ELECOM Bluetooth キーボード TK-FBP100BK 簡単なレビュー

最近、職場で割と暇なのでXperia Z2 Tabletで電子書籍を読んだりして過ごしていた(会社のPCはイントラのみに繋がっていてインターネットには繋がっていない)がそれも飽きてきたので、会社でブログのアイデアでも書いちゃおうかと言うことにした(仕事に空きがあるだけでサボっているわけではないので、特に問題はない)。
が、さすがにタブレットのソフトウェアキーボードでは長い文章を書く気が起きないのでハードウェアキーボードを使ってみることにした。

購入の候補になったのは以下のキーボード。


まずはAnkerのキーボード。安くて出来はなかなかいいみたい。ただし、英語配列しかないので僕は購入検討外。

次にロジクールのK380。安くて無難な選択かと思う。評判を見ると、キートップが丸すぎて若干打ち心地が悪いらしいが、まあ値段からすればこんなもんなんだろう。


トラックポイント付きモバイルキーボードのBluetoothタイプ。結構いいお値段だが、僕の場合はメルマガ会員があるのでしょっちゅう周辺機器50%OFFとか55%OFFとかやっているのでおおよそ7000円台では購入できる。

あたりを検討候補としつつ、とりあえずさっさと入手したいのでK380あたりなら在庫あるんじゃないのかと思って近所の電気屋に行ったら、K380すら店頭になかったが、ELECOMのTK-FBP100と言うキーボードが売っていて、「まあ、これでいいか」と思って購入してきた。

ということで、この商品の簡単なレビューになる。

なお、セットで組み合わせるマウスは既にだいぶ昔に購入した(多分vaio typePとセットで買った)SONYのVGP-BMS33というものを使っている。別に新規でマウスを買っても良かったのだがどうせ余ってるしということで。このマウスは見た目はなかなかにスタイリッシュ、操作感触もクリックもスクロールもシッカリ感があって非常に良いマウス。割とひらべったいマウスなのだが、モバイル意識しすぎて平べったすぎるわけでもなく、通常用ほど背の高いわけでもない、まあある意味中途半端ではあるのだけど使いやすいマウスである。
欠点としては、戻るボタンのないシンプルな3ボタンマウスである、というところか。
マウスはAndroidに普通に認識されて、矢印ポイントが表示されて使うことができる。マウスの速度は【設定】【言語と入力】【ポインターの速度】で変更することができる。残念ながらスクロール速度の変更まではできないらしい。

また、Xperia Z2 Tabletを立てかけておくスタンドは、最初100均のものを使っていたが、プラスチックで何かの拍子にバキッといったのでもう少し良いものを、ということでAnkerのモバイルスタンドを購入して使っている。

このスタンドは金属製でかなりガッシリしており、重たいので常に携帯する用には向かないと思うが、会社の机の中に入れっぱなしで使うときなどはかなり便利。スタンドの角度は若干のぐらつきがあり完全無段階ではない気もするが、まあこれより頑丈な無段階変更の搭載は無理だろう。

ということで閑話休題。
キーボードの印象だが、キー配列が非常に素直なので使いやすい。あえて言えば右端の【-^¥ @[ :] \】のキーが幅狭になっているが、この程度で済んでいるのは良いほうだろう。矢印キーなどは押しやすいかどうかはともかく配列が素直な方が絶対に良いと思うので、この状態でいい。あえて望むならF1-F12キーが4つづつで区切りがあると最高だが、そんなのはThinkPadのキーボードでもレアだったりするのでこれでいいだろう。
Ctrlのキーがきちんと左下の端にあること、Fキーが変なマルチメディア機能優先ではなくファンクション本来の機能が優先であることなど、好む人は多いのではないだろうか。

キーの打ち心地は、こんなもんかと思う。非常に浅い打ち心地なので好まない人はいるかもしれない。キー打ち込みの浅さの割にキートップのグニョグニョ感もあるが、総じてまあ妥協はできるかなという感じである。キーボード打鍵音は基本的に静音。まあキーストロークがこれだけ浅い機種でうるさいっていうのも聞いたことはないが。

キーボード全体の剛性はこれまたこんなもんかと思う。ガッチガチに硬いわけではないが、頑丈にしすぎれば当然重くなるわけで、妥協点としては悪くないと思う。見た目をスタイリッシュかつ薄めに見せるためにキーボードは薄くしつつ、電池(単4電池)収納のためにキーの奥の方は下に少し膨らんでおり、わずかだがキートップに傾斜がつく構造になっている。このため、キーの中間あたりは裏側に空間があるわけだが、ここはスタイリッシュに見せるようにこんな空間にしてしまう必要もないかなあと思う。何かを挟み込めば剛性が上がり打ち心地が良くなりそうではある。僕の場合、職場でチョイとおいて作業するスペースにコピーレスマットが敷いてあるのでもともと剛性が極端に出ない環境なので、これでいいかなと思う。

サイズ感としては、十分コンパクト。Xperia Z2 Tabletより若干幅広にはなるが、違和感のあるほどの大きさの差があるわけでもないのでこれでいいと思う。10インチ前後のiPadあたりと一緒に組み合わせても、サイズ感が合わなくて不格好と言うほどにはならないと思う。

総じて満足度が高く、そこそこ長く使えそうな印象だ。

なお、Androidではキー配列がちゃんと認識されない場合は、【設定】【言語と入力】【物理キーボード】でキーボードのレイアウトの選択から【日本語109A】にしておくといい。ほとんどのキーは違和感なく使えると思うし、Ctrl+Z/X/C/VAlt+Tab(アプリの切り替え)などのショートカットキーも有効に機能する。あえて言えば、日本語入力⇔英語入力の切り替えは半角/全角で当然できるのだが、他のキーに変更できるとありがたい(僕は変換キーにIMEのON/OFFを設定しているせいで無意識にここを押してしまう。まあ自分が悪いのだが。AndroidとしてはCtrl+Shiftなど他のキーでも切り替えができる柔軟な設定になっているらしい)。


作業環境はこんな感じ。さすがに職場で写真を撮るわけにも行かないので、自宅で再現。なお、実際にはタブレット端末は縦置きにしてダラダラーっと使っている。

※なお、このエントリは全部上記環境で書いた後、画像の挿入やタグの挿入のみPCで行った。Android端末ではマウスでドラッグしても範囲選択ができないので、タグの挿入ができないのだ(ダブルクリックで範囲選択できる場合があるが、ブログの草稿のtextarea内ではそれも不可能っぽい)。これだけ物書きできれば、まあ充分かなあと思う。
※調べた結果、まずマウスでコピー選択開始位置に一回クリックしたあと、キーボードのShiftキーを押しながら選択終了位置をクリックすることで範囲選択できた。っていうかキーボードのカーソル操作も効くので、タブレット端末だけで編集を完結させることも特に問題はないっぽい。

以下、追記。
なお、こんな使い方をする場合、タブレット端末としてiPad系を使うのは一見良いように見えて欠点がある。iOSはマウスが利用できないのだ。代わりにスタイラスペンが高性能なので、タッチパネルやスタイラス重視で手書きが多いのならiPad系を、PCライクなスタイルでいちいちマウスに手を伸ばさずダラダラやるのならAndroid系を使うのが良さそうだ。

また、Android系でもマウスの機能は結構制限がある。マウスは左クリックでも右クリックでもスクロール中クリックでも機能に変わりがない。昔のMac端末を彷彿とさせる感じ。ただ、マウスのシングルクリックとクリック長押しで別の機能が割当されているケースがほとんどなので、そこは使い分けると良い。手元でよく使うアプリだと、Firefoxではクリック長押しでリンク先の開き方のポップアップが表示され、別タブで開くことが容易だし、楽天マガジンアプリだと長押しすることで雑誌詳細を飛び越えて直接雑誌を開くことができる。

その他、マウスのスクロール機能の対応にも幾つか差異がある。Yahoo!ニュースアプリなどはスクロール機能非対応でマウスでチマチマとドラッグしないと上下が動かないので、タッチパネル操作したほうが手っ取り早い。一方で、Twidere、Pocket、Firefox、楽天マガジンなどはスクロールに対応していて、PCでマウス操作しているのとほぼ似たりよったりの操作になる(Twidereのみ、スクロールアップしていくと新しいTweetが見れる普通のTwitterライクな設定になっている分、新しい書き込みを見る操作がスクロールの逆回しになるのは欠点ではある)。

また、今回の環境では基本的にマウスはスリープモードに入ることがないようで、放置しておいても支障はない(むしろ、画面オフにしていてもマウスに触ると画面復帰してしまうのは邪魔くさかったりはする)。一方で、キーボードの方は一定時間操作しないとスリープ状態になるようだ。この時、アプリによってはXperia系のスタンドに装着したときのようなリセットがかかるらしく、Firefoxなどでは特に問題はないのだが、楽天マガジンではキーボードがスリープに入ったり復帰したりするタイミングで雑誌のページ送りがリセットされて先頭に戻ってしまう。楽天マガジンアプリでページ送りをキーボードのカーソルキーなどでできれば便利なのだが、そういう機能はなく楽天マガジン利用時はキーボードは完全に遊んでいる状態なので、楽天マガジンを使う前にキーボードはこまめに電源をOFFにするのが好ましいかと思う。

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