Logicool Wireless Combo MK520t 簡単なレビュー

つい先月マウスを新調したばかりだと言うのに、今度はキーボードの方も不調になってきてしまった。
と言うことでキーボードを刷新したのでその簡単なレビュー。

更新前は、これまたLogicoolのDN-900(ディノボ キーボード)と言うのを愛用していた。壊れる前のマウスも予備機あわせて3台持ってたけど、キーボードも予備機合わせて2台使っていたのだから、僕の入力環境はかなり長い期間に渡って同じものを採用し続けていたことになる。
以前のDN-900を使い続けた理由はまあいくつかあるけど、

  1. ワイヤレスであること。キーボードにワイヤレスなんて必要ないじゃないかと言う意見もあるかと思うが、卓上でちょっと作業したいときにさっと横によけてキーボード使う時にまたさっと戻せる環境と言うのは、一度慣れるとやめられない。
  2. テンキーがあること。ごくたまーにやるゲームでテンキーを矢印にして操作するから。それに数値入力はテンキーの方が速い。
  3. オーソドックスな日本語配列になるべく近いこと。とはいえDN-900は若干癖はあったけど。
  4. キーボードの質感、入力の感触がなるべく良いものを。

あたりだろうか。ついでに言うと基本的にLogicool製品以外には興味がない。別にLogicool凶信者なわけではないけど、15年近く前に初めて市場に出始めたワイヤレスキーボード/マウスを使って、通信の不安定さに愕然とし、買い替えたロジクールのワイヤレスマウス(ZM-50と言う型番だったはず)の使い勝手の良さに感心し、長いこと愛用していたところから、基本的にロジクール製品を選ぶようになってしまった。(余談だけど、Logicool製品はそれほど頑丈じゃあない。保証期間3年ないし5年を全うできないのが3割ぐらい出てると思う。)
で、DN-900だけど確かこれに買い替える前はMicrosoftのワイヤレスキーボードを使っていたはずだ。(たぶんMicrosoft製品の方が頑丈だ。こっちは保証のお世話になったことはなかった。まあ使った数もあまり多くないし、何よりMicrosoft製品はぬるぬるスクロールのマウスに置き換わったころから全く買わなくなってしまったから。)で、4、5年ぐらい使ってキーボードがくたびれてきたので買い替えた。その時いくつか製品を試したけど、diNovo Edge(DN-1000)は英字配列だったので諦めた(あれが乾電池式で日本語配列だったら10個ぐらい買ってたに違いない)。あと、いくつか試した末にDN-900に落ち着いた。
既に販売終息してしまっているので書いても仕方ないかもしれないけど、DN-900にも結構弱点があった。まず、Fnキーが小さくて見にくい。Fnキーは4つづつ間にスペースを設けてある昔ながらの配置の方が絶対使いやすい。それから、テンキー部分がなぜか強制NmLockがかかっていて、矢印キーに変更はできない。テンキーNumLockはそんなもの困る人は少ないだろうが、僕はノートPCにちょっと操作をする時に(小さい画面を見るのが嫌なので)電源だけ立ち上げて、画面は開かずリモートデスクトップ接続で済ませることが結構多かったのだけど、リモートデスクトップの接続先にNumLockの情報が残ってしまい、次にノートPC単独で使う時にUとかI辺りのキーがすぐ入力できずめんどくさかったりしたのだ。(リモートデスクトップ接続先のNumLockが接続元のキーボードで上書きされる不具合はXPまでで、両者ともWin7に切り替えたら一応発生しなくはなったのだが。)あと、DN-900にはいくつかマルチメディアキーがあったけどこれらは全く使わなかったかな。
そんなDN-900だが、一個目は上に物を落としてキーが一部破損、二個目(直前まで使用)は電池持ちが悪くなってきてしまい、どうにも使い勝手が悪くなってしまった。冬だからと言うのも少なからず影響してるのかもしれないけど、単4eneloopが一週間もたないのはさすがにちょっと…と言う感じなので買い替えに至った。

長々と主題から逸れたが、さていよいよ新しいキーボードの買い替えを検討。今はヨドバシアキバみたいな超大型店が近隣にないので、直接触って確かめられるキーボードは数えるほどしかなく、それらはどれも候補外だったので結局ネット上で仕様をにらめっこして買うしかなかった。
検討した中(Logicoolしか検討してない)から取捨選択ポイントだけ拾うと、
・フルサイズキーボード(妥協の余地あり)
・ワイヤレス(BlueToothはBIOS/UEFIで使えないので除外)
・日本語配列
・メンブレンか、とかアイソレーションか、とかはどうでもいい
あたりを前提として、

Logicool Wireless Keyboard K270(ないしWireless Keyboard for MONSTER HUNTER FRONTIER G = K270MH)
可もなく不可もないけど、もう少し高級感が欲しい。ので保留。
Logicool Wireless Keyboard K360r
悪くない。購入第一検討候補。Fnキーが窮屈なのぐらいは諦める。
Logicool Wireless Touch Keyboard k400r
タッチパッドいらない。右下のカーソルが窮屈。Fnキーも窮屈。
Logicool Wireless Solar Keyboard K750r
パームレストがない。ソーラー充電よりエネループ交換の方がいい。却下。
Logicool Wireless Illuminated Keyboard K800t
デザイン等は割とよさげなんだけど、イルミネーションのギミックは興味なし。充電池方式なので却下。(追記:実は裏蓋を空けると普通の単三電池らしいと言ううわさもあった。)

と言った感じで、どれも今一つ決め手に欠けていた。なので仕方なく、キーボード+マウス(当然付属マウスは使わない)の製品まで目を広げてみると、こっちが意外とよかった。

Logicool Wireless Combo MK270
キーボード自体はK270と同じなので検討する必要がない。
Logicool Wireless Combo MK330
悪くない。僕はマルチメディアキーを使わないのでもうちょっとシンプルなデザインが好みかなあ。
Logicool Wireless Combo MK520t
これもなかなか良い。K800tからイルミネーションのギミックを外して乾電池式にしてちょっと安っぽくした感じ?
Logicool Wireless Desktop MK710t
僕はここまで仰々しいマルチメディアキー付きは活かせない。もしもキーボード全て触って試せる機会があったらこっちにしてた可能性だってあるかもね。

と言う感じになって、けっこうポジティブなイメージでMK520tがきたのでこれを買うことにした。
余談だけど、このLogicoolの謎ラインナップはどう決めてるのか不明だった。K000型番がキーボード単品、MK000がキーボード/マウスセット品、数字が大きい方がグレードが高い(発売時期の関係で価格は若干前後するものもあるようだ)、セット品の中で単品仕様でも売っているのはMK270だけ。どうせunifyingなんだからイチイチセット品を作る意義が感じられないのだけどなあ、と思ったり。あとrとかtとかが後ろにつくのはWindows8対応に合わせてキートップのWinマークが変更になった程度の小変更かなあと思う。

到着後の簡単な感想。
・DN-900の金属感たっぷりの(冬には冷え冷えになる)モノとは違って、プラスチック感満載。やっぱり安っぽいかなあ。
・各キーの固定グラツキが若干気になる。キーを打ち込むときの押し下げ感はそれほど悪くないが、キートップを左右になぞるとグラグラするのはちょっと気になる。
・一方で、底面が軟すぎる。キーを押しこむとキーボード全体がしなり、特にF/Jあたりのキーを押しこむとキーボード中央が凹み、グニャグニャ感が凄い。これは底面側からなにがしかの補強をしたい感じ。
・キーボード面はかなり平坦になっている。DN-900は若干傾斜がついていたので、逆にMK520tは奥に行くにしたがって高さが減っているようにすら見えてしまう。
・キーレイアウトが素直なのはやっぱり気持ちいい。Fnキーが4つづつちゃんとわかれているので、押しやすさ抜群。
こんな感じかな。また何かあったら追記します。

— 2014.02.22追記 —
やっぱりキーのぐらつき感、特に底面の柔さからくるキーボードのしなりがどうも気になって仕方ない。と言うことで、さらに新しいキーボードを買って試すことにした。その記事は後程。