備忘:SO-05FにMarshmallowのrootを導入する手順
故障したSO-05fが手元に返ってきた際に、簡単に実験をして2ちゃんに報告した内容の備忘メモ。
SO-05fにAndroid6.0(Marshmallow, MM)を導入、かつrootも取得する手順。
簡単に言えば、Xperia Z2 Tabletの海外LTE版であるSGP521のftfを導入すればマシュマロに上げることが出来る。
ただし、当然ながらSO-05fのテレビ機能は使えなくなる。また、ftfのwipe等の手順をしっかりやらないと本体の容量が16GBとして認識されてしまう。特にrootedにするときはprerooted.zipを使う都合上32GBに認識させるのはかなり困難そうだ。
また、この実験の際にはWi-Fi版であるSGP512のftfも突っ込んで実験してみたが、そもそも最初にKitkatか?のftfを入れて起動させた時点で画面表示が一部乱れたり、タッチパネルの反応がおかしかったりでほとんど実用にならない感じだった。
手順としては、基本的にLollipopを入れた時の手順と同じなので以下のエントリーを参考に。
Xperia Z2 Tablet(SO-05F)のroot維持したままのLollipopへのバージョンアップの仕方 – ちゃたろうふぁんくらぶ
違うのはprerooted.zipのファイルのみで、[Prerooted][flashable]zip[23.5.A.0.575][SGP5… | Sony Xperia Z2 Tabletからflashable-prerooted_SGP521_23.5.A.0.575_1281-8152_R5D.zipを取得してくることになる。自前でprerooted.zipを作ってもいいが、上記Lollipopの時につかったファイルではうまく動かないようだ。ざっくり調べてみた感じ、PRFCreatorをv1.3に、Recovery ZipをRecRootV4_combined.zipにすることで自前でも作れそうな気がするが、まあ他人の作ったprerooted.zipで済ませる方が楽かも。
と言うことで簡単に手順を書いておくと、
(1) Flashtoolを入手する。FlashtoolからXperiFirmを起動してSGP521_17.1.2.A.0.314_1284-4568_R1A.ftfを取得しておく。
(2) FlashtoolでSGP521_17.1.2.A.0.314_1284-4568_R1A.ftfを焼く。
(3) 最初の起動手順を済ませた後、Androidの設定で「開発者になる」「USBデバッグをONにする」「USB経由のアプリを確認をチェック外す」の作業をする。僕はついでに「画面のロック:なし」「画面設定:スリープ:30分」も設定している。
(4) rootkitXperiaを実行してroot権限を奪取する。
(5) flashable-prerooted_SGP521_23.5.A.0.575_1281-8152_R5D.zipをダウンロードしてきて、本体内部ディスクないし本体に入っているmicroSDXCにファイルをコピーしておく。
(6) lockeddualrecoveryを実行してTWRPを起動し、flashable-prerooted_SGP521_23.5.A.0.575_1281-8152_R5D.zipをインストールする。
と言った感じ。
インストールが終わった後のタブレット情報はこんな感じ。Androidバージョンが6.0.1に上がっている。がモデル番号がSO-05fではなくSGP521になっている。
電話アプリから「*#*#7378423#*#*」と打ち込んでの【Service info】→【Configration】の画面。多分IMEIから実際にはこの端末がSO-05fなんだと分かる。大事なのはWorking band/s:の方で、UMTS_BC6(FOMAプラスエリア)、LTE_BC19(Xiプラスエリア)が対応できてるので、この状態で特にいじらなくてもプラスエリア地域で通信できると思う。
初期インストールアプリはこんな感じ(SuperSUだけはprerootedなのでちょっと違うか)。docomoのアプリは当然ながら消えるが、SONYのアプリはいくつか残ってる。当然ながらテレビアプリ無し(NFCは認識している)。
内部ストレージは当然ながら足りない感じになる。これを32GBに認識させるのは、相当に厄介。僕はめんどくさいのでそこまでいろいろ試さなかった。