだろうか)ので、定期購読をして自分が読むのはデジタル版で、紙冊子版はすぐに何らかの方法で売却してしまってもいいのではないかと思う。まあ毎週売却発送するのはめんどくさいので僕もアイデアを考えただけで実行していないのだけど。