Synology DS418jのHDDを交換してみた
昨年の秋に購入した自宅用のNAS、SynologyのDS418jだが、ディスク容量がそろそろ不足してきたので1つのHDDを差し替えた。
のでその過程を備忘メモ。
昨年の秋に購入した時点で、HDDはWD Red 6TB(WD60EFRX)を1本買い、残りは既に手持ちだったWD Red 3TB(WD30EFRX)を2本、一時的用にWD Green 3TBを1本差しての4本で9TBと言う仕様でSHRで利用していた。これだと未使用領域が出てしまったりで結構無駄だったりはするのだが、ゆくゆくはWD Green 3TBをWD Red 6TBに差し替えて12TBにして使おうと言う目算。
で、半年ほど使っていたのだが、ここ最近、残り容量が1.2TB(残り15%)を切るようになってからNASの再起動やOSアップデートの際などに容量低下を案内するメールが届くようになっていたので、いよいよと思い差し替えを実行した。
実行にあたっての手順は大まかには以下の通り。
・まず交換するHDDを調達。
・HDDを交換するためにNASの電源を切る前に、差し替えるHDDが何番目に差さっているか確認する。DS418JのWeb OS画面をだし、【ストレージマネージャ】から【HDD/SSD】のメニューの中に今入っているHDDの場所が確認できる。
・確認が終わったら、NASの電源を切る。電源を切る前に、【HDDを交換】的なメニュー操作をする場所はない。単純に1台のHDDが壊れ、修復するのと同等の処理をするだけになる。
・DS418jを分解し、HDDを交換する。なお、HDDの交換をするのは一度に1本だけにする(複数HDDをいきなり交換してはいけない)。HDD交換時に順番を並び替えて容量の大きい順に、とかなんとなくやりたくなるがたぶんそう言う位置移動も避けた方がいい(位置は移動しても復旧できる可能性はある)。また、交換する前のHDDはどれを交換してもいい(通常は一番容量の小さいHDDを差し替えると思うが、別に一番容量の大きいHDDを差し替えても支障ない)が、交換した後のHDDは既に利用しているHDDの個々の容量の中で一番大きいものか、それより大きい容量にそろえる必要があるはず。
・HDDの差し替えが終わったら、NASを組み立てて電源を入れる。NASからは、アラートのためのビープ音が出ている。HDDが1つ故障し、劣化モードに入ったと認識されているため。事前に設定を変更しておくことでビープ音は出ないようにも出来るが、修復処理が走り始めればビープ音は止まるので我慢した方がいいと僕は思う。
・【ストレージマネージャ】から【ストレージプール】の画面に入り、上の【操作】から【修復】を実行する(この辺のメニューは時々場所が変わっているようだ)。あとはのんびりと修復作業が始まるので待つ。修復作業中はNASにデータ突っ込んだりするのは一応避けた方がいいだろう。
うちの場合、3TB→6TBのHDD差し替えで修復作業は約10時間かかった。概ね半日はかかるものと覚悟しておいた方がいい。うちは夜中寝ている間に作業をさせておいたが、HDDのアクセス音がカリカリうるさい、と言うほどの事は特になかった(6TBまでのWDのHDDはもともと静かなのだけど)。
HDD交換用の事前メニューがないと言うのが分からなくて、最初少し悩んでしまったが作業は思ったより簡単だった。