日本酒を飲みながら食べるだけ。を見てるだけなのに最高かよ!

2019年9月21日(土)開催の「かやふぇしゅ(2回目)」参加してきました。
もちろん2018年4月28日(土)開催の「かやふぇしゅ(1回目)」も参加したんですけどね。
前回は前方観覧席(抽選)をゲットすることもできなかったので、ネットで知り合った友達(お酒は好きだけど、別にアニメに詳しくない)をお誘いしていったんですけど、今回はかやふぇしゅ会に参加していることもあって前方観覧席の抽選全4回のうち、2つゲットできたのでソロで遊んできました。なお、今回の前方観覧席(数えたら幅25席x12列の300席だった)はかやふぇしゅ会の人オンリーの抽選だったこともあって、座席獲得した人は複数回獲得が当たり前だったみたいです。席に座った時など、近所の方と少しおしゃべりしましたが、「1、2、4回目の3つも当たったのにメインのFISの3回目だけ外れちゃったんだよ~」なんて言ってる方もいました。見事3回目に当たった(でもシンフォギアは見てないとは言えない)僕は幸せ者だったのでしょう。

今回はお酒を飲むということで、日帰り日程で強行すると佐久に帰ってきてから自宅まで車を運転して帰れない、と言うことで一泊日程に。かやふぇしゅ(1回目)の時はさらに高速バスで出かけて前泊したので計二泊日程でしたが、今回は新幹線で朝出かける日程に変更しました。自宅を9時少し前に出て、佐久平駅9時20分ごろの新幹線に乗って、大宮から埼京線に乗り換えて、一旦新宿まで出て荷物をコインロッカーに預けて、高田馬場に戻る形で到着したのが11時過ぎ。


チケット発売後即購入したはずなんですけど、受け取りを放っておいたせいなのか?入場券の番号が1051番。入場券1000番以降はベルサール高田馬場の1階ホールでなくその奥、2階相当にある芝生スペースで待機になってしまいましたが、ここで待っていても入場状況が全く分からず、困った。すたっふの人が一応一人いるんだけど、1、2回しか状況説明しないし声が小さいうえにすぐ横を走る山手線etcの電車の音にかき消されて全く聞こえないし。ここは運営の人たち要改善点だと思いました。会場に入った後はすたっふの人数も多く、快適に過ごせたので、待機芝生にももう少し人数割いておくべきだったかと…入場の様子が全く見えない状況だと、はて進行はどうなっているんだ、まさか1回目の乾杯イベントまでに入れない事はないだろうな、などと酷く不安になってしまいました。

その後、若干押し気味な時間設定ながらなんとか入場できました。12:05ぐらいに入場できたかな。
すでにいくつかの出店ブースにはガッツリ行列ができていました。


かやふぇしゅさんのサイトからコピーさせてもらいました会場案内図。


16番ブース(黒龍酒造)さんに並んでいる大行列の図。入場した時点で圧倒的に並んでいたのはここでした。ここでお酒をゲットした後、今度は食べ物ブースに行列、と言うことで21-30番ブース辺りに似たような行列ができていました。なお、僕が入場した時点でそんなに行列がないなあと思っていた1番のWAKAZEさんのブースは、すでに大行列の後一部完売商品が出て行列がはけだしていたような状況だったらしい…。座席エリア脇の1番、16番が実質的に壁サークル扱いなんでしょうね。


一通りチョロチョロ見て、僕が乾杯のお酒に選んだのは11番ブースの麻原酒造さんの日本酒スパークリングでした。これを選んだのは、比較的行列が短くすぐ購入できたこと、最初の一杯なのでいきなり日本酒ではなく少し軽めのお酒にしたいなと考えたことでした。とてもおいしかったです。日本酒に限らずスパークリング系はだいたい発酵を途中で止めて甘みがしっかり残るのが基本ですが(となりにいたお客さんが、「これがお米だけの甘味なんですか?」と驚いていました)、このスパークリングでは酸味がしっかりしていたのが印象的でした。乳酸の酸味なのでしょうが、やや重めの酸味なので、甘み・酸味・スパークリングのバランスがなかなかに絶妙でした。

あと2番目のお酒として、14番ブースのnomoooさんで胎内地ビールも購入しました。これも序盤なので軽めのお酒にしましょうという選択。コメを使った地ビールだと説明をいただきましたが、飲んでみると確かに割合ふわっとした味わいで柔らかな甘みがあって、麦っぽさよりも米っぽさを感じました。フレーバー系のホップを使っているので、コメ自体の味が後ろに引っ込み気味なのがもったいないかな、これならホップはシンプルにしてコメの魅力を出した方が良いんじゃないかなと僕は個人的に感じました。


さて、そんなこんなしているうちに第一回目イベント(乾杯)のための観覧席へ。95番だったのですが、思ったよりステージに近くてビックリしました。単純に左前方から1番、2番…と割り振って25番が右前方、26番が左2列目…と言う配置なので、10-15番ぐらいの人がガチの当たり席だったようです。僕の位置でも十二分に近くに感じることができたのでうれしかったですが。


寿!祝! の菰樽。第一回のステージ途中で運ばれてきたので、写真は3回目ステージの前に撮影したものです。
かやふぇしゅ(1回目)では寿と書かれた菰樽だったので、なぜか乾杯のあいさつが「(茅野さん)ことぶき!(観客)みなこー!」となってしまったのですが(多分本人は全く知らない)、今回はまさかの「祝」樽。茅野さんが「乾杯のあいさつどうしよっか?」となったのですが、観客「やっぱり寿美菜子でいいんじゃね?」ってことで今回も乾杯のあいさつはことぶきみなこー!(笑)多分これ今後もローカルルールになるんでしょうね。うまく樽を鏡開きできなくて困ってる茅野さんが超かわいかった。また赤いワンピースがとてもきれいでした。ステージイベントの度にお着換えしてくださるという神イベントで、どれも素敵な衣装でしたが一番最初が一番映えていたと思います。


一回目イベントの後、会場をふらふら歩いて「何を飲みたいかなあ」と見ていたら、而今が29番ブースの集っこさんにあったので、「あ、飲んでみたい」と思い購入しました…が、これ、而今の中でも激レアの限定酒だったらしく、なんとこの量(多分40ml)で2000円…!そんなものを紙コップで飲んでいいのか…しかも会場内ふらふら歩いているときに数滴こぼしたぞ…みたいなお酒です。置いてあった4合瓶で市況価格5万円以上のものらしいです。いや、確かに味は格段においしいというか、すごくするりとしたお水みたいなのに微かなフルーティーさ、コクの加減が素晴らしいとは思いましたが…。なお、この辺で写真撮るのは疲れてきたらしく、購入したお酒などの写真を撮るのはやめていく模様。

二回目のイベントステージは抽選に当たらなかったこともあり、序盤にちょろっと赤﨑千夏さんを拝んだ後は会場内をふらふらしていました。って言うか、赤﨑千夏さんがかやふぇしゅグッズでコーディネートしていて、かやふぇしゅTシャツにかやのみ日本酒前掛けにかやのみ手ぬぐいを首に巻いて(下はジーンズ)だったのですけど、遠目には「どこのガテン系のお姉さんですか?」的なのが…しかもその格好でどうすればそのかわいい声が出てくるんだよみたいなギャップ萌えが超面白かったです。
なお、途中でステージのことは放っておいて行列のはけた黒龍酒造さんのところに行って社長さんとおしゃべりしていたら、ステージで呼ばれてそそくさとステージに上がっていったのが面白かった。

その他会場内でのとりとめもない写真。


黒龍酒造さんに飾ってあったかやふぇしゅ酒器セット。って言うかメインの被写体は左奥の社長さんと右手前の美人三姉妹(の次女と三女さん)なんですけどね。


18番ブース、土田酒造さんに飾ってあったサイン色紙。茅野さんわりとよく似てる! って言うかほかのキャラわかんない(笑)! 多分茅野さんのキャラなんでしょうけど、そんだけまあ茅野さんいろいろキャラやってるってことですね。土田酒造さんは群馬、川湯の酒造会社だそうです。温泉酒したら良さそうですね。そういえば、二回目イベントで赤﨑さんと茅野さんが温泉酒やったことない、って言う話をしていて、赤﨑さんが温泉酒を想像して、なぜか赤面していましたね。


19番ブース、三芳菊酒造さん。なぞの二次元キャラばっかり…。なお、奥に見えるカップ酒が500円と割合安価だったので1つ購入しました。カップ酒はどれも500円均一なんですが、奥の2つは純米大吟醸なので、同じ値段で売るのは明らかにおかしいんですけどねみたいな会話を楽しませてもらいました。僕の今の好みは純米大吟醸はすこし淡白で甘すぎる、と言う気分だったのでそのとなりのうすにごりを購入しました。


なぜか唐突に喜屋武ちあきさん。30番の酒ミットと言うブースの宣伝でわりかしふらふらしていたので、少しちょっかい出してお話してみました。見事にあしらわれた(笑)。びっくりするほど頭が小さくて、根本的に違う生き物なんじゃないかと思う美しさでした。歩き方も気品があるというかなんというか…。

そんなこんなしているうちに三回目のイベント。


入場途中で人のいないうちにステージの様子を撮ってみました。左側のカウンター椅子に南條愛乃さん・日笠陽子さん・茅野愛衣さんが座り、手前側では酢飯屋さんと言うお寿司屋さんが出張でおいしい握りを握ってくださる、と言うスタイルでした。


三回目ステージの席は91番。一回目と同じ列ですが中央寄りの席になり、思いっきりお三方を堪能してしまいました。控えめに言って最高でしたね。8×25のミニ双眼鏡も持って行ったんですが、双眼鏡を使うと握りの上のネタの上にアクセントとして載っているものまで見えるという堪能っぷり。なお、無駄にしっかりチェックさせていただきましたが茅野さんは左右の手で違う色のマニキュアでした(確か右手がシックなイエロー、左手がピンク)。日笠さんはラメ入りブルーのマニキュア、南條さんはピンクのラメ入りでした。基本的に三方が美味しそうにお寿司を食べ、そこに日本酒を追っかける様を見ているだけなんですが、なんでそれでこんなに幸せになってしまうのでしょうか、不思議なものです。双眼鏡で覗くとうますぎる寿司を食べて悶えている三人の表情が生き生きしていて(特にじょるのさんがはっちゃけていたような…)、もう一時間じゃ物足りない感じでした。

三回目ステージも終わり、そろそろ僕も終戦モードにするかなあと行きに買っておいたペットボトルのやわらぎ水を飲みながら少し酔い覚まししていたのですが(なお、会場ではキララさんがすごい勢いでやわらぎ水用ウォーターサーバーを用意してあり、それでもすごい勢いで消費されていました。なんでも数トン単位で水が消費されるイベントらしい…)、このころには会場内には結構な数の死屍累々が…。僕はアホみたいに酒に強いのでまあこの程度じゃイベントで疲れたとしても酔いつぶれはないんですが、ガッツリ飲んでがっつり眠り呆けている方がいっぱいいらっしゃって、これまた謎のイベント感があって楽しかったです。

四回目のイベントは、会場の皆様にプレゼントコーナー。イベント的にはこのステージだけだとちょっと物足りなさそうな気がしました。何か〆のお約束が欲しいですね(今回は茅野愛衣さんの中で謎のブームでも起こしているのか、「ご安全に!」の掛け声でしたが)。
なお、これでかやふぇしゅイベント自体は終了でしたが事後で酒ミットさんのプレゼント会があり、18:20まで会場で遊んでしまいました。きゃんちさんはステージの取りまとめめっちゃうまいですね。地味にこれがかやふぇしゅの最後の最後の締めになるという…。

あと、イベントグッズの物販ですが今回は最後まで売り切れは発生せず多少残っていたようです。僕は一回目ステージの後手ぬぐいを買いに行き、最後帰る前に残っていたのでポスターをゲットしたのですが、まあメインブースで恐ろしい勢いでお金が飲み込まれていくイベントですから、物販にそこまで殺到がおきないんでしょうね。かやのみちゃんのアクリルキーホルダー再販してほしいなあ。

と言うわけで、二週連続でアニメ系イベントでめっちゃ遊んでしまいました。よく体力もったな…。

【お酒レポート】:和和和/純米吟醸 美山錦 かすみ生酒

長野県佐久市のお酒。佐久平駅のごく近くにあり、多分佐久平駅から酒造まで歩いていける。
この酒造は日本酒だけでなく焼酎・リキュールなんかも作っており、昨今佐久市で生産の流行っているズッキーニを使った焼酎なんかも作ってるらしい。
『和和和』は『和(わ)の心で和(やわ)らぎ、和(なご)んで欲しい』と言う意味合いのネーミングだそうだ。造りによって『和和和』だったり『和和わ』だったり表記がある。今回飲んだのは『和和わ』表記。

¥2,665円+税(¥2,878円)。

原材料名 米(長野県産)・米こうじ(長野県産)
アルコール分 16度
精米歩合 55%
長野県産美山錦 100%使用
製造年月 H28.12
出荷年月 H28.12

あけた瞬間、ポン!と結構よく栓が開く。微炭酸らしい。
香りは、どぶろく系、ほんのり甘酒系。いかにも甘そうな匂い。
味わいはかなり甘め。ほんのりボテッとした田舎くささはあるが、かなり甘めで後味などにあまり癖はなく、飲みやすいかと思う。
果実系の甘み・酸味はなく、甘酒・どぶろく系の甘みがある。どろっとした感じの甘さだが、それほど濃厚な甘さでないので飲みやすい。
ごくほんの少しだけ微炭酸なので、少し多めに口に含むと炭酸由来の刺激をほんの少し感じる。
色味はほぼ無色。白みが少しある?
よく冷やして飲むのに向いたお酒だと思う。

【お酒レポート】:北光正宗/特別純米金紋錦

ここのところ、芳醇旨口系のお酒をチョイスすることが多かったので、たまには端麗辛口をガッツリ飲んでみたくてセレクトした。
長野県飯山市の角口酒造で作られたお酒。

¥2,772円+税(¥2,993円)。

アルコール分 15度
日本酒度 +5(標準)
原材料 米・米こうじ
精米歩合 59%
長野県木島平産金紋錦100%使用
仕込み水 鍋倉山系地下水

おいしい飲み方
ロック
冷酒 ○
室温 ◎
ぬる燗 ◎
熱燗

お酒の特徴
辛口 □ ■ □ □ □ 甘口
端麗 □ □ ■ □ □ 濃醇

吟醸香がないので少々野暮ったいというか、いかにもな日本酒の香り。冷やすと香りはほぼなし。
さっぱりとした味わい。甘みもそれなりに感じる気もするが、基本は辛口系のお酒。
のど越しはわりとさらりと抜けていく。後味と言うか、飲み終わって数十秒たった時の後口が少々重めな感じもする。
色味は若干。
あまり自己主張の強い酒ではないので万能で様々な料理に合わせやすい印象。
常温になると辛口と若干の苦みが顔を持ち上げる。

僕は燗したお酒を基本的に飲めないのでそこに対しての評価ができないのは残念だが、ぬる燗もおススメとあるので好きな方は試してみたらいいと思う。

僕が飲みたいと思っていた気分はもう一声辛口な酒だったからか、意外に印象は薄かった。
金紋錦がどういう酒米なのかも期待して買ったのだけど、一種類だけではよくわかりませんね。

こんなラベルもついていました。

【お酒レポート】:幻舞/純米吟醸 無ろ過生原酒

長野市川中島の株式会社 鮭千蔵野で作られたお酒、幻舞の純米吟醸 無ろ過生原酒。
川中島と言えば戦国時代の武田信玄と上杉謙信の合戦のイメージが強い場所。

¥3,000円+税(¥3,240円)。

アルコール分 17度
原材料 美山錦 100%使用
精米歩合 49%
杜氏 千野麻里子

芳醇旨口。非常に飲みやすい。若干の雑味があるが、田舎くさい野暮ったい雑味ではなく、若干の苦みも含んだ辛みのような感じなので、キリリと締まる感じでかえっていいと思う。
色は薄め。香りが非常に芳醇。冷蔵庫で冷やした一升瓶から銚子に入れるときに既に芳しいにおいに包まれて気持ち良い。
刺身や焼き魚など、さっぱりとした料理向きだと思う。燗しておでんみたいなほっこり料理に…むくかは試す気なし。
生原酒だから(度数高い)か、雑味を感じたせいか、若干二日酔い気味の残りが強かった。

今、信州で一番うまいとも言われるお酒です。女性杜氏さんが作っていることでも有名。噂にたがわぬ今どき人気の芳醇旨口でした。
味が良いので初心者にも挑戦しやすいお酒ですが、無濾過原酒と言うことで度数がちょい高めなので途中に積極的に和らぎ水を飲んで深酔いしすぎないように気をつけたいところです。

【お酒レポート】:明鏡止水/特別本醸造

長野県佐久市茂田井(旧望月町)の大澤酒造でつくられたお酒、明鏡止水の特別本醸造。

P5010920

¥2,134円+税(¥2,304円)。

「低温でじっくりと醸造することにより、香りと味の調和がとれたお酒に仕上がりました。
 旨さとキレのある味は酒通にお薦めする飲みあきしない特別本醸造です。」 とある。

アルコール分 15度以上16度未満
原材料 米(国産)、米麹(国産)、醸造アルコール
精米歩合 55%
日本酒度 +3 酸度 1.5

色味はかなり黄色未が強い。若いウイスキーの比較的薄い色のものにも近い、結構しっかりした色をしています。
雑味は結構残っていて、いかにも信州系のお味。甘みがほんの軽い、ふわっとした甘みで結構心地よい。後味もそれほど重みの残るものではなく、比較的軽くすいすいといけるお酒かなあと思う。香りはごく弱い。
しっかり日本酒を堪能したいというときにはちょっと軽すぎて物足りないかもしれません。逆に日本酒苦手の方には比較的挑戦しやすい味かなあと思います。