Western Digital WD80EFZXの簡単なレビュー
うちのデスクトップは今まで
・C:SSD 512GB(Plextor PX-512M5P)、D:HDD 3TB(Western Digital WD Red WD30EFRX-R)、E:HDD 3TB(Western Digital WD Red WD30EFRX)
という構成だったのだけど、DもEも残り1TBぐらいになってきてちょっと心もとなくなったのと、さらなる大容量HDDに手が届きそうなので
・C:同じ、D:HDD 8TB(Western Digital WD Red WD80EFZX-LOG)
に構成変更した。ので簡単なレビュー。
購入したのはポイント還元等含めてちょっとお得だったYahoo!のロジテックダイレクト店。なので型番に-LOGとついていたが、基本的に製品はWD80EFZXと同じだろう。Western Digitalの箱には入っておらず、バルク品だった。
購入後、いったん裸族のお立ち台eSATAで繋ぐ。僕はめんどくさいから最初のフォーマットはクイックフォーマットで済ます。完全チェックすると多分数日かかるだろう…。
で、移行元のHDDからデータを移動。それぞれ2TBぐらいずつのデータコピーだったので、各々で5時間ぐらいかかった(転送速度がだいたい100MB/sなので、だいたい想定通りの時間で済んだ)。
CrystalDiskMark、CrystalDiskInfoはこんな感じ。
転送速度はブランクのうちに取らずデータ突っ込んだ後なので、ブランクの時に取ればもう少し早かったかもしれない。
どっちみちSSDより優位に遅いので気にしないけど。
使い始めなので当然だけどとてもきれいな数字。
外す前に取り忘れたけど、旧HDDのWD Red 3TBもそれぞれ2万時間、4万時間越えぐらいだったけどC5・C6はゼロのままで、非常に優秀なままだった。
以下、旧WD Red 3TBと比較したインプレッション。
・静音性としては旧来のWD Red 3TBの方が優秀な印象。新しいWD Red 8TBはヘリウム充填で静音性が上がったなどと言うレビューが価格コムに上がっていたのでちょっと期待していたが、正直期待外れだった。
アイドル時は、旧WD Red 3TBの方が若干静か。と言っても、新WD Red 8TBも十分に静かではあるので、よほど神経質な人でないと気にならないだろう。
一方でシーク時は、旧WD Red 3TBに比べ新WD Red 8TBはだいぶうるさくなった。体感うるささ二倍(測定器で測ったわけではなくあくまで体感)。また、旧WD Red 3TBは『カリカリッ』という感じの音だったのに対して、新WD Red 8TBは『ゴリゴリッ』という感じの若干低い、重低感のある音なので、ますますインパクトが強いのかもしれない。なんだか昔に使ったHGST(最後に買ったのは1TBぐらいの頃かなあ、もう7、8年近く前)を思い起こさせる音だ。
・うちではNAS用としてではなく、デスクトップ用としてWD Redを使っている。本来はBlue(ないしGreen)用なのだと思うが、基本的にデスクトップの電源を落とさずにタブレット・スマホからファイル共有もしているし、NASに準じた使い方になっているので問題ないと考えている。実際、旧WD Red 3TBは2012年購入の物と2014年購入の物だったのだが、特に問題は発生しなかった。
【2016.05.23追記】
数日間試用したが、やはりシーク時の「ゴリゴリ」音が気になったので、HDD静音ケースを導入した。
購入したのは、サイズ SCH-1000 氷室(HIMURO) HDD冷却静音BOX SCH-1000と言う製品。
この製品は、3.5インチHDD一個を包み込んで、5インチベイに装着するケースになる。もっと高級品になると、SATA端子・電源端子部分まで覆ってあり、一度変換端子を経由するタイプの物になるらしいが、このケースはそこまでの高級品ではないので背面端子部分は若干露出していて、音漏れのリスクは少し残る(が実際は後述するようにうちでは問題なかった)。端子がくぼんだ所に挿入するようになるので、特にSATA端子ではL字型になっているものでは装着できず、ストレート形状の物でないとはまらないので注意。
最初は、5インチベイに装着せずPCケース内の底に両面テープで張り付けて使おうかと考えていたが、実際には底面を含めた全体が放熱フィンの形状をしているので、かなり強力な両面テープでも固定に不安があったのと、5インチベイに取り付けるネジ固定部分が防振素材で出来ており、ケースへの共振等はむしろベイに装着した方が防げそうなので、5インチベイ装着することとした。
うちのPCケース(Abee smart J02、MicroATXケース)はシャドウ以外のベイが3.5インチx1、5インチx2あり、うち3.5インチベイにはマルチカードリーダを、5インチベイx1にはファンコントローラを装着している。で、残り1つ5インチベイが開いている(DVD等の光学ドライブは普段不要なのでUSB接続の外付けで済ませている)ので、そこに装着することとした。この静音ケースは5インチベイに装着時、前面に一部露出させて放熱の役割を担うこともできると説明書には書いてあったが、試しにやってみたら5インチベイの周囲に隙間が空いてしまった。ので5インチベイの化粧板は外さず、シャドウ化した状態で装着することとした。
そして、静音ケース導入の結果は、非常に良好で、体感で1/3ぐらいに音が下がった。そもそもアイドル時はそれほど気になる音量でなかったので問題なかったが、シーク時のゴリゴリいっていた音も、微かにコリコリいう程度に改善した(さすがに無音とはいかない)。これで今回の改造は多分終わり。残りは窒息ケースにHDDを入れたことによる温度上昇の問題だが、また夏場の暑い季節になったら調べてみようと思う。
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