Xperia Z2 Tablet(SO-05F)のroot維持したままのLollipopへのバージョンアップの仕方

 記事がちょっと前後してしまうが、昨年末に娘のクリスマスプレゼント用にXPERIA Z3 Tablet Compact SGP621(White)を買った。
で、そのタブレットのroot奪取は数回試したのだけどうまく行かず結局rootは無しで娘に渡してしまった。
その娘のタブレットはLollipopだったので、この機会に自分の持ってる方の端末もLollipopに上げることにした。
 と言うことで、先行して娘の環境を確認しやすいように手持ちのXperiaの中でもタブレットの方のSO-05FをLollipop(Android5.0.2)に上げることにした。
このタブレットはキャリアモデルなので娘にあげたSGP621以上にごちゃごちゃと無駄アプリが入っているわけで…その辺をスッキリさせるためにもrootをとってアップデートした。これは案外簡単に出来たので、その作業を備忘メモ。

 特にXperiaだけの話なのかAndroid一般の話なのかは分からないが、rootを行うのは『最新ver.のAndroidをインストールしてroot化する』よりは『root化した後に最新ver.のAndroidへ(rootを維持したまま)アップデートする』と言う手順の方が楽です。
以下、各項目で必要なファイルのバージョンは僕が使ったもの。
 より新しいバージョンの方が好ましいことがあるが、稀に『新しいバージョン』と称した偽物(ウイルスてんこ盛り!)もあるので怪しげなところからダウンロードするときは気を付けてください。

(1) FlashtoolsでSO-05F_17.1.1.B.1.53_docomo.ftfを焼く。

必要なファイル:
 Flashtool(0.9.19.8)http://www.flashtool.net/downloads.php
 ftfファイル(SO-05F_17.1.1.B.1.53_docomo.ftf)※一応手元にあったftfファイルを上げておくけど、ウイルス等の保証はしないので自己責任で。

 SO-05F_17.1.1.B.3.195等、上記より新しいバージョンの物ではrootkitXperia(20140719)を実行できないため、いったんAndroidのバージョンを古いものに戻す。あくまで古いバージョンのftfファイルであればいいので、SO-05F用が入手できなければSGP512用の国際版17.1.A.1.2とかでも流用できると思う。

 Flashtoolをインストールする。
Flashtoolで焼く際は、ダウングレードになるので、Xperia本体内のデータはすっぱり諦め、まっさらに焼くことをオススメする。
https://sites.google.com/site/windroidmemo/flashtool
焼き方は↑等を参考に。
 ・ロムを全てFlashする場合(初期化する場合) : Wipeを全てチェックし、Excludeは全てチェックを外す
とする。
再起動後、とりあえず以下の作業を続ける際はGoogleアカウントにはログインしなくてもいい
(ログインしてもいいがGooglePlayのアプリが降ってくるのでAndroidのアップグレードの際にめんどくさい)

(2)rootkitXperiaを実行してroot権限を取る

必要なファイル:
 rootkitXperia(20140719)http://cubeundcube.blogspot.jp/2014/07/xperiarootgx-z2a2.html

まずはXperia Z2 Tabletを操作する。設定メニューから
【タブレット情報】→【ビルド番号】連打→開発者になる
【開発者向けオプション】【USBデバッグ】チェックを入れる、【USB経由のアプリを確認】チェックを外す
を行い、USBケーブルを繋いで操作できるようにする。
次にパソコンとタブレットをUSBケーブルでつなぎ、解凍したrootkitXperiainstall.batを実行する。
Xperia Z2 Tabletが再起動した後、ドロワーを開いてアプリ一覧の中にSuperSUがあればroot権限を取得できている。
使い込んだXperiaなどではなぜかOSのバージョンが17.1.1.B.1.53でもうまくroot奪取できないことがあるので、その時は落ち着いてFlashtoolsで焼くところからやり直したほうがいい。

(3)PRFCreatorでflashable-prerootedを作成する

必要なファイル:
 PRFCreator.zip(1.1)http://forum.xda-developers.com/crossdevice-dev/sony/tool-prfcreator-easily-create-pre-t2859904
 UPDATE-SuperSU.zip(2.46)https://download.chainfire.eu/696/SuperSU/
 TabZ2-lockeddualrecovery-RELEASE.combined.zip(2.8.23)http://nut.xperia-files.com/
 ftfファイル(SO-05F_23.1.B.1.197_1286-9998_R13C.ftf)
※ftfファイルは、FlashtoolからXperiFirmを起動して、最新版のftfを取得すればいい。1.5GBぐらいあるので、ダウンロードには結構時間がかかる

2016-01-04_03

最新版のFlashtoolにはツールバーアイコンからXperiFirmを起動できる。

2016-01-04_02

XperiFirmはどこをクリックすればいいのかイマイチわかりにくいと思う。

2016-01-04_04

torrentと言っても、torrent用のアプリを別途インストールしたりするわけではなく淡々とファイルが落ちてくるのを待つだけ。

解凍したPRFcreatorを起動。
FTF FileSuperSU ZipRecovery Zip(これらは解凍する必要はない)をそれぞれ選び、【Include】内全部と【Sign zip】にチェックを入れて【Create】を押す。
2016-01-04_01

PRFcreatorのフォルダに【flashable-prerooted.zip】が出来るので、Xperia Z2 Tabletの内部ストレージ辺りに移動しておく。
(ケーブルでつなげばパソコンのエクスプローラの中にXperia Z2 Tabletが出るはずなので、その中の【内部ストレージ】フォルダトップに移動すればいい。)

(4)lockeddualrecoveryでリカバリソフトをインストール

必要なファイル:
 TabZ2-lockeddualrecovery2.8.23-RELEASE.combined.zip:上記(3)で取得したものがそのまま使える。
TabZ2-lockeddualrecovery2.8.23-RELEASE.combinedを解凍し、install.batを実行。
最初のメニューはSuperSUからやるので1を選ぶ。その後、適時コマンドプロンプトの要求に応じて適当にキーを押す。
2016-01-04_05

(Xperia Z2 Tabletの方でSuperSUの許可を出すのを忘れずに。)
何度かパソコンのメニューを進めると、Xperia Z2 Tabletの方が再起動がかかって自動的にTWRP(Team Win Recovery Project)が起動する。Installを選んで、さっきXperia Z2 Tabletにコピーしておいたflashable-prerooted.zipを選んでインストール(Swipe to Confirm Flash)してやる。
インストール完了したら、再起動(Reboot System)してやればrootとれた状態のLollipopが起動する。ドロワーの中にあるSuperSUのアイコンがKitKatで見てた時と変わるはずなので、一瞬見失うがよく見ましょう。

終わり。

(5)オマケ、unrootする

2016.08.21追記 以下の作業は、現在は以下のエントリの通り、主にバッチファイルで済ませている。
SO-05Fで不要なアプリを無効にする(改訂版) – ちゃたろうふぁんくらぶ
2016.08.21追記終わり

僕の場合、root化する目的は(主にドコモの)不要アプリを削除することと、Adawayで広告よけhostsファイルを書き込むことで、その後はrootを維持しておく必要はない。むしろ、root取得を検知して起動しないアプリ(主に銀行系の取引アプリ、ゲームアプリ、DLNAの動画系アプリが該当する)ので、unrootの処理をして手続きを終える
※注意として、一回unrootやってしまうと戻せない(やる時は古いOS ver.に戻して、と言う長い手順を再度繰り返すことになる。当然、途中の諸々の設定もみんな消えてしまう)。rootの目的をアプリ設定のバックアップ・リストアにしている人は、unrootはしない方がいいだろう。

手順としては先行してTitanium BackupAdAwayをインストールする(オマケでGoogle日本語入力Google開発者サービスのアップデート、SONY系アプリ(Google Playにないアプリ)のアップデートもしておいていいだろう)。
Titanium Backupは起動して不要アプリを淡々と無効化していく(無効化するアプリはSO-05Fで不要なアプリを無効にする – ちゃたろうふぁんくらぶとだいたい同じ)。
AdAwayは起動してhostリストを取得・適用する。なお、Yahoo!系のニュースサイトで表示が崩れる問題を防ぐため、以下のアドレスをホワイトリストに追加しておく。

rd.yahoo.co.jp
ai.yimg.jp
amd.c.yimg.jp
i.yimg.jp

最後に上記両アプリをアンインストールして、SuperSUを起動し設定ルート権限を放棄(アンルート)をするだけ。
※KitKatの頃は、OS ver.が原因なのかSuperSUが2.45だからか分からないけどアンルートを行っても何故かゴミが残ってアンルートできないことがあった。数十回同じ作業を繰り返してると、何かのはずみでアンルートできる場合があった(結局、その時は原因は解明できなかった)。

最後に、Wi-Fiテザリングを可能にするためにPCと繋いで以下のadbコマンドを打っておく。

<code>
adb shell
settings put global tether_dun_required 0
</code>

スマホとタブレットの契約回線を【楽天モバイル】から【mineo(マイネオ)】に切り替えた

この10月-11月にかけて、持っていたMVNO回線を楽天モバイルからmineoに切り替えたので、その理由や経緯等を備忘的にメモ。

■楽天モバイルをやめた理由

以下、通信品質などは特にコメントしない。なぜなら、通信品質は所詮契約者と回線業者の設備整備のトレードオフだと思っているから。安くて通信速度の速い業者が仮にあっても、そこにユーザが集まって次第に遅くなっていき、結局一定の通信速度に漸近収束していくだろう(もちろん、回線業者には回線を良くする努力は怠らないでほしいが)と考えている。
ぶっちゃけ、楽天モバイルの最大の欠点は、楽天ブランド傘下なのに、その特典を活かせていないことである。

・アンケートを時々募集しているのに、アンケート回答者に楽天ポイント付与・割引率等の還元がない
楽天モバイルでは時々アンケートの依頼が来るのだが、アンケートに答えても楽天ポイントの付与などがない。docomoですら10ポイント、20ポイント程度の還元をしているのにせっかくの楽天ポイントを活用できないのは悲しい。他社なら自前のポイントサービスなどないだろうと思われるので、自前のポイントサービスを活用できそうなこういうアイデアは楽天の一番の強みだと思うのになぜやらないのだろう? 完全なボランティアでアンケート答える人少ないよ。しかもアンケート結構時間のかかる内容だったし、一方でコメント自由投稿欄などはない(せっかく、こういうアイデアを書き込もうと思ってもそう言うこと自体が出来ないのである)。

・会員限定で楽天ポイント割引サービス等あってもいいのでは?
MVNOはキャリア契約と違って(いや、これは大手キャリア側の縛りが異常なのだが)期間の縛りが少ない。音声契約が実質の1年縛り、データ契約にはそもそも縛りがない。ので、既存契約会員にも解約されない施策がもっと必要だと思うが、残念ながら何もなかった。『楽天モバイル会員様だけ、期間限定でポイント還元率アップ!』なんて割とやりやすい施策だと思うのだけどなぜやらないのだろう?
※実際には楽天モバイル:楽天モバイル加入でずーっとポイント2倍と言うサービスがあるのだが、併用できないようなので、楽天市場スマホアプリなどを活用してしまうと意味がないはず。

・料金プランが少ない
まあ、他者と比べて極端に少ないわけではないけど、「0GB(=200kbps通信のみ)か3.1GBか」と言うのは差が大きすぎと思った。せめて1.1GBプランぐらい用意してもよいのではないか。

・複数回線契約の恩恵がなかった
例えば、mineoでは複数回線を契約した場合、1回線あたり50円引きの施策と、同一契約者(ないし家族契約者)間での通信データ料の分けあいができるのが当然のようにできるが、どちらも楽天にはない。楽天の場合、同じ契約者が複数回線契約しても、単に複数の人が個別に契約している状態と変わらないのである。

■楽天モバイルで評価しておく内容

・楽天モバイルアプリ、楽天電話アプリ
楽天モバイルアプリは今月や直近3日間の通信料を確認したり、高速通信のON/OFFを切り替えしたり出来るアプリ。この手のアプリはたしかIIJmioが最初に始めたような記憶があるが、やはりちゃんと用意されているのは便利(なお、移転先のmineoもちゃんと同等のアプリあり)。ただ、僕の記憶では以前のVer.では過去の数か月間の転送量も見れたような気がするのだが、今はその機能はない。
楽天電話アプリは通話料を約半額にできるアプリ。通話する際にプレフィックス番号と言うのを電話番号の頭に付加して電話回線の経由地を変えて安く済ませるというタイプ。むかしゼロゼロワンダフルとかあったのと原理は同じである。今ではこれも複数業者がやっているし、そもそもこれは楽天モバイルに加入していなくても使える(ただし使う電話番号を事前に申告し契約する必要はある)のだが、同じ楽天グループ内でサービスがあるというのは気分がよかった。mineoはLaLaCallと言うIP電話(050番号の物)を付加サービスとしてやっているが、個人的にIP電話は好まないです。

・データ通信料繰り越し
前月使い切れなかったデータ通信料を翌月に繰り越すもの。まあ今時は必須ですね(mineoにもあります、しかもmineoの方が仕組みがもっと優秀です)。

■mineoの魅力

・エントリーパッケージ(エントリーコード)
普通、入会時には3000円程度の事務手数料がかかるが、mineoの場合amazon等でエントリーパッケージと言うものを売っており、これを活用すると約1600円の購入で入会事務手数料を無料にできる。つまり、税込み3240円を1600円に出来るということで、ひと手間は増えるがお得に出来る。

・プランが豊富
500MB、1GB、3GB、5GBとプランが豊富。また、これらの間の変更(mineoではコース変更と言う)は月単位での変更なものの、手数料は無料。
※auタイプ⇔docomoタイプ間の変更、音声対応SIM⇔データ専用SIM間の変更(mineoではタイプ変更と言う)は事務手数料がかかる。
・複数回線を持った時のサービスが豊富
乗換え理由ではこれが一番大きいかな。
複数回線(同一契約者、ないし家族契約者)を持つと、1回線あたり50円引きの複数回線割(家族割)がある(例えば2回線あると、50円x2=100円の割引になる!)。また、複数回線を持っていると、複数回線間で繰り越したパケット通信料をシェアすることができる(パケットシェア)。

■楽天モバイル→mineo変更への手続きにおける備忘メモ

・楽天モバイルを解約する電話は『0800-600-0000』。解約する際は20日までに電話しないと、その月の月末に解約扱いにならず、翌月の料金も取られるので注意。
また、解約の際には楽天モバイルのSIMを返却する必要がある。SIMの返送先は契約期間によって複数に分かれているので
楽天モバイル:注意事項
に記載の住所へ送付する必要がある。送付期間は解約後一か月以内らしい。
(例えば僕は10/25頃に解約の電話をしたので、契約終了が11月末日になり、SIM返却期限が12月末日になった。)

・mineoでデータ通信SIMと電話契約SIMの2件を同時に申し込んだのだが、なぜか電話契約SIMの方だけ一回はねられた。応募時の住所に、小字が紛れ込んでいたのが原因(現在、うちの住所は公式には昔の大字までしかなく、免許証もその記載なのだが、ネット上の応募で住所を自動入力してくれるところでは何故か小字を勝手に付加するところがあり、今回もそれで住所チェックエラーではねられた)。
でも2件同じものを入力してなぜ1件はねられたのだろう?電話契約の方がチェックが厳しいのか?

・上記等の理由で、電話SIMの方だけ発送が遅れてしまった。メールで見る限りでは10/27発送になっているはずなのだが自宅にSIMが届いたのが11/1と月をまたいでしまった。『ん? この場合、電話SIMの10月分の料金どうなるの?』と思ってmineoに問い合わせたら、以下のような回答が来た。

このたびはmineoサービスをお申し込みいただき、ありがとうございます。
mineoサポートダイヤルのメール担当、××××でございます。

ご心配をおかけし申し訳ございません。

現在多数のお申し込みをいただいており、
お申し込みいただいてから商品お届けまでは、
1週間から10日ほどお日にちをいただいております。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。

また、mineoで料金が発生する時期については、
以下の通りでございます。
—————————————-
■MNP転入無しの場合
初回モバイルデータ通信でのパケットご利用日
商品出荷完了から10日後(自動)

■MNP転入有りの場合(Aプラン)
・MNP転入切替手続きの完了日
・MNP予約番号有効期限日の前日(自動)

■MNP転入有りの場合(Dプラン)
・初回モバイルデータ通信でのパケットご利用日
・商品出荷完了から10日後(自動)
—————————————-

なお、進捗状況の確認をなさる場合は、
下記窓口にてご本人様確認の上でご案内が可能です。

お手数をおかけいたしますが、ご契約者様より
ご連絡くださいますようお願いいたします。
—————————————-
■mineoサポートダイヤル
 受付時間 9:00~21:00(年中無休)
 ・0120-977-384
 (固定電話、携帯電話、PHSから)
 ・050-7102-8890
 (LaLa Call、他社IP電話から)
 ※一部他社IP電話からは通話料有料
—————————————-

お問い合わせいただき、ありがとうございました。
今後ともケイ・オプティコムをよろしくお願いいたします。

****************************************
■電話でのお問い合わせ(通話料無料)
 mineoサポートダイヤル
 受付時間 9:00~21:00(年中無休)
 ・0120-977-384
 (固定電話、携帯電話、PHSから)
 ・050-7102-8890
 (LaLa Call、他社IP電話から)
 ※一部他社IP電話からは通話料有料

電話番号をよくお確かめの上、お間違いのないようおかけください。
****************************************
[送信者名称]
株式会社ケイ・オプティコム
[送信者住所]
大阪府大阪市北区中之島3丁目3番23号 中之島ダイビル
[Copyright(c)]
K-Opticom Corporation. All Rights Reserved.

つまり、月の下旬に申し込み手続きを開始すれば、月内にSIMが届いていても無視しておいて、翌月月初におもむろにSIM開封して使い始めることにより、翌月月初から料金発生させる、と言う使い方が可能なようだ(月中旬以前に手続きを始めちゃうとSIM開封しなくても商品出荷完了10日規定に引っかかる可能性があるのでリスクありそう)。
と言うか、この話はとてもウマウマで、こんなことになった。↓

Screenshot_2015-11-02-17-25-10

11月から使い始めたのに、なんで『前月繰り越し容量』があるの? と思ってこれは電話で聞いたのだが、今回のようにSIM発送手続き開始とSIM使用開始が月をまたぐレアケースの場合、料金発生は11月からだけどデータ通信容量は10月分プレゼント、と言う処理が走ることがあるらしい(さらに今回キャンペーン中だったので1GBさらに増えて、今月は1GBプラン契約してるのに3GB使える!)。

僕はこれを知らずに先に届いたデータSIMの方は10月終盤から使い始めてしまった。一か月分の通信料ちょっと損したかなあと…(まあ数百円なんだけどね)。

・今回の解約、申込み等で両方の会社のサポートダイヤルに電話をする機会があったのだけど、どちらのサポートダイヤル担当者もちょっと受け答えが下手だった。バイトでも使ってるのかな…まあ知りたい内容は特に支障なく、手続きできたのでかまわないのだけどね。

XPERIA Z2 Tablet(SO-05F)を有線LAN接続した

僕はXPERIA Z2 Tablet(SO-05F)を普段、自室のデスクトップPCモニタの左脇に置いている。
が、この場所は僕の自宅の中でもWi-Fiルータから電波が一番届きにくい場所にあり、しばしばWi-Fi回線接続の状態が不安定になる。むしろモバイルネットワーク(携帯回線)の方がずっとつながりが安定しているぐらいだ。
がモバイルネットワーク資源を無駄に使うのは嫌だ、と言うことで、ちょっと試みでSO-05Fに有線LANを接続する環境を構築してみた。

環境構築するために購入したのは以下の品。なるべく格安で済ますために、事前に定評があるかどうかなどはあまり重視しなかった。と言うか、どうせ汎用規格でつながるだろうと思ったし(注:この最初の発送のせいでだいぶ失敗と言うか遠回りをすることになる)。

XPERIA Z2 TabletのmicroUSBケーブル端子から汎用USB接続させるためのOTG(USB On-The-Go)ケーブル。一番安いのを選んでみた。この手のケーブルはそのうち100均でも購入できるようになると思うけど、現時点では売ってなかったのでネット購入した。

USB-イーサネット(EtherNet、RJ45)変換アダプタ。これも一番安いのを選んだ。なお、この製品、『通常2~3日以内に発送します。』となっているが、中国から直接発送されてくるので到着に結構時間がかかる。僕の場合、2015/10/18に注文し、2015/10/19に発送メールが届いていたが、実際に商品が自宅に届いたのは2015/10/30だった。

あとLANケーブルは普通の品を購入すればいい。僕は細いケーブルタイプのを選んだ。

20151030_P5010428

届いたUSB-イーサネットアダプタはこんな感じ。ドライバCDも付属していたが少なくともAndroid端末には不要だろう。今時シングルサイズのCDとか残ってるんだね。

20151030_P5010427

OTGケーブル、LANケーブルと連結させる。

20151030_P5010426

で、最後にSO-05FのmicroUSBに差し込むと、USB-イーサネットアダプタ内で接続されたことを示す赤いLEDが点灯する。有線LAN通信が開始されて具体的な通信が行われている間このLEDが点滅するのは、一般的なRJ45ジャックと同じ。
なお、僕は最初繋げたのだけど通信ができずにちょっと焦った。…と思ったら、単にUSB接続のジャックが中途半端に刺さってただけだった。中途半端な状態でも赤LEDは点滅してしまうのですぐ気付かなかったのだ。

Screenshot_2015-10-30-21-10-29

接続した有線LANでSpeedTestやってみたスクリーンショット。うちの固定回線環境はADSL12Mbpsタイプで、実際の最大接続速度が下り8Mbps、上り1Mbpsとかなり貧弱な環境なのだが、タブレットの接続速度は下り1Mbps程度まで落ちてしまい、さらに悲しい感じである(なお、Wi-fiを使った固定回線だと下り6.98Mbps&上り0.80Mbps(ping27ms)であり、LTE携帯回線だと下り6.73Mbps&上り0.99Mbps(ping76ms)@mineo、2015/10/30の22時台)。なんで有線接続の方が遅いのか理由はよく分からない。

※追記、調べてみるとこの製品はローカルエリアネットワーク内でのファイル移動でも150KB/s(≒1.2Mbps)程度しか出ないことが分かった。この速度では実用がないので、現在、返品を検討中。

スクリーンショットのアイコンを右側から見ていくと、時刻、充電%、有線LAN接続を示すアイコン、NFC、GPS、(左側に移って)モバイルネットワークを切断していることを示すアイコン、GPS取得中のアイコン、ローテーションアプリのアイコン、Wi-Fi高速接続アプリのアイコンである。ちゃんと有線LAN接続を示すアイコンがあることを確認したい。

また、どうやら有線LAN接続とモバイルネットワークが排他になってしまうようで、この状態で設定のモバイルデータ通信をONにすると『通信サービスなし』のエラーメッセージが出て、通信事業者を検索する画面に飛ぶが利用可能なネットワークを選択できない。この辺は仕様なのか分からないが、変なエラーなのでいつか改善方法を探したいと思う。

また、この有線LANアダプタのMACアドレスを調べる方法だが、一番簡単なのは同一ローカルエリアネットワーク内にある別のAndroid端末においてFingアプリを起動して確認するのが一番手っ取り早い。僕は家庭内機器にMACアドレス限定をしている機器があるので、このアダプタのMACアドレスを調べるのはちょっと焦った。

リベンジ:ロジテック「LAN-GTJU3」に買い換えてみた

上記有線LANアダプタでは実用にならない(特に自宅ローカルエリアネットワークを有線で使いたい主な理由がDLNA再生なので、帯域が全然足りない)ので、
【やじうまミニレビュー】ロジテック「LAN-GTJU3」 ~タブレットやUltrabook向け。USB 3.0 Gigabit Ethernetアダプタ – PC Watch
を参考にリベンジ:ロジテック「LAN-GTJU3」に買い換えてみた。

20151101_P5010466

結果:3秒で終了、この機器はAndroid端末に対応していなかった
最初、認識しない時は「あれ、USBの供給電力足りないかな?」と思って外装をよく見たら「Androidには対応していません」と書いてあった。なんだよPC Watch、紛らわしい記事書きやがって。

さらにリベンジ:タイムリー「TM-microUSBLAN B[microUSB有線LAN変換アダプター ブラック]」に買い換えてみた

さらにさらに、リベンジで今度はタイムリー「TM-microUSBLAN B」を購入してみた。このアダプタは最初からmicroUSB接続なので変換OTGバンジーケーブルも不要になってしまうが、まあ仕方ない。
今度はAndroid端末用だし、10/100Mbpsに対応になっているので問題ないだろうという判断だ。

これはあっさり接続できた。もちろん何かしらのドライバインストールも無し。

Screenshot_2015-11-04-18-40-07

接続した有線LANでSpeedTestやってみたスクリーンショット。今度は下りでも7.5Mbpsとほぼ必要な数字が出た。

ローカルエリアネットワーク内でのファイル移動でも1.2MB/s(≒10Mbps)程度まではちゃんと出ることが確認できる。
ただ、10/100Mbps対応を謳っている割にはちょっと遅い気もする。
ファイル移動だとXPERIA Z2 Tablet SO-05F内のeMMCの速度におそらく律速されるだろうが、それだって50MB/s(≒400Mbps)近くは出るだろうし、USB2.0で律速されるとしても480Mbpsは出るはずなので、それらの影響よりだいぶ遅そうな印象だ。
なにより、Wi-fi接続では2MB/s(≒16Mbps)程度出ているので、ちょっと不満が残る。

で、肝心肝要のDLNA接続を、自宅の環境で試してみた。
DLNAサーバ:DIGA DMR-BWT520(お部屋ジャンプリンク、試しに3倍録の動画を再生:DR録画の動画はDLNA配信できないため)
DLNAクライアント:XPERIA Z2 Tablet SO-05F(有線接続)
アプリ:Media Link Player for DTV

再生してみると、(設定:高 AVC)では数分おきに数秒の砂時計マークが出る。まあ実用にはなっているが、若干帯域不足のようだ。(設定:高 AVC)に切り替えると若干画質は落ちるものの、問題なく再生できるようだ。

DLNA配信(HD)に100Mbps接続では帯域がちょっと足りないのかもしれない。
お部屋ジャンプリンク|お客様サポート|Panasonic
を見ると

高画質なコンテンツの伝送には高い伝送速度が必要です。
たとえばBSデジタルハイビジョン放送をDRモードで録画した番組を早送り再生する場合、宅内LANの実効伝送速度は38.4Mbps(24Mbps×1.6倍) 必要です。

とあるので、実効10Mbpsしか出ていない環境では致し方ないかなあと思う。

実は普段はお部屋ジャンプリンク接続に無線LANを使っているのだけど、今時の無線LAN(と言ってもacではなくn接続だが)の方が帯域が太いので安定している印象だ。
(お部屋ジャンプリンクでVIERA TH-L23X5をクライアントにして、中継にWL300NE-AG(サーバ側)-WR9500N(クライアント側)と言う形で繋げており、今でも無線回線間で144Mbpsでの接続を確保している。もちろん無線以外の部分は1000Mbps接続なのでもんだいない)

教訓:
金はケチらず、定評のすでにある製品を購入した方がいい!
今時タブレットやスマホで動画再生をするのに、安定を求めて有線化するのはあまり意味がない!

SO-05Fで不要なアプリを無効にする

2016.08.21追記
この記事は以下の通り改定。
SO-05Fで不要なアプリを無効にする(改訂版) – ちゃたろうふぁんくらぶ
2016.08.21追記終わり

前回の記事で書いた通り、僕のSO-05F(XPERIA Z2 Tablet)はdocomo契約をしていないのに(docomo端末のせいで)不要なアプリが多数あるので、不要なアプリを無効化することにした。
単純に無効化すると言っても、いくつかのアプリではroot化しないと無効にすることができない。一方で、root化した状態のままでは、いくつかのアプリを起動することが出来ない(例えば、僕は自宅使用なのでdtcp-ipでBDレコーダに録画した動画を見たいのだが、root化した状態だと著作権保護のためアプリが起動できない)。そこで、一時的にroot化して不要アプリを凍結したうえでrootを解除して、必要なアプリを利用できるように設定をした。その時の備忘メモ。

まず、SO-05F向けに現在配布されているファーム、ビルド番号17.1.1.B.3.195(VoLTE対応のアップデート済み版)では現状root化できない。
試しにrootkitXperiaを使用してみたのだが、
「i have a client like hookers」
と言うメッセージで止まってしまう。調べてみるに、install_tool.sh実行中でストップしていると思われる。
 参考:Naoログ : [SO-05F] Xperia Z2 Tabletをprerootedでアプデ(失敗)
そこで、いったんSO-05F_17.1.1.B.1.53にダウングレードした上で、各種処理を進めることにした。なお、必要な作業が済んだら再度17.1.1.B.3.195に上げることは可能だと思われるが、僕が契約した楽天SIMはデータ通信(+SMS)オンリーで通話できないので、古いバージョンのまま放置している。

と言うことで、まずSO-05F_17.1.1.B.1.53_docomo.ftfをダウンロードしてくる。これはネットを探せばすぐ入手できる。
で、Flashtoolで焼く。ダウングレードになることもあって、既存データは残さず消したほうがいい。僕はためしに一度残したまま上書きをしてみたが、多数のエラーを吐きまくって実用にならないと感じた。
次にroot化する。17.1.1.B.1.53ならrootkitXperiaを使えば簡単にroot化できる。
rootkitXperiaに変更する手順は本サイト内
XPERIA Z ULTRA LTE SIMフリー(C6833)購入後の初期設定(JellyBean編) – ちゃたろうふぁんくらぶ
あたりを参考に。
ついでにSDカード書き込み権限を変更する。基本的にplatform.xmlを書き換えるだけなのだが、別の方がスクリプトを書いてくださっているので活用しない手はない。
参考:root化不要、通常アプリから外部SDカードを書き込み可能にするツール for Xperia – NRNKのなるべく技術っぽいことを書くブログ
上記ツールとrootkitXperiaは重複処理が多いけど、別に問題はない。
で、Titanium Backupで不要アプリを無効化する。とりあえず僕が無効にしたのは以下の通り。

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最後に、unroot化する。unroot化は単純にSuperSUの設定メニューの一番下の方からroot権限を破棄すればいい。さらにSuperSUをアンインストールすることで、僕が使いたいMLPlayerDTVなどは問題なく動くはず。

XPERIA Z2 Tablet(SO-05F)のdocomo契約を解約した

5月で旧SO-03E(XPEAIA Z Tablet)用に契約したドコモのSIMが契約更新月に入るので解約してきた。
結局、使い始め初期に発生していたバイブレーションの動作不良も、一度ショップに預けて診てもらってからは回復しているし、問題ないと思ったからだ。
で、その時の手順で備忘しとくべきものをメモ。

■解約月は、回線契約(Xiデータプラン ライト にねん)に関しては、日割り計算をしてくれない。ので、解約する場合は、5/1に解約するよりも5/31に解約する方が金銭的な無駄がない(僕はさっさと解約しようと思っていたから、5/1に解約してしまった)。
■解約手続きは非常に簡単。電話番号、自分の名前、暗証番号の確認だけで済む。席について5~10分ぐらいかな。一応、解約にあたってのアンケート(解約後どこの端末を契約する予定か、etc)を書かされるがすぐ終わる。

で、僕はSO-05F(XPEAIA Z2 Tablet)用の新回線にやっぱり『楽天モバイル』を選んでみた。当初はIIJmioにしようかと考えていたのだけど、C6833(XPERIA Z Ultra)の方を楽天モバイルで使っていて特に不具合がなかったので、まあ同じ会社で揃えちゃった方が楽だろうという目論見で。
できれば、MVNOでも複数回線契約している人には割引制度なんか作ってくれるとありがたいんだけどなー。

で、SO-05Fの方も無事に移転完了したのだけど、docomo IDなんかが契約入ってないので通知領域にメッセージが出てきて邪魔。これは後々rootを一時取得して不要アプリの凍結などをしようかなあと検討中。