さくらのレンタルサーバにLet’s EncryptのSSL環境を導入してみた

【2017.10.22追記】
重要:2017/10/17にさくらのレンタルサーバ側で公式にLet’s Encryptのサポートが始まり、ここに書いた内容は古くなった。
現在のさくらインターネット公式サポートを使用したLet’s Encryptの導入方法については、
さくらのレンタルサーバにLet’s EncryptのSSL環境を導入してみた:改訂版 | ちゃたろうふぁんくらぶ
に改訂記事を書いたのでそちらを参考にしてほしい。
【2017.10.22追記ここまで】

以前、うちのサーバでも共有SSLを試したことがある。もう10年ぐらい前の話。共有SSLなので、『https://○○.sakura.ad.jp/アカウント名/XXX』的なアドレスになって、独自ドメインそのものではSSLできなかった。その出口だけ専用に.htaccess書いたり、そもそも共有SSLに脆弱性が見つかって一時的に運用停まったり、とあまり良いものではなかった。
が、今は独自ドメインで簡単にSSLが使える(しかも証明書維持も無料に出来るようになった)、と言うのでので試してみた。

結論から言うと、Let’s Encryptによるサーバ証明書は無料で使えるものの、90日の期限があり、更新作業が結構煩雑(root権限を要求するので『さくらのレンタルサーバ』上で自動的に更新できない)ので、さくらのレンタルサーバで使うにはあくまで一時的な実験向けと感じた。
恒久的にSSL環境を導入したいのなら、
さくらのSSL | SSLサーバー証明書ならさくらインターネット
を使ってラピッドSSLを活用すればいい。ラピッドSSLなら3年払いで3,200円+taxなのでそれほどの負担感はないはずだ。
あるいは、さくらのレンタルサーバではなくさくらのVPSを使えばいい。さくらのVPSならLet’s Encryptの更新もcrontabで自動化できるらしいし、維持費的にもさくらのレンタルサーバさくらのSSLのコストがさくらのVPSの安いプランとほとんど大差ないからだ。

Let’s Encryptの導入手順は公式によくまとまっている。
Let’s Encrypt の使い方 – Let’s Encrypt 総合ポータル
手順を読んでいけばわかるが、残念ながらさくらのレンタルサーバ(スタンダード含めて)はroot権限がないので「letsencrypt -auto」コマンドが発行できず、証明書を作成することができない。
そこで、別の環境で証明書を作ってコピーしてくる手順が必要になる。
自分のPCの中に仮想環境を作ってもいいが、今回はさくらのVPSのお試し期間を使い、証明書を作ってみた。

まず、さくらのVPS
VPS(仮想専用サーバ)|さくらインターネット – 無料お試し実施中



からVPSをお試しすればよい。どうせ本契約をするつもりはなく、作業的にも大して負荷のかかる作業をするわけでもないので一番安いプランでよい。
で、申し込みが完了したらOSをインストール。
ここから何故かSSH含めたコンソール接続できるようになるまでやたら待つ必要がある。以前は数分も待たされなかった気がするのだが、今はインストール後すぐにTTSSH接続すると『ホストに接続できません』だの『接続が拒否されました』だののメッセージが出て接続が切断されてしまう。そこで次のさくらのレンタルサーバ側の手続きをしながら気長に待つ(TTSSH接続できるようになるまで、だいたい30分はかかるようだ)。

さくらのレンタルサーバでSSL用ドメインの用意

まず、さくらのVPSの作業を本格的に始める前に、さくらのレンタルサーバ側でSSL用ドメインの登録を行う。
登録したドメインがDNS浸透するまで数時間かかるからだ。
今回は、ssl.chatarou.netと言うサブドメインをSSL向けに割り振ってみた。実験なので、ssl.chatarou.netで表示する内容はwww.chatarou.netと同じ(もちろん別にすることも出来る)。

2016-02-07_01
さくらインターネット コントロールパネルに入り、【ドメイン設定】→【新しいドメインの追加】と進む。

2016-02-07_02
今回はchatarou.netにサブドメインを追加する。

2016-02-07_03
ドメイン名『ssl』を追加。

2016-02-07_04
ドメイン追加の確認画面。

2016-02-07_05
詳細設定へ進む。

2016-02-07_05b
1. 設定をお選びください
「wwwを付与せずマルチドメインとして使用する(上級者向け)」を選ぶ
(まさかwww.ssl.chatarou.netとか言う冗長なドメイン使う人はいないでしょう)
2. マルチドメインの対象のフォルダをご指定ください
フォルダパスを指定する。今回はテストなので「www.chatarou.net」と同じパスを指定しているが、ここに違うパスを入れれば当然別サイトとして運営も可能。
4. SSLの利用を選んでください
共有SSL、SNI SSLを利用しない」を選ぶ。現時点ではSSL証明書が出来上がっていないので利用登録が出来ないので。

2016-02-07_06
ssl.chatarou.net』が追加されたことを確認。
この状態で放置しておけば、大まかに2時間程度でDNS浸透して使えるようになる。

さくらのVPSの環境構築

次にさくらのVPSの方に移って作業を進めていく。以下しばらくはさくらのVPSでの作業。
さくらのVPS サーバの初期設定ガイド|さくらインターネット公式サポートサイト
に従って作業を進めていく。
どうせ一時的に使うだけなので、3.sudoの設定と4.SSHの設定は必ずしもやらなくてもいい。

※3.sudoの設定について
現時点(2016.02.09)では上記のガイドに不備があるのか、書かれている通りにやってもSSHでsudoは使えないようだ。
なんでか%wheelを一般ユーザに追加してもsudo実行できないので、一般ユーザ名を直接visudoで書いた方がよさそう。

iptablesの設定

上記のさくらのVPS公式の初期設定、6.iptablesの設定を参考にしながらやる。
さくらのVPS公式設定に加えて、あらかじめSSH、ftp、http、のポートを開けておく。
こっちはLet’s Encryptを実行させるためのサーバでしかないので、httpsを開けておく必要はない。
以下の通りコマンドを打ち込んで、設定を書き込んでいく。
最後のセーブを忘れると設定が消えるのでちゃんと最後まで書くこと。

<code>
# iptables -A INPUT -p tcp --tcp-flags ALL NONE -j DROP
# iptables -A INPUT -p tcp ! --syn -m state --state NEW -j DROP
# iptables -A INPUT -p tcp --tcp-flags ALL ALL -j DROP

# iptables -A INPUT -i lo -j ACCEPT
# iptables -A INPUT -p icmp -j ACCEPT

# iptables -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 80 -j ACCEPT

# iptables -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 20 -j ACCEPT
# iptables -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 21 -j ACCEPT
# iptables -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 50000:50030 -j ACCEPT

# iptables -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 22 -j ACCEPT

# iptables -I INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT

# iptables -P INPUT DROP
# iptables -P OUTPUT ACCEPT

# service iptables save

# /etc/rc.d/init.d/iptables restart
# iptables -L
</code>

補足:
80番portはhttp
20番portはftp
21番portはftp
50000-53000番portはftpのpasvポート
22番portはSSH

なお、

<code>
# vi /etc/sysconfig/iptables
</code>

を叩いてiptablesを直接編集してもよい。
viのかんたんな使い方は
viエディタの使い方
を参照。

vsftpdの構築

出来上がった証明書を持ってくるのに必要なので構築する。
さくらのVPSを使ってみる【9】-vsftpdをインストールしてみる | 初心者プログラマー奮闘記
を参考にした。

<code>
# sudo yum -y install vsftpd
</code>

まずvsftpdをインストール。

<code>
# vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf
#匿名アクセス禁止
anonymous_enable=YES
  ↓
anonymous_enable=NO
#ファイルのパーミッションが644になってしまうので、グループ書き込み可の664にします
local_umask=022
  ↓
local_umask=002
#アスキーモード有効
#ascii_upload_enable=YES
#ascii_download_enable=YES
  ↓
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES
#シグニチャ隠蔽
#ftpd_banner=Welcome to blah FTP service.
  ↓
ftpd_banner=Welcome to blah FTP service.
#ホームディレクトリのみ参照するユーザー設定
#chroot_list_enable=YES
#chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list
  ↓
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list
#サブフォルダを含む一括アップロード・ダウンロードを許可
#ls_recurse_enable=YES
  ↓
ls_recurse_enable=YES
#-----ファイルの最後に設定を追加-----
#/etc/vsftpd/user_listのユーザーだけを許可
userlist_enable=YES
userlist_deny=NO
userlist_file=/etc/vsftpd/user_list
#タイムスタンプ時間をローカル時間にする
use_localtime=YES
#ユーザーの初期アクセスディレクトリ
#ここに書いたディレクトリが最初に開く。
#local_rootを書かないとホームディレクトリ
local_root=/var/www/html
#ユーザのホームディレクトリより、上位のディレクトリへの移動を不許可に
chroot_local_user=YES
#設定を簡単にするためにPASVのポート範囲を限定
pasv_min_port=50000
pasv_max_port=50030
</code>

次にftp用のユーザを設定。

<code>
# vi /etc/vsftpd/user_list
</code>

別にftp専用ユーザを作る必要もないので、さくらのVPS初期設定で作った一般ユーザを一行追記。
なお、rootは

<code>
# vi /etc/vsftpd/ftpusers
</code>

でftpアクセスが禁止されている(/etc/vsftpd/user_listに最初から書かれてるユーザの殆どもそう)なので
rootでftpは出来ないものと考えたほうがいい。

<code>
# vi /etc/vsftpd/chroot_list
</code>

さくらのVPS初期設定で作った一般ユーザを一行追記。

最後はvsftpdの自動起動設定を書いて、vsftpdデーモンの再起動。

<code>
# chkconfig vsftpd on
# chkconfig --list vsftpd
# /etc/rc.d/init.d/vsftpd restart
</code>

httpdの構築

WEBサーバーの設定 | 初心者でもわかる!さくらVPS | Sakura VPS 設定マニュアル
を参考にした。

<code>
# yum -y install httpd
# cp /etc/httpd/conf/httpd.conf /etc/httpd/conf/httpd.conf.org
# vim /etc/httpd/conf/httpd.conf
# service httpd configtest
</code>

httpd.confの書き換えは省略。

最後はhttpdの自動起動設定を書いて、httpdデーモンの再起動。

<code>
# chkconfig httpd on
# chkconfig --list httpd
# /etc/rc.d/init.d/httpd restart
</code>

Let’s Encryptの導入

Let’s Encrypt の使い方 – Let’s Encrypt 総合ポータル
Let’s Encryptを他のサーバでやってみる – ねころくぶろぐ
あたりを参考にした。

さくらのVPSLet’s Encryptをインストール

Let’s Encryptの証明書発行コマンドを実行

証明書発行コマンドの途中で指定された認証用ファイルをさくらのレンタルサーバの方に置く(実際にはさくらのレンタルサーバの方でSSHコマンドをコピペで打つ)

Let’s Encryptの証明書発行コマンドが完了して、さくらのVPSに証明書ファイルが出来上がる。

さくらのVPSの証明書ファイルをローカルにダウンロードする。

と言う手順。

<code>
# cd /usr/local/src
# git clone https://github.com/letsencrypt/letsencrypt
# cd letsencrypt/
# ./letsencrypt-auto --help
# ./letsencrypt-auto certonly --manual -d ssl.chatarou.net
</code>

最後のコマンドの独自ドメインは自分のサイトのを指定しましょう。

2016-02-08_01
こんな風にTTSSH上でTUI(テキストユーザインタフェース)の画面が走る。メールアドレスを登録して、

2016-02-08_02
OKでどんどん作業を進めていく。

で、TUIがいったん途切れて以下のメッセージが出るので、

<code>
If you don't have HTTP server configured, you can run the following
command on the target server (as root):
</code>

メッセージの下のコードを実行する。と言ってもそこのコードは/tmp/以下にファイルを作っちゃうので、さくらのレンタルサーバ向けにコマンドのパスは若干修正を行う必要がある。

さくらのVPSTTSSH画面は開いたまま放置しつつ、新しくTTSSHを立ち上げてさくらのレンタルサーバにSSHログインして以下の作業を行う。

<code>
% cd /home/chatarou/www/net.chatarou/
% mkdir -p ./.well-known/acme-challenge
% printf "%s" TntiiNWUdGnQfcmJdPdHa8Lyat8I5Ho7QkCppc3DAaY.f5FIj4fCpysa4Kyw8NlUDD1-PUgx_61UWy67sh_7L2s > .well-known/acme-challenge/TntiiNWUdGnQfcmJdPdHa8Lyat8I5Ho
</code>

1行目はssl.chatarou.netの公開ルートパス(さくらインターネット コントロールパネルから指定した場所)
2行目は公開ルートパスの下にSSH認証用のフォルダを作るコマンド
3行目の書き込む『謎の文字列』は毎回違うので、さくらのVPSのTTSSH画面のコマンドをちゃんとコピペする事。

最後にさくらのVPSのTTSSH画面でエンターを押せば認証が完成して証明書が出来る。
のでさくらのVPSのサーバからftpでローカルに落としてくる。
ファイルは/etc/letsencrypt/live/ssl.chatarou.net/にあるのだけど、そのディレクトリにはftpアクセスできないので一旦SSHでtmpにファイルを移動させてから落とす。

<code>
# cd /etc/letsencrypt/live/ssl.chatarou.net/
# cp cert.pem /tmp/
# cp chain.pem /tmp/
# cp fullchain.pem /tmp/
# cp privkey.pem /tmp/
</code>

これで/tmp/にFFFTPなどでアクセスして上記ファイルをダウンロードしてくる。

さくらのレンタルサーバにSSL証明書を登録

再びさくらインターネット コントロールパネルに入り、【ドメイン設定】へ進む。

2016-02-08_04
ssl.chatarou.netの証明書の追加を行う。

2016-02-09_03
まずは秘密鍵のアップロード。さっき落としてきたprivkey.pemを登録し、アップロードする。

2016-02-09_05
次に証明書をインストールする。さくらインターネット コントロールパネルのテキスト欄に、cert.pem(中身はテキストファイル)の中身をまるっとコピペするだけでいい。

<code>
-----BEGIN PRIVATE KEY-----
-----END PRIVATE KEY-----
</code>

の文字列もちゃんとコピペする事。END PRIVATE KEYの後ろに余計な改行はたぶんない方がいいと思う。

2016-02-09_06
証明書が登録され、内容が表示される。
引き続いて中間証明書のインストールに入る。

2016-02-09_07
今度は、chain.pem(中身はテキストファイル)の中身をまるっとコピペする。
なお、fullchain.pemcert.pemchain.pemの両方が書いてあるだけのファイルで、最初の証明書インストールにこっちを使えば一気に中間証明書までインストールできるはず…なのだがうまくいかなかったのでうちでは使わなかった。

2016-02-09_08
これで証明書、中間証明書の登録が完了。引き続いてドメイン設定へ。

2016-02-09_09
4. SSLの利用を選んでください
「SNI SSLを利用する」が選べるようになっているのでこれを選ぶ。
これで全作業完了。

2016-02-08_07
登録が終わってもこの画面が出るときは、1、2時間程度待ってみる。2時間待ってもこの画面の時は途中の作業を間違っている可能性が高い(特にSSL証明書の登録内容を間違えている可能性が高い)のでやり直す。
僕はDNSの浸透に時間がかかっているのかと思って12時間放置してもダメだったが、もう一度やり直したらやり直した後は3分で繋がるようになった。

2016-02-09_00
SSL接続できるようになった後の画面。
画面がおかしいのは、wordpressの設定上このサイトはwww.chatarou.netで見せるようになっており、cssなどへのパスがwww.chatarou.net経由でソースに書き込まれているため(つまりcssのないページ表示になっている)。
この辺を問題なくやろうと思ったら、サイトをssl.chatarou.netへ完全に移す(wordpressの一般設定から、サイトアドレス (URL)を変更する)か、Let’s Encryptの証明書発行コマンドで

<code># ./letsencrypt-auto certonly --manual -d ssl.chatarou.net -d www.chatarou.net</code>

等のようにwww.chatarou.netも含む形でコマンド発行すればいいかと思う。
どっちみちうちのサイトはflicker badgeでiframe使ってるからエラーメッセージはきそうではあるけど。

PCのカードリーダをSFD-321F/T71UJR-3BEZELからSFD-321F/T81UEJRに更新した

デスクトップPCのマルチカードリーダをSFD-321F/T71UJR-3BEZELからSFD-321F/T81UEJRに更新したので、その結果等々をメモ。

僕はSDXC等のカードリーダは3.5インチベイ内蔵型のマルチカードリーダを使っている。内蔵型なので場所をとらずに便利なのと、PCのフロント側にカードリーダに加えてUSB差込口、eSATA差込口が増えるので大変便利なのだ。
で、今まではSFD-321F/T71UJR-3BEZELと言う製品を使っていた。この製品はさっき書いた通りeSATAがあるので外付けHDDに便利なのと、カードリーダ部分の電源ON/OFFボタンがあるので、カードリーダを使っていない時は電源OFFにすることでエクスプローラ上にブランクドライブが出てこないので便利なのだ。
それを今回、SFD-321F/T81UEJRに交換した。両機種の違いは、「USB3.0に対応しているか」のみで、旧機種はUSB2.0接続、新機種はUSB3.0接続になる。今回、USB3.0接続でどのぐらい速度が上がるかも確認するため、手持ちのカードいくつかで交換前・交換後の速度も測ってみた。

P5010957
上が交換予定の新機種、下の埃だらけなのが取り出した旧機種。右側のUSB差込口がUSB3.0になったこと以外、ほぼ変化なし。

P5010958
下側に伸びてる2本のケーブルが旧機種のPC接続ケーブル、赤い方がSATAで先端が青い端子になってる黒い方がUSB2.0内部ピンヘッダ用ケーブル。
上側に伸びてる2本のケーブルが新機種のPC接続ケーブル、赤い方は同じくSATAで全体が黒い方がUSB3.0内部ピンヘッダ用ケーブル。
なお、僕のPCのM/Bは『ASUS P8H67-M EVO Rev.3』で、背面にUSB3.0差込口はあるものの、USB3.0内部ピンヘッダはない若干古いものなので、Bulletと言うところの内部USB3.0変換ケーブル(CUSB10)と言うものを別途購入して、背面USB3.0から供給を受けるようにしてあげる。

P5010960
ケースもUSB3.0に中途半端に対応していた頃の製品なので、背面のUSB3.0を内部に引き込む窓がついている。内部ピンヘッダがあるものには及ばないけど、まあ窓があるだけスマートさはずっとマシ。

P5010961
こんな感じにPC本体前面にツライチでカードリーダがつく。

で、今回手持ちのSDHC/SDXC/microSDXCからとりあえず5枚ピックアップして速度を測ってみた。

P5010956
左から遅そうな順番に並べてみた。
左端のmicroSDXC → SanDisk Ultra 64GBとある。測る前には気づかず「どうせこんなの遅いだろう」と思ってたけど、今確認すると何気にUHS-I Speed Class1表記があるなあ。
左から二番目のSDHC → SanDisk Extreme III 30MB/s EDITION Speed Class 6とある。多分Panasonic DMC-LX3用に買ったのだと思うので、2009年頃の製品。
左から三番目のSDHC → SanDisk Extreme 30MB/s Speed Class 10とある。多分PENTAX K-5を買ったときに、キャンペーンでペンタからもらった奴。2011年頃の製品。
左から四番目のSDXC → SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I UHS Speed Class 1(Speed Class 10) PENTAX K-5用に自分で買ったもの。microSDXCはスマホ・タブレット用にいくつか持ってるが、ノーマルなSDXCはこれしか持ってない。2011年頃の製品?
右端のSDHC → Panasonic READ 90MB/s WRITE 45MB/s UHS-I UHS Speed Class 3(Speed Class 10) Panasonic DMC-LX100用に自分で買ったもの。2015年頃の製品。

で、旧機種のSFD-321F/T71UJR-3BEZELで測った結果が以下の通り。

microSDXC_71

EXteremeIII_71

Extreme_71

ExtremePro_71

Panasonic_71

…カード違っても速度差ほとんどないですね。今まで真面目に速度測って比較したことがなかったので、この結果はちょっと意外だった。
USB2.0でも480Mbps=60MB/sの最大転送速度はあるので、まあ実測がその5割の30MB/sぐらいは最大で出てるのかと思ったけどそんなことはなかった。

次に、新機種のSFD-321F/T81UEJRで測った結果が以下の通り。

microSDXC_81

EXteremeIII_81

Extreme_81

ExtremePro_81

Panasonic_81

これまた意外な結果に。古くても当時の高級機ならそこそこの高速が出るだろうと思ってたら、Extreme IIIExtremeも大した速度でてなかった。まあどっちもそもそもの上限が30MB/sなので仕方ないと言えばそれまでだけど。
そしてmicroSDXCは意外にも速かった。micro規格でもUHS-Iなのはそれなりに恩恵が出るんだなあと。
あと、Extreme Pro金Panaもちゃんと90MB/s前後の速度が出たことは満足。ただ、金パナの方がUHS Speed Class3な分速度に差が出るかと思ったら、そんなことはなかった(まあ、UHS Speed Classってのは最低速度の保障なので当たり前なのかもしれないけど)。そして金パナのWRITE速度ちょっと遅いなあと…。

以下、速度測定の結果のテキストコピー。
SanDisk Ultra 64GB@SFD-321F/T71UJR-3BEZEL

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 20.424 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 11.926 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 4.283 MB/s [ 1045.7 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 2.686 MB/s [ 655.8 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 20.343 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 10.904 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.593 MB/s [ 877.2 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.929 MB/s [ 470.9 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.0% (0.0/59.4 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 16:40:35
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
microSDXC

SanDisk Extreme III 30MB/s EDITION Speed Class 6@SFD-321F/T71UJR-3BEZEL

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 20.499 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 18.614 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 4.382 MB/s [ 1069.8 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.101 MB/s [ 24.7 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 20.133 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 18.247 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.979 MB/s [ 971.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.096 MB/s [ 23.4 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.1% (0.0/14.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 16:53:10
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDHC SanDisk Extreme III 30MB/s EDITION

SanDisk Extreme 30MB/s Speed Class 10@SFD-321F/T71UJR-3BEZEL

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 20.476 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 18.142 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 4.149 MB/s [ 1012.9 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.012 MB/s [ 2.9 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 20.133 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 17.616 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.405 MB/s [ 831.3 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.012 MB/s [ 2.9 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.1% (0.0/14.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 17:01:45
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDHC SanDisk Extreme 30MB/s Class10

SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I UHS Speed Class 1(Speed Class 10)@SFD-321F/T71UJR-3BEZEL

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CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 20.502 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 20.002 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 3.803 MB/s [ 928.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 2.140 MB/s [ 522.5 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 20.334 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 19.502 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.572 MB/s [ 872.1 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.968 MB/s [ 480.5 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.0% (0.0/59.4 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 17:10:05
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDXC SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I

SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I UHS Speed Class 1(Speed Class 10)@SFD-321F/T71UJR-3BEZEL

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CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 20.135 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 13.633 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 5.089 MB/s [ 1242.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.379 MB/s [ 336.7 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 19.715 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 14.050 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 4.445 MB/s [ 1085.2 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.299 MB/s [ 317.1 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.7% (0.2/29.9 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 17:18:01
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDHC Panasonic UHS-I speed Class3

SanDisk Ultra 64GB@SFD-321F/T81UEJR

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 46.348 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 13.946 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 4.194 MB/s [ 1023.9 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 2.117 MB/s [ 516.8 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 46.351 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 12.163 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.901 MB/s [ 952.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.682 MB/s [ 410.6 IOPS]

Test : 1024 MiB [K: 0.0% (0.0/59.4 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 20:29:13
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
microSDXC SanDisk Ultra 64GB

SanDisk Extreme III 30MB/s EDITION Speed Class 6@SFD-321F/T81UEJR

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 23.595 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 20.893 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 4.059 MB/s [ 991.0 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.100 MB/s [ 24.4 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 23.491 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 20.762 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.838 MB/s [ 937.0 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.095 MB/s [ 23.2 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.1% (0.0/14.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 20:37:52
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDHC SanDisk Extreme III 30MB/s EDITION

SanDisk Extreme 30MB/s Speed Class 10@SFD-321F/T81UEJR

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 23.596 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 20.554 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 3.811 MB/s [ 930.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.012 MB/s [ 2.9 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 23.491 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 20.343 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.526 MB/s [ 860.8 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.013 MB/s [ 3.2 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.1% (0.0/14.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 20:47:02
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDHC SanDisk Extreme 30MB/s Class10

SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I UHS Speed Class 1(Speed Class 10)@SFD-321F/T81UEJR

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 90.842 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 85.181 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 4.021 MB/s [ 981.7 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.803 MB/s [ 440.2 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 90.611 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 83.269 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.920 MB/s [ 957.0 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.723 MB/s [ 420.7 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.0% (0.0/59.4 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 21:14:57
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDXC SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I

SanDisk Extreme Pro 95MB/s UHS-I UHS Speed Class 1(Speed Class 10)@SFD-321F/T81UEJR

———————————————————————–
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 89.771 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 22.701 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 5.619 MB/s [ 1371.8 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.217 MB/s [ 297.1 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 90.809 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 20.973 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 5.420 MB/s [ 1323.2 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.192 MB/s [ 291.0 IOPS]

Test : 1024 MiB [L: 0.7% (0.2/29.9 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/02/05 21:07:46
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
SDHC Panasonic UHS-I speed Class3

【2016.03.22追記】
このリーダーのUSB3.0に接続すると、結構な割合でPCがBSoDを出して落ちることが判明した…。対策としてなるべくこのリーダのUSB端子は使わないようにしているが、困ったものである。
うちの環境ではM/BがASUS P8H67-M EVO Rev.3、USB3のドライバがASM USB 3.0 Driverと言う状況。エラーコードは以下の通り。

*******************************************************************************
* *
* Bugcheck Analysis *
* *
*******************************************************************************

SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED (7e)
This is a very common bugcheck. Usually the exception address pinpoints
the driver/function that caused the problem. Always note this address
as well as the link date of the driver/image that contains this address.
Arguments:
Arg1: ffffffffc0000005, The exception code that was not handled
Arg2: fffff880036864a2, The address that the exception occurred at
Arg3: fffff88003bbca88, Exception Record Address
Arg4: fffff88003bbc2e0, Context Record Address

Debugging Details:
——————

EXCEPTION_CODE: (NTSTATUS) 0xc0000005 – 0x%08lx

FAULTING_IP:
asmthub3+104a2
fffff880`036864a2 ?? ???

EXCEPTION_RECORD: fffff88003bbca88 — (.exr 0xfffff88003bbca88)
ExceptionAddress: fffff880036864a2 (asmthub3+0x00000000000104a2)
ExceptionCode: c0000005 (Access violation)
ExceptionFlags: 00000000
NumberParameters: 2
Parameter[0]: 0000000000000000
Parameter[1]: 00000000000000b4
Attempt to read from address 00000000000000b4

CONTEXT: fffff88003bbc2e0 — (.cxr 0xfffff88003bbc2e0)
rax=fffffa80200e8300 rbx=fffffa80200e8300 rcx=00000000000007ff
rdx=0000000000000477 rsi=0000000006802831 rdi=0000000000000000
rip=fffff880036864a2 rsp=fffff88003bbccc0 rbp=fffff8800368d9a8
r8=0000000000000801 r9=0000000000000477 r10=fffff88003965fa0
r11=0000000000000000 r12=fffffa8021f5dbf0 r13=fffff88003bbd020
r14=0000000000000000 r15=fffffa80228e1f28
iopl=0 nv up ei ng nz na po nc
cs=0010 ss=0018 ds=002b es=002b fs=0053 gs=002b efl=00010286
asmthub3+0x104a2:
fffff880`036864a2 ?? ???
Resetting default scope

CUSTOMER_CRASH_COUNT: 1

PROCESS_NAME: System

CURRENT_IRQL: 0

ERROR_CODE: (NTSTATUS) 0xc0000005 – 0x%08lx

EXCEPTION_PARAMETER1: 0000000000000000

EXCEPTION_PARAMETER2: 00000000000000b4

READ_ADDRESS: GetPointerFromAddress: unable to read from fffff80003909100
GetUlongFromAddress: unable to read from fffff800039091c0
00000000000000b4 Nonpaged pool

FOLLOWUP_IP:
asmthub3+104a2
fffff880`036864a2 ?? ???

FAILED_INSTRUCTION_ADDRESS:
asmthub3+104a2
fffff880`036864a2 ?? ???

BUGCHECK_STR: 0x7E

DEFAULT_BUCKET_ID: NULL_CLASS_PTR_DEREFERENCE

LAST_CONTROL_TRANSFER: from fffffa8000000477 to fffff880036864a2

STACK_TEXT:
fffff880`03bbccc0 fffffa80`00000477 : fffff880`03bbd020 fffffa80`228e1c00 00000000`000007ff fffff880`0368d9a8 : asmthub3+0x104a2
fffff880`03bbccc8 fffff880`03bbd020 : fffffa80`228e1c00 00000000`000007ff fffff880`0368d9a8 00000000`00000000 : 0xfffffa80`00000477
fffff880`03bbccd0 fffffa80`228e1c00 : 00000000`000007ff fffff880`0368d9a8 00000000`00000000 fffffa80`21f5dbf0 : 0xfffff880`03bbd020
fffff880`03bbccd8 00000000`000007ff : fffff880`0368d9a8 00000000`00000000 fffffa80`21f5dbf0 fffff880`0368396a : 0xfffffa80`228e1c00
fffff880`03bbcce0 fffff880`0368d9a8 : 00000000`00000000 fffffa80`21f5dbf0 fffff880`0368396a fffff880`03bbd020 : 0x7ff
fffff880`03bbcce8 00000000`00000000 : fffffa80`21f5dbf0 fffff880`0368396a fffff880`03bbd020 00000000`00000000 : asmthub3+0x179a8

SYMBOL_STACK_INDEX: 0

SYMBOL_NAME: asmthub3+104a2

FOLLOWUP_NAME: MachineOwner

MODULE_NAME: asmthub3

IMAGE_NAME: asmthub3.sys

DEBUG_FLR_IMAGE_TIMESTAMP: 4ce11303

STACK_COMMAND: .cxr 0xfffff88003bbc2e0 ; kb

FAILURE_BUCKET_ID: X64_0x7E_BAD_IP_asmthub3+104a2

BUCKET_ID: X64_0x7E_BAD_IP_asmthub3+104a2

Followup: MachineOwner

自宅インターネットプロバイダをYahoo! BB ADSLに切り替えた

今まで自宅はADSL回線でjanis(長野県ローカルのJA系列のネット会社)を使っていたのだけど、いつまで経っても値下げする気配ないし、毎月4000円近い出費(しかもこれで電話代金は別なので、光と値段が大差ない)はバカバカしいので、Yahoo! BB ADSLに切り替えてみた。その手順を備忘。
janis(12M ADSL)が月額3,790円、Yahoo! BB ADSL(12M)が月額1,265円なのでびっくりするぐらい値段が下がる。

Yahoo! BB ADSLの申し込みは電話でした(フリーダイアル)。
申し込みをすると、設置予定の電話回線調査既存のADSL接続があるので一旦申し込みがはねられるそこから既存のADSL会社に連絡して、解約申し込み&ADSL回線撤去依頼既存のADSL回線撤去日が決まったら改めてYahoo! BB ADSLに連絡既存のADSL回線撤去日に合わせてYahoo! BB ADSLの設置、と言う手順を踏むことになる。
電話回線調査に3営業日ほど、ADSL回線撤去までに連絡から10営業日程度ほどかかるので、切り替えるのに半月ほどかかることになる。
うちは調べてもらったら1月末日契約終了で2月1日に回線撤去が入るので、その日程にしてもらった。ちょうど前プロバイダが1月まで、Yahoo! BB ADSLが2月から(Yahoo! BB ADSLは初月無料なので料金発生が3月から)と効率よく切り替えできる。

で、Yahoo! BB ADSLのモデムは回線設置日の2/1ピッタリに届く。うちには佐川で届いたが、例えば佐川に連絡しても営業所で前日受け取り、みたいなことはできない。あくまで当日になってから。
うちの場合は2/1の午前9時半ごろに旧回線のjanisがつながらなくなり、新回線のYahoo! BB ADSLモデムが届いたのが午前10時過ぎだった。モデムのセットアップしたいから事前に受け取っておきたい…とかが出来ないのは面倒だなあと思った。結局、ネットにつながるようにだいたいのセットアップ終えたら12時過ぎになっていた。所要時間2時間程度。

で、モデムが届いてからいろいろセットアップするのだが、Yahoo! BB ADSLモデム(うちにはトリオ モデム 3-G plusが届いた)のネットワーク初期設定が分からなかったので、最初結構苦労した。モデムからLANケーブル直接PCに繋げてDHCPで繋がってればまあ簡単なんだろうけど、うちは間に無線LANルータ(WR9500N)が挟まっているし、基本的にDHCPではなくプライベートIPアドレスの固定IPを割り振ってあるので調べるのがやたら面倒だったのだ。

結論から言うと、Yahoo! BB ADSLのモデムは初期設定で192.168.3.1/24のネットワークが振ってある。そして、モデム件ルータの設定は、なぜかhttp://192.168.3.1/ではなくhttp://172.16.255.254/が振られている。
ので、最初に192.168.3.XXXのIPを振ったPCを繋げて、http://172.16.255.254/に接続すれば設定に入れる。うちは気づかずにやったので一旦192.168.3.1/24に自宅内IPを振り直す必要に迫られたが、上記設定HPから入って変更してしまえばいきなり192.168.0.1/24のネットワークで自宅内LANを構成することも可能である。

その他備忘。

今までのjanis回線では、『モデム兼ルータ』ではなく『モデム機能のみ』のシンプルなものだったので、その下にぶら下げる無線LANルータ、WR9500Nは『ローカルルータモード』で動かしていたのだけど、今回のYahoo! BB ADSL回線では、『モデム兼ルータ』が届くのでWR9500Nは『アクセスポイントモード』で動かすことになる(ルータのマトリョーシカで動かしてもいいのだがかっこ悪いからやらない)。
で、WR9500Nをアクセスポイントモードに変更すると、既存のローカルルータモードで入れていた設定はリセットされてしまう。と言うことはまずアクセスポイントモードで動いているWR9500NのIPアドレスを探さないといけないことになる。Yahoo! BB ADSLモデムの下にぶら下げると、まずはWR9500Nは『192.168.3.211』で動き始めるので、このアドレスに入ってWR9500Nのセットアップを始める必要がある。
最初のセットアップから無線LANで入って設定することも可能だが、ローカルルータモードの時に設定したSSIDの設定も消えてしまうのでWR9500Nの初期設定のSSIDで接続し直す必要がある。初期設定のSSIDはWi-Fi検索すれば出てくるし、パスワードはWR9500Nの裏側に初期設定の物が書いてあるので入ることができる。
ただし、ここで注意が一点あって、無線LANで入る時はセカンダリSSIDの方のSSIDを使用すると、デフォルトでネットワーク分離機能がONになっているので、WR9500NのWeb設定画面に入れない。プライマリSSIDの方を選んではいること。

Yahoo! BB ADSLでは特にDNSサーバアドレスを公開していない。まあ検索すればYahoo!のDNSも見つかるけど、DNSを入れないといけない設定のところはGoogle DNSの『8.8.8.8』と『8.8.4.4』入れとけばとりあえず問題ない。

うちの回線の場合、
  線路距離長(エンドユーザ~NTT収容ビル):2330m
  伝送損失:23dB
と言う数字なのだが、既存のjanis(12M)回線でおよそ1000KB/s弱(8Mbps弱)の下りスピードが出ていた。で、新規のYahoo! BB ADSLで今のところ1100KB/s(9Mbps弱)の下りスピードと、1割程度速度が上がった。

—————–2016.02.03追記————————
回線開通日にはまだできなかった不要オプションの解約をした。
解約は
https://ybb.softbank.jp/member/adsl/index.php
から行える。
僕の場合、契約時に強制オプションだったのは以下の通り。なお、僕は電話で申し込んだ時に、いらぬ機械を返送する手続きが面倒だったから無線LANパックオプションは外してある。

単純計算で月額3,866円+税のオプションを強制加入させている(普通の人は無線LANオプションも加入させられているのでさらに増額)。気づかなければこれだけ加算て、はっきり言って詐欺だと思う。

で、基本的にはネット上で全部解約手続きできるのだが、ネット上では「加入日:2月1日、課金開始日:2月8日、解約予定日:2月29日」と表示されるので、2/8~2-29だけでも課金されたら困るわけで念のため電話して確認してみた。
電話番号は0800-1111-820、音声ガイダンスで1.オプションパックの加入・解約を選ぶと電話ガイダンスのまま進んでしまい、オペレータのところへつながらないので、2.契約の開始・解約・確認等→5.その他、だったかなへつなげる必要があった。
でオペレータに確認したところ、「2月分は課金されない、またこれですべてのオプションは解約になっている」、となって一安心。

それと、もう一件追記。
Yahoo! プレミアムに関してだが、僕の場合主にヤフオクを使用するために、既存でプレミアム契約があり、重複してしまう。この場合、Yahoo! BB会員を従来持ってた
Yahoo! プレミアムアカウントへ引継ぎが出来る。
 Yahoo! BB会員特典引き継ぎ
ただ、ここには2点注意事項がある。
従来のYahoo!プレミアムでのヤフオク評価は引き継げない。評価が(0)から再スタート。って言うかなんで引き継げないのか謎。同じヤフオクアカウントで悪い評価がリセットされてお得になる人もいるだろうに。システム的に引き継げない理由も思い当たらないしなあ(新アカウントで既に取引をしてしまって、旧アカウントとどっちの評価を引き継ぐの?とか起きてしまう問題ぐらいしか思い位当たらない)。
→やってみたら、引継ぎ元の旧アカウントの取引評価がちゃんと引き継がれた。案内文が分かりにくいだけで、『新アカウントの取引評価が引き継げない』と言う意味なのかと思われる。
 参考:Yahoo! BB会員特典引き継ぎ
・Yahoo! BB会員には、Yahoo! プレミアムプランと言うものが存在する。
 プレミアム | インターネット | ソフトバンク
簡単に言うと、『プロバイダ契約を持つユーザ限定で』『2年縛りする』代わりに『月額使用料を130円割り引く』と言うプラン。2年縛りの解約可能月以外に解約すると3000円+taxの解約手数料がかかる。
これがちょっと曲者で、パッと見るとプロバイダ契約者は加入した方がオトクに見える。で、Yahoo! BBは加入時に基本的にYahoo! プレミアムオプションも加入で、かつ加入特典で2ヶ月間Yahoo! プレミアムが無料になっている。
が、2ヶ月後にYahoo! プレミアムからプレミアムオプションに切り替えると、プロバイダの加入との間に2ヶ月のラグが発生してしまい、解約時にプロバイダ解約料かプレミアムオプション解約料のどちらかを払う羽目になってしまう。
両方払わねばならぬ月には、上限10,000円のキャップがついているらしいが、普通解約する人はプロバイダの解約可能月に解約する人が普通だろうと思うので、Yahoo! プレミアムプランにも加入する人は2ヶ月無料オプションはさっさと放棄してプレミアムプランに加入しておく必要がある。

プロバイダー プランの変更 | オプションサービスのお手続き | SoftBank
探してもなかなか見つからなかったが既にYahoo! BBに加入している人がプランを変更するのは↑のリンクから。

DMC-LX100用の小型ストロボ、DMW-FL70を買ってみた

DMC-LX100専用?の小型ストロボ、DMW-FL70を買ってみたので簡単にレポート。

 一応前提情報として、僕はそもそもストロボを使わない(内蔵ストロボ/外付けストロボを問わず、使用割合はせいぜい0.01%=1万枚に1回使うかどうか、程度である)。なんで使わないかと言うと、僕がカメラを始めたのは天文部で天体写真含めた撮影として始めたのがきっかけで、当時の天体向けカメラはフルマニュアル(機械式)カメラが勧められていた=当然ストロボのついていないカメラだし、天文部の先輩から「ストロボ頼りの撮影は(対人でも)勧めない、まずはしっかり構えて撮影することから始めたほうがいい」って言われたことをいまだに愚直に守っているからでもある。内蔵ストロボポン炊きの写真はあまり好きではないし。
 じゃあなんでこのストロボ買ったんだよと突っ込まれるが、たまたまショッピングのポイントで3000ポイントぐらい余っているのがもうすぐ切れそうで、他にそのぐらいの値段でちょっと買ってみようというのがたまたま思いつかなかったから。

 と言うことで、おそらくこのストロボもこのレビューの後は殆ど使われることはないだろう…。

P5010936

本体正面から。うまく撮影できないので後ろに台替わりのレンズキャップ(58mm)が置いてあるが、まあ見比べるとそのぐらいのコンパクトなストロボ。
DMC-LX100はEVFを載せるかストロボを載せるか二択でストロボの方を載せなかった、ので作ったオプションであるというのがいかにもわかりそうな小ささ。
ちなみにGN7/ISO100GN10/ISO200

P5010937

裏側にストロボON/OFFのスイッチがついてる。ので、普段DMC-LX100のボタンにストロボON/OFFの機能を割り当てなくても済むのはありがたいかなと思う。

P5010935

装着した時に左肩側の側面にある、ボタン。これがストロボ着脱ロックボタンになっていて、一度DMC-LX100にストロボを装着すると、このボタンを押しながらスライドしないとストロボは外せない。
軽量ストロボなのでここまでしっかりした着脱機構はいらないような気もするが、まあ親切設計ではあると思う。

K5_03406

DMC-LX100に装着してみた姿。シンプルでサマになってると思う。

K5_03407

さっきも書いた通り、着脱ロック機構がここにある。強引に外そうとして壊しちゃう人とかはいないと思うけど、一応注意。

P5010947

持ち運び用に、小型のポーチがついてくる。なんか似てるかなあと思って、昔DMC-LX3用に買ったビューファインダDMC-VF1と一緒に撮影してみた。DMC-VF1の方のポーチは、青い色のポーチで「LUMIX」の文字入りだけどDMW-FL70の方は黒色で特に文字入れなし。

試しに小物にストロボを当ててみた

試しに手元にあった小物を撮影してみた。被写体はVoigtlanderVC-METER。サイズ的には3.5cm角四方ぐらい。マッチ箱よりもう少し小さいぐらいのサイズ感。

P5010950
[DMC-LX100 / ISO200 / f/2.8 / 1/60sec / 34.0mm(換算75mm)]

望遠端(換算75mm)、最短距離(30cmぐらい)で撮影。特に影が出ることもなく、こんなもんならまあまあ使えるかなあと言う印象。
なお、こういうの撮影するときはスポットAFに切り替えたほうが圧倒的に楽

P5010951
[DMC-LX100 / ISO200 / f/1.7 / 1/60sec / 10.9mm(換算24mm)]

一方で広角端(換算24mm)、最短距離(1cmぐらい)で撮影。って言うかこんなおバカな設定で撮影する人はいないと思うけど、当然のことながらストロボの光は全然届いてないです。

P5010952
[DMC-LX100 / ISO200 / f/1.7 / 1/125sec / 10.9mm(換算24mm)]

同じ広角端(換算24mm)で、撮影距離30cmぐらい。ストロボの影がこれもはっきり出ちゃって写真にはなりませんね。トリミング前提で何とか使えるか?と言う感じ。こういう小物にポン炊きするには望遠端側をうまく使った方がいいみたい。って、ちゃんと物撮りする人はまともなライティングをするのかな。

人物撮りのストロボの感じは時間があったら後日撮影してみます。

【お酒レポート】:明鏡止水/特別本醸造

長野県佐久市茂田井(旧望月町)の大澤酒造でつくられたお酒、明鏡止水の特別本醸造。

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¥2,134円+税(¥2,304円)。

「低温でじっくりと醸造することにより、香りと味の調和がとれたお酒に仕上がりました。
 旨さとキレのある味は酒通にお薦めする飲みあきしない特別本醸造です。」 とある。

アルコール分 15度以上16度未満
原材料 米(国産)、米麹(国産)、醸造アルコール
精米歩合 55%
日本酒度 +3 酸度 1.5

色味はかなり黄色未が強い。若いウイスキーの比較的薄い色のものにも近い、結構しっかりした色をしています。
雑味は結構残っていて、いかにも信州系のお味。甘みがほんの軽い、ふわっとした甘みで結構心地よい。後味もそれほど重みの残るものではなく、比較的軽くすいすいといけるお酒かなあと思う。香りはごく弱い。
しっかり日本酒を堪能したいというときにはちょっと軽すぎて物足りないかもしれません。逆に日本酒苦手の方には比較的挑戦しやすい味かなあと思います。