フジフイルム X-T3 WORLD、フジノン XF LENS BOOK簡単なレビュー

最近、フジフイルム X-T3 WORLDフジノン XF LENS BOOKと言うムックを立て続けに二冊買ったので簡単にレビュー。

まずはフジフイルム X-T3 WORLDから。X-T3は昨年の秋発売なのだけど、なかなかムックが発売されないなあと思っていたら、たまたまamazonで検索したときに予約販売始まっていたので去年のクリスマスぐらいには予約していたと思う。でほぼ発売日受け取り。でもなかなか読む時間がなくて2月になってやっと目を通せた。
X-nn WORLD系のムックは、フジフイルム X-T1 WORLDフジフイルム X-T2 WORLDフジフイルム X-Pro2 WORLDと妙にいっぱい持っているのだが、過去のムックは自分としてはなかなか良い出来で満足できていた。X-T1 WORLDは機種の魅力を前面に押し出すような誌面とマウントアダプタ特集がなかなか実用的だったし、X-T2 WORLDX-T1/X-T2の比較が丁寧に書かれているのとMy X-T2 Settingが良かった。
それらに比べるとX-T3 WORLDは若干力不足な印象だった。レンズラインナップが増えて、それらの紹介に誌面がだいぶ割かれているが、それはレンズ紹介ムックを用意すればいい話で、X RAW STUDIOFUJIFILM CAMERA RIMOTEにもっと誌面を割いてもよかったのではないだろうか。また、X-T3の改良が実に地味と言うか、PENTAX辺りだったらこの小改良ならボディにわざわざ新規金型を起こさずX-T2Sとかの名前でお茶を濁してたんじゃないかみたいなものだから仕方ないのかとは思うが、X-T2とX-T3の比較記事もちょっと地味だった。実際には使ってみれば納得の成熟感があると思うのだが、そう言うのを誌面で伝えるのはちょっと難しいのだろうか。個人的には開発者インタビューがないのも物足りないかなあと思った。
写真家によるレビューとかは面白いので、この手のレビュームックを持っていなくて、X-T3に興味のある人は買ってみてもよいだろう。過去のムックを持っている人は買っても買わなくてもどちらでもいいかな。

次に、フジノン XF LENS BOOK。上記ムックを買うときにおススメで出ていたのでついでに買った。
個人的には藤里一郎さんの写真を最初に押し出すのはいいけど、上記ムックと使いまわしかよってぐらい見栄えが変わらなくて、最初のインパクトがちょっと不満な感じだった。いや、藤里一郎さんの写真は自然光を活かした素肌系ポートレートで僕としては好みなのだが、今回は発売時期の近い2冊のムックで、どっちもエテルナ仕上げなのはどうかなと思った。LENS BOOKのこちらはプロビア仕上げで良かったんじゃないだろうかと思った。
個別のレンズカタログとしてはまあまあだけど、MTFは高周波と低周波を別のグラフに書くぐらいなら、開放とF5.6の別の絞りの数字まで出してほしかったなあと言う感じはあるかな。
どっちのレンズショーのコラムは月刊カメラマンからの転載かもしれないが、なかなか良かった。56mmF1.2のAPDありなしの描写とか、分かりやすい比較作例が出ているのはよい。
開発者インタビューがあるのも良し。開発者の人たちの好きなレンズがあがっているのも面白い。なんというか8-16100-400が人気だなあ、とか56mmF1.2APDなしの方が好まれているんだとかが興味深かった。
全体として、こちらのムックの方が好印象。今回紹介した二冊のどっちかを買うなら(もちろん両方買うのもアリなのだが)フジノン XF LENS BOOKをお勧めしたい。

楽天マガジンにブラウザ版が追加された

僕はタブレット端末をけっこう長いこと愛用していて、特に電子書籍端末として使っている。
現在使っているのはXperia Z2 Tabletで、それで twitter/Pocketで配信されるRSS記事/ReaderStoreで購入したコミック/楽天マガジンの雑誌 を閲覧している。
電子書籍(雑誌)に関しては最初はdマガジンを利用していたのだが、楽天マガジンのサービスが発表された時点で楽天マガジンに乗り換えた。自分の読みたい最低限の雑誌は楽天マガジンでも取り扱いになっていたうえに、楽天マガジンの方が安かった(dマガジンは月額400円、楽天マガジンは年額3600円)からだ。

そんな楽天マガジンだが、初期の頃はイマイチ不安定なところがあったりしたものだが、結構頑張ってサービスの改善を続け、サービス開始から半年ほどたった今年前半ぐらいには不満はほぼないようになっていた。
サービス開始当時からの最初の頃の比較は以下のエントリ参照。
サービス開始になった「楽天マガジン」を「dマガジン」と簡単に比較してみた | ちゃたろうふぁんくらぶ
・最初はフォントが汚い、とかあったがたぶんそれは楽天マガジン側の設定ミスで、年末ごろに不具合は解消された。
・最初は雑誌の読みかけの位置が記憶されたり記憶されなかったりなどあったが、いつの間にかちゃんと記憶されるように安定した。
ページ送りをたくさんした時に新しいページが荒い解像度で表示される(プログレッシブjpgみたいに)みたいなのは、むしろdマガジンの方が酷かった気がする(今はdマガジンを解約しているので改善したか分からない)。
・一時期、最初の新着ページが重くて見るに堪えない時期もあったが、いつの間にか安定して今は特に不満なく見ることができる。
・いつの間にか雑誌のダウンロードは(お気に入りに登録した雑誌なら)あらかじめ自動でダウンロードしてくれるようになり、しかもWi-Fi接続時に自動的にダウンロードしておいてくれるようになった。
・配信雑誌はだんだんと増えて必要な雑誌はほぼ網羅されるようになり、またバックナンバーも昔は4冊程度だったのが今は10冊以上は(よって月刊誌なら過去一年分)閲覧できるようになった。

…等々、結構変遷があったなあと思うがサービスとしてはどんどん便利になり、今では殆ど不満がない。

今の時点でも不満があるとすれば二点だけ、一つは変な「記事まとめ」だの「お勧め雑誌」だのの通知が無駄に来ることだ。まあAndroidの設定から楽天マガジンアプリの通知をオフにしてしまえば見ないで済むのだが、バックグラウンドでダウンロードしているお気に入り雑誌の通知は確認したい場合もあるので楽天マガジン一括でオフにするのはちょっと好ましくなく、毎回無駄な通知をポンポン消している。
無駄な通知に関しては以前問い合わせてみたりもしたので以下のエントリ参照。
楽天マガジンの無駄な通知について問い合わせてみた | ちゃたろうふぁんくらぶ
これに関しては楽天マガジンアプリの設定で必要な通知を取捨選択できるようにすべきだと思う。

もう一点、dマガジンに劣っているなと不満だったのが、dマガジンはAndroid/iアプリのほか、ブラウザ版サービスが用意されており、場合によってはPCのブラウザで読めると言うこと。PCの方が当然大画面なわけで、どうせパソコンの前に座っているときに読むにはブラウザ版の方が便利だったりするのだ。なお、ブラウザ版を用意してしまうと不用意にスクリーンキャプチャされてしまうのではないか?と言う気もするが、そもそも楽天マガジンもdマガジンもアプリの時点でスクリーンショットを撮ることに制限がかかっていなかったりするので、別にブラウザ版を出すのに支障はなかった。

…と長い前置きを書いて、ついに今回、この欠点だった「ブラウザ版で雑誌を読む」機能が楽天マガジンにも搭載された
これは大変めでたいことだ、と言うことで早速使ってみた。

ブラウザ版は、普通に楽天マガジンのサイトでログオンしておいて、読みたい雑誌を選ぶだけ。別ウィンドウが立ち上がって雑誌閲覧できる。
楽天マガジン:200誌以上いろいろなジャンルの雑誌が読み放題!

かるーく眺めてみた印象としては、
・基本的にページ送りボタン、ページ位置バー、拡大・縮小バー、全画面ボタンなどのコントロールが表示される。他のウィンドウにマウスフォーカスを移すとコントロールは消えるようだが、その分画面めいっぱいに雑誌が表示されるわけではなく、上下に隙間が残る(うちだと高さ1200pixelあるが、上下50pixelづつコントロールに奪われるので、実際の雑誌は上下1100pixelの大きさに表示される)。
・雑誌閲覧時にはそのウィンドウを全画面表示する方がはかどるが、ブラウザ側の全画面表示機能を使うと右端にスクロールバーが残ってしまった(FirefoxESR52の場合)。ので雑誌閲覧画面にあるコントロールの全画面ボタンを押して閲覧した方が良いようだ(こっちはスクロールバーが出ない)。
・今のところ、楽天マガジンアプリ版の初期と同じように、フォントが汚い(フォントを表示すべき画面解像度の読み込みと実際に表示されてる画面解像度の間に計算ずれか何かがあるのだろう)。
あたりが気になりはしたが、まあアプリ版と同じくそのうち改善されていくのだろう。
とりあえず、非常に便利になった。

とりあえず今の状況をスクリーンショット。

今の閲覧の様子のサンプル。上下のコントロールは明らかに大きすぎるし、雑誌部分のフォントが汚くて見出しの『W』の文字が斜めにギザギザだったり、本文中のいくつかの感じで横棒がかけ気味になったりしているのが分かる。

こんな風に、一応コントロールは消えるのだがその場所はマヌケに空白になっているだけなのでコントロールを消す意味はない。

FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(2) 参考になりそうな雑誌・ムックなど

X-T1の情報を集めた雑誌やムックなど、簡単に感想とともに。

・FUJIFILM X-T1 FANBOOK (impress デジタルカメラマガジン ムック)

電子書籍あり。
無難にまとまっているが、これは必読!と言う記事はなかった。
あえて言うならpage61-69で、カラー・ハイライトトーン・シャドウトーン・シャープネスを+2~-2までの範囲で変更した時の描写の違いの絵がまあまあ分かりやすいか。

・FUJIFILM X-T1 スーパーブック (Gakken CAPA ムック)

電子書籍あり。
これも無難にまとまっているが、必読!と言う記事はなかった。
FUJIFILM X-T1 FANBOOKよりFUJIFILM X-T1 スーパーブックの方が本編中の作例が若干良いかなあ。(巻頭作例はどちらもまあまあ)

・FUJIFILM X-T1 WORLD (日本カメラ ムック)

電子書籍なし。
説明も作例もこれが一番良いかなあ。(説明の良さにそれほど大差があるわけではないが)
page84-87のFUJINON SLレンズ(XマウントではなくLマウント、M42マウント、TXマウント)の紹介は読み物としてなかなか面白い。
page88-97のマウントアダプタ一覧は非常によくまとまっており、この部分のためだけでもこの本は買う価値があると思う。サードパーティ各社からどのマウントに対応するマウントアダプタが発売されているか、一覧で簡単に確認できる。もちろん、時間が経って販売終了の物もあったり、新しく発売になったものが未網羅だったりはあるが、いったんこれだけまとまっていれば残りの物を調べるのも楽だ。

・FUJIFILM X-T2 WORLD (日本カメラ ムック)

電子書籍なし。
X-T1 WORLDも良いがX-T2 WORLDも良い。
新しくなってムックとして掲載する内容もこなれてきてるなあと感じる。
page76-85のプロカメラマンが実際に使っているセッティング情報が意外に役立つかな。

・FUJIFILM X-Pro2 WORLD (日本カメラ ムック)

電子書籍なし。
この日本カメラのWORLDシリーズのムックが一番良いと思ったので、Proシリーズの物も買ってみた。
ACROSSの解説が充実していてよい。

・FUJIFILM X-T2 PERFECT BOOK (CAMERA magazine エイ出版社 ムック)

電子書籍あり。
X-T1の本ではないのだが、X-T2になってX-T1とどこが変わったか、と言う面を確認する意味も含めてX-T2用ムックも読んでおいて損はないと思う。
この本はpage028-031でX-T1とX-T2の外観がどこが変わったかを詳しく紹介しているページと、page032-039のX-T2に各レンズやアクセサリーをつけた外観がほぼ全て網羅される形で載っているのが大変に良い。それぞれのレンズを装着するとこんな外観なんだなあ、と言うのがよく分かり、それはそれで購入欲をそそってくれる。

・FUJIFILM Xマウントレンズ PERFECT BOOK (CAMERA magazine エイ出版社 ムック)

電子書籍あり。
Xマウントレンズにどんなラインナップがあるのか、等々通読するのにはなかなか良い読み物。
佐野史郎さんのインタビュー記事は面白かった。そう言えばNHKの家族に乾杯!に佐野史郎さんが出演していた時、街中の風景をスナップしていた機材はX-T1だったか?

・アサヒカメラ 2012年7月号 (ヌード特集)

電子書籍なし。
ニューフェース診断室にて、FUJIFILM X-Pro1とフジノン XF 35mm F1.4 Rを取り上げている。(page233-246)
FUJIFILM X-Pro1の方はまあ参考記事として、XF 35mm F1.4 Rの光学的素性を確認したい人は読むことをお勧め。ただ、この当時はまだXマウント用の測定器がないのか、レンズの球面収差、非点収差、像面湾曲が測定できていないのは少しさみしい。

・アサヒカメラ 2014年9月号

電子書籍なし。
ニューフェース診断室にて、FUJIFILM X-Pro1とフジノン XF 23mm F1.4 Rを取り上げている。(page271-284)
X-T1の素性について一通り調査されているので、ぜひ購入して一読してほしい。興味を引いたところでは図11-③最大ノイズのISO感度特性あたりか。X-T1はISO800-ISO3200までノイズの出方がほぼ一様なようだ。僕はこの図を見て、当面の間X-T1のISO AUTOは上限3200までで様子を見ようと思った。
XF 23mm F1.4 Rは僕は今のところ購入予定に入っていないのであれだが、歪曲収差が非常に小さい特性がよく分かる。

・アサヒカメラ 2017年3月号 (桜風景特集)

電子書籍なし。
ニューフェース診断室にて、FUJIFILM X-T2とフジノン XF 23mm F2 Rを取り上げている。(page179-188)
新しいX-T2の素性を確認したい人や、XF 23mm F2 Rの素性を確認したい人向け。
なお、この回は2月号?1月号あたりから引き続いて『写真を無断使用する”泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル』が掲載されており、この人気記事のせいで若干市場流通が悪いかもしれない。

・アサヒカメラ 2016年8月号 (都市を撮る特集)

電子書籍なし。
新製品の紹介として、X-T2を紹介。(page92-97)
X-T1とX-T2の比較などもしているので軽く立ち読み程度に。

・アサヒカメラ 2017年8月号 (いま評価される風景写真とは?特集)

電子書籍なし。
ニューフェース診断室にて、FUJIFILM GFX 50Sとフジノン GF 63mm F2.8 R WR/GF 32-64mm F4 R LM WR/GF 120mm F4 R LM WR Macroを取り上げている。(page169-180)
結構なべた褒め記事。GFXはグローバルシャッター積んで連射可能になったら凄い売れるのかもしれない。

楽天マガジンの無駄な通知について問い合わせてみた

※最初はこの記事の内容は別記事の追記として書いたのだが、若干文章量(と言っても引用ばっかだが)が多いので別エントリとして独立させることにした。
楽天マガジンについて書いてあった元記事は下記参照。
サービス開始になった「楽天マガジン」を「dマガジン」と簡単に比較してみた | ちゃたろうふぁんくらぶ

今月に入ってから、楽天マガジンから頻繁に【記事まとめ】のお知らせ(通知)が来るようになった。現時点で2017.03.042017.03.082017.03.11に記事まとめが配信されてきている。
僕は他人の作った『まとめ』(キュレーションなどと卑怯な言いかえをしている人もいる)機能なんて迷惑なので、このアプリからの通知をオフにしようとした。

※なお、過去にも楽天マガジンから通知自体は何度かあったが、利用し始めて約半年間で2、3回ほどだったと思う。それらは「アプリの大規模アップデート」のお知らせだったり、「掲載雑誌追加の報告」のお知らせだったり、通知されるのに充分な価値のある内容だったので、Androidの設定から通知を殺すような無下な対応はせずにいた。

が、楽天マガジンの設定とおぼしきものがない。ヘルプを見ても、通知のオンオフを切り替える方法の説明も特にない。これは非常に不備である。確かアプリインストール後に初回起動したときにメッセージで「通知設定は後から変更できます」みたいなのが出ていたような気がするが、そんなものを変更する機能はなさそうだ。
一応、Androidの【設定】-【音と通知】-【アプリの通知】からそのアプリの通知機能を殺すこともできるが、そういう機能はアプリ側がオンオフの機能を担保すべきである。

と言うことで、楽天マガジンに問い合わせてみた。
以下、問い合わせ文。

Android版楽天マガジン使用中ですが、今週あたり?から「記事まとめ」の通知が頻繁に来るようになりました。が設定項目やヘルプを見る限り通知のオンオフをする設定はないようです。確かインストール後初回起動時に、「通知の設定は後で変更できます」云々のメッセージが出ていたような気もするのですが、現時点で通知設定を変更できそうにありません。
通知のオンオフを変更できないのなら楽天側からの通知自体を見合わせてください。迷惑機能です。

すると、週明けに楽天マガジンから回答が来た。楽天マガジンについては、過去に2、3度問い合わせをした気がするがちゃんと答えが返ってくる(しかも比較的短期で)のは体制がしっかりしていてよいと思う。Google Playのレビューなどを見ても、レビュアーに対してほぼ全員に開発者側から回答がくっついているので、その辺も評価する。
が今回の回答そのものに関しては、まあ聞く前の予想通りでもあったのだけど若干疑問符が付く。アプリ開発していて、OSの通知機能を使うのならアプリ内に通知するかしないかのON/OFF設定ぐらいちゃんと設計しておけよって思う。
まあ楽天マガジンの場合、問い合わせておくと一時回答としては若干不満が残るものの、以後にちゃんと改善がなされたりする経験がある(参考までに、初期リリースで表示フォントが汚い件は、いつ改善できるが分からないが要望項目として承っておく、と言う回答で、、その後2ヶ月ぐらいで実際に改善した)ので、今後に期待したい。

件名 : 【楽天マガジン】お問い合わせの件について
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お客さま

楽天マガジンカスタマーケアでございます。

お問い合わせの件につきまして、楽天マガジンアプリ内の設定にて
通知設定のオン/オフを行う機能はございません。

通知設定の切り替えについては、貴重なご意見・ご要望として
受け止め、今後、よりご満足いただけるサービスを提供できるよう、
改善点に向けての参考とさせていただきます。

このたびは、お客さまのご希望に添えず、まことに申し訳ございません。

また、楽天マガジンアプリからの通知自体を受け取らない場合、
ご利用の端末やOSバージョンによってはAndroidの設定上で
通知自体を無効にすることで通知を受け取らない設定が行える
可能性がございますので、お試しくださいますようお願いいたします。

 ■通知設定について
 設定メニュー > アプリ > 楽天マガジン > 通知の表示

その他、楽天マガジンのご利用に際してご不明点ありましたら
お問い合わせくださいますようお願いいたします。

今後とも楽天マガジンをよろしくお願いいたします。
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楽天マガジンカスタマーケア
http://magazine.faq.rakuten.ne.jp/app/home/track/APOL9Qo1Dv8W~RAfGitC~yKGQpEqti79Mv8o~zj~PP~h
専用ダイヤル: 050-5578-9504
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お問合せリファレンス番号 XXXXX-XXXXX
作成日: 2017年03月11日 11:25
最終更新日: 2017年03月13日 17:15

サービス開始になった「楽天マガジン」を「dマガジン」と簡単に比較してみた

多分今日から? 楽天の雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」が開始された。
31日間お試し無料 – 楽天マガジン:読みたい!が見つかる、広がる
先月には「amazon Kindle Unlimited」も始まるなど、ちょっとこの界隈人気がある感じですね。
amazon Kindle Unlimitedは『週刊ダイヤモンドが収録されていない』と言う一点で利用見送りにしてしまったのだけど、楽天マガジン週刊ダイヤモンドも週刊東洋経済も収録されているので、これはちょっといいかな、と試しに使ってみることにした。

Kindle Unlimited収録雑誌に関しては以下の記事を参考にした:
雑誌読み放題という観点でKindle Unlimitedとdマガジンのラインアップを比較してみた:見て歩く者 by 鷹野凌

楽天マガジンの収録雑誌についてはとりあえず公式参照:
取り扱い雑誌一覧 – 楽天マガジン:読みたい!が見つかる、広がる
僕が読む雑誌の中では、
dマガジンにも楽天マガジンにもある:週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済、月刊CAPA
dマガジンにあって楽天マガジンにない:日経系列、週刊アスキー
dマガジンにないが楽天マガジンにある:F1速報、月刊カメラマン
あたりがざっと目についた感じだった。
【2016.10.14追記】
10/14のアップデートで楽天マガジンに日経の雑誌9誌が追加になったようだ。具体的にどの雑誌なのか書いてなくてよくわからないのだけど、日経マネーなどが追加になったのが確認できた。
【2016.10.14追記ここまで】

【2016.11.24追記】
最新リリースで、楽天マガジンも画面タップによるページ遷移にも対応した。また、導入初期の動作不安定なども解消され、アプリの動作の軽さも問題なくなった。と言うことで、現在対応雑誌、Webブラウザでの閲覧に問題がなければ、楽天マガジンの方が安いしお勧めだと思う。
【2016.11.24追記ここまで】

比較一覧作ろうかと思ったら上記参考ページがすでにやっていたので引用:
雑誌読み放題サービス対決!「楽天マガジン」と「dマガジン」と「Kindle Unlimited」のラインアップを比較してみた:見て歩く者 by 鷹野凌
ざっと見る感じで上記に追加してメジャーどころだと
dマガジンにあって楽天マガジンにない:週刊文春、週刊新潮、
dマガジンにないが楽天マガジンにある:デジキャパ!
あたりが違うかなあと言う印象。あと、Kindle Unlimitedは(アダルト)コミックなんかが多い印象。

以下、主に気になったポイントを列挙。

料金

dマガジン月額400円(税抜) =年額5184円(税込)
楽天マガジン月額380円(税抜) =年額4920円(税抜)
ただし、楽天マガジンには年額プランがあり、年額3600円(税抜) =年額3888円(税込)
と言うことで、まあ微々たる差ではあるけど毎月100円安くなるのはちょっと魅力かなあと思った。

アプリの挙動

・1契約で5端末まで紐付けして読めるのはdマガジン/楽天マガジンともに同じ
→ただし、dマガジンは今Web版でブラウザ閲覧ができるのは有利
dマガジンは雑誌に関してストリーミング形式/ダウンロード形式を選ぶことが出来るが、楽天マガジンは今のところダウンロード形式のみ→参考:PCブラウザで読めますか?:楽天マガジン
→ダウンロードの方が閲覧しやすい(と僕は思っている)が選べる方が便利だろう。
dマガジン楽天マガジンスクリーンキャプチャは可能
→気になるページをキャプチャしてスクラップしておくのは捗る
アプリの動作はdマガジンもあまり速いとは言えないが、楽天マガジンはさらにワンテンポ遅い感じ
→【2016.11.24追記】挙動に関してはdマガジン(今は使用していないので、2016年9月ごろの挙動と)比較してそん色はない。【2016.11.24追記ここまで】
dマガジンの動作も昔に比べ速く改良されてきた気がするので、楽天マガジンも今後に期待
dマガジンは複数ページスクロール時に画面表示する画像の解像度を落としているので、楽天マガジンより軽く感じるのかもしれない
・アプリを縦表示にした際、dマガジンは「各ページの表示」/「拡大」しかないのだが、楽天マガジンは「片ページ」/「拡大」の他、「見開きページを途中スクロールで停止」できる。
→見開きページを見るのは楽天マガジンの方がずっと便利
dマガジンは画面左側をポンポンタップするだけで次ページへページ遷移するが、楽天マガジンスワイプしないとページ遷移しないので若干まどろっこしい【2016.11.24追記】画面タップによるページめくりに対応したので、この問題も解消。【2016.11.24追記ここまで】
・お気に入りの雑誌を登録できるのは同じ、ただ楽天マガジンは起動時に「最新号」タブが強制的に選択されていて、そこを開くのに少し時間がかかる
楽天マガジンでも起動時に最新号タブが展開されるのを待たずに「お気に入り雑誌」タブに移動できるので1操作面倒だが遅くはない
→2016/8/25のアプリ更新ぐらいから、最初のページを開く待ち時間はほぼなくなった。
・今のところ楽天マガジンアプリはまだ若干不安定
→ここ1、2時間ぐらいアプリでいろいろ操作している間に4、5回ぐらい異常終了した

【2016.09.16追記】

楽天マガジンは雑誌の読みかけページのレジューム機能がない
→アプリ開始時には雑誌読みかけでアプリを終了した後、もう一度アプリで雑誌を開いたときにその読みかけのページを開いてくれたような気がするが、現時点では改めて雑誌を開き直すとトップページが開かれ、レジューム機能はないのが正常の仕様のようだ(dマガジンは読みかけのページを開いてくれた)。目次があるのである程度目的のページへジャンプできるとはいえ、この仕様は若干不便。アプリを閉じる前にページにしおりを挟んでおくと一応そのページから再開してくれるようではある。

【2016.09.16追記ここまで】

とりあえず、ぱっと気になったところ・印象を列挙。

雑誌の画質

【2016.09.16追記】
9/15頃のアプリアップデートで、楽天マガジンの画質が悪い(=フォントが汚い)問題は解消した。その際、もちろんアプリは更新してダウンロードされるのだけど、雑誌データに関しては新たにダウンロードせず、既存の雑誌データに関してもフォントは綺麗になった。ので、この問題はアプリの内部的にフォントを指定しているところで倍率だとかアスペクト比だとかを設定するのを間違えていたのだろうと推察するが、いずれにせよ改善したのでこの項は読む必要はない(備忘のために残してはおく)。
【2016.09.16追記ここまで】

dマガジン楽天マガジンともにページ拡大できるのだがdマガジンの方が若干拡大倍率が大きい。また、画質そのものが楽天マガジンは悪い印象。
具体例、週刊ダイヤモンドより

dマガジン

片ページ全面表示
Screenshot_2016-08-09-17-38-11

最大に拡大
Screenshot_2016-08-09-17-38-40

楽天マガジンの最大拡大に目検討で合わせてみた感じの拡大
Screenshot_2016-08-09-17-39-19

楽天マガジン

片ページ全面表示
Screenshot_2016-08-09-17-38-03

最大に拡大
Screenshot_2016-08-09-17-38-49

記事の背面の画像などはそれほど目立った差はないと思うのだけど、文字(フォント)で差異があり、楽天マガジンの方が角が目立っていて滑らかではない感じがする。(画像キャプチャしてみたら意外と分からないかもしれない…)
もしかしたら、解像度ではなくコントラストが少し違うのかも? 楽天マガジンの方がコントラストが若干高い気がする
dマガジンも解像度的にはあまり優秀な方ではないと聞くけど、楽天マガジンはさらに1段落ちる。読めなくはないけど、今までdマガジンに慣れた目からすると若干違和感と言うか不快感を伴う。

ページ(記事)カットについて

2ちゃんで「グラビアページカットはどんな感じ?」と言う質問があったので、とりあえず週刊プレイボーイで検証。

dマガジン
Screenshot_2016-08-09-17-43-48
グラビアページはこんな感じでカットされてるっぽい
Screenshot_2016-08-09-17-43-57
オマケ、巻頭記事

楽天マガジン
Screenshot_2016-08-09-17-45-07
やっぱりこんな感じでグラビアページはカット
Screenshot_2016-08-09-17-45-15
オマケ、巻頭記事

こんな感じで、多分グラビアページやジャニーズの記事?なんかは省略されて、若干の抜粋版になっているかと思われる。
オマケで週刊プレイボーイの巻頭記事も載せたけど、やっぱり楽天マガジンのフォントが汚いのは分かると思う。

とりあえず今週号(2016/8/13・20号)の週刊ダイヤモンドでは、(一部空白ページの挿入状況が違うものの)記事・ページはdマガジン楽天マガジンは全く同一だった。

と言った感じの第一印象でした。
楽天マガジンは31日間(月極めではないっぽい)の無料期間があるので、無料期間中に楽天マガジンを優先的に使ってみてもう少し見極めようと思う。

2016.08.23追記

週刊ダイヤモンド誌の2冊目が配信したので各雑誌の過去アーカイブがどうなるか確認してみた。
アーカイブに関しては、本棚で該当雑誌のサムネイルを長押しすると過去雑誌を開く画面に遷移する。

Screenshot_2016-08-23-20-20-04

こんな感じで過去雑誌が確認できる。週刊ダイヤモンド誌に関してはdマガジンが過去一か月、通常現行含めた4冊分の配信(今月はお盆休みがあるので3冊)になっているので多分楽天マガジンもそれに準じるようになるだろう。

フォントが汚い件に関しては、今後本格使用できるかの判断に重要なので、楽天カスタマーサポートに問い合わせてみた。
2016.08.16に問い合わせ、2016.08.17に回答に少し時間がかかる旨の連絡があり、2016.08.20に回答が届いた。
質問文は保存しなかったので詳細なのは忘れたが、
「現在1年契約をして試用中であるが、フォントが(対抗であるdマガジンサービスと比較して)汚いのが気になる。今後、改善の検討はあるのか? べつにすぐに対応する必要はないのだが、将来的に検討があるかないのかだけでも分からないと本番使用するかどうかの判断材料がなくて困る。今のところ楽天マガジンサイトを見てもGooglePlayアプリレビューを見てもレスポンスや予定を公開している様子がないので、せめて方針だけでも示してくれないか。一度試用を断念するということは二度と試用すらできないということであり、こちらが使う可能性を永遠に失いかねないがどう考えているか?」
と言った感じの質問を送った。

回答は以下の通り。まったく判断材料にならなかった…。
値段の安さがあるので、一年契約で本番使用してみるけど、途中で画質に耐えられなくなりdマガジンに戻す可能性もアリ。

件名 : 【楽天マガジン】お問い合わせの件について
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お客さま

楽天マガジンカスタマーケアでございます。
このたびはご案内にお時間をいただき、申し訳ございません。

お問い合わせの件につきまして、まことに恐縮ではございますが
具体的な修正時期等、現時点でお客さまにご案内可能な情報はございません。

しかしながら、フォント・文字が読みにくいという点に関しましては
サービス品質向上に向けた取り組みを検討・実施していく必要があると受け止めております。

みなさまから頂きました貴重なご意見・ご要望を踏まえ
よりご満足頂けるサービスを提供できるよう、改善点に対する対策を検討してまいります。

差し支えなければ、お客さまのご利用環境を含め
開発に携わる部署へご報告させていただきたく存じますので
よろしければ、下記情報をお知らせください。

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■ご利用の端末
(例: Windows 32 bitパソコン / iPhone 6 スマートフォン)

■可能であれば、端末のOSバージョンをお知らせください。

■可能であれば、楽天マガジンアプリのバージョンをお知らせください。

——————————

このたびは、お客さまのご希望に添えず、まことに申し訳ございません。
今後とも楽天マガジンをよろしくお願いいたします。

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楽天マガジンカスタマーケア
http://magazine.faq.rakuten.ne.jp/app/home/
専用ダイヤル: 050-5578-9504
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2017.03.11追記

この件は最初追記に書いたが若干長いので別記事に独立した。
楽天マガジンの無駄な通知について問い合わせてみた | ちゃたろうふぁんくらぶ