DMC-LX100の操作設定:たぶん最終稿

この記事は以下の記事の改訂版。
DMC-LX100の操作設定をいろいろ詰めてみた – ちゃたろうふぁんくらぶ

 この間少し集中的に操作設定を煮つめて、ほぼこれで操作のカスタマイズ設定の最終版だろう、と言うセッティングができたので公開。
このカメラにはC1/C2/C3のカスタム設定を保存できるが、僕のように積極的にMFを活用したりAFの測距点を動かす人はC1設定を、AFはカメラ任せならC3設定の方を参考にしていただければと思う。なお、C2はC1をベースに三脚等で使いやすいよう、感度をISO100に固定している。

 取説のページは、購入時に付属している紙冊子の『取扱説明書』ではなく、『取扱説明書 活用ガイド』の方なのでウェブからpdfをダウンロードしてください。
デジタルカメラ DMC-LX100 取扱説明書 | ムービー/カメラ | Panasonic
 この取説は購入時付属のと異なりちゃんと索引もついているし、pdfなら目次や索引クリックでページジャンプできるので優秀だと思う。と言うかなんでこのpdf相当の紙冊子をつけなかったんだろ。

共通の設定(前半)

■Fnボタンの設定(P.37)
【カスタム】→【7/9 Fnボタン設定】
背面にあるFn1、Fn2、Fn3ボタンの設定。

Fn1→カスタムセット呼出(P.58)
 今後の設定でC1/C2を中心に積極的に変更しやすいように、上記機能に設定。
あまりカスタムセッティングを変更する必要がない人は、フォトスタイルを設定する方がいいかもしれない。
あるいは、僕のC1を参考にする人はカーソルボタン(十字キー)の各キーが無効になるので、そのキー(ISOなど)を割り当てるとよいと思う。

Fn2→Wi-Fi(P.219):デフォルト設定のまま。
 ストロボを装着する人はフラッシュ光量調整などを割り当ててもいいかもしれない。

Fn3→LVF/モニター切換(P.53):デフォルト設定のまま
 【カスタム】→【9/9 アイセンサー】【感度:弱】【LVF/モニター切換:MON】
の設定と合わせて設定しておく。
 このカスタムの設定は、デフォルトでは背面液晶を使い、LVFは使わない。LVFを使うときは、Fn3を押して表示を切り替えてから使う、と言うやり方。
最初はLVF/背面液晶を自動切り替えにしていたが、カメラを持った時に左上の方に指がかかると勝手にLVFに切り替わって背面液晶が消えてしまい、かえって煩雑なのでマニュアルで切り替えることにした。

■コントロールリング(P.39)
 【カスタム】→【8/9 コントロールリング】→【OFF 未設定】
 コントロールリングは可能な限りMFリングとして使いたいので、他の設定は割り当てないことにした。
後述する設定をしておくことで、イチイチAF/MF切り替えレバーを操作しなくても積極的にMFリングとして使えることも分かった。

C1の設定

■ダイレクトフォーカス移動(P.121、P.129)
 【カスタム】→【3/9 ダイレクトフォーカス移動】→【ON】
この設定を入れることで、背面のカーソルボタン(十字キー)で直接AFの測距エリアやポイントをダイレクトに操作できる。
ただし、その見返りとして本来カーソルボタン(十字キー)にアサインされている機能(ISO、WB、ドライブモード、オートフォーカスモード)が使えなくなるので、それらの機能はQ.MENUから操作することになる。

■Q.MENU(P.34)
 【カスタム】→【8/9 Q.MENU】→【カスタム】
で、以下の順番に機能割り当て。

1ページ目:本来カーソルボタンに割り当てられてる設定を中心に。
 【ISO感度】(P.134):普段はISOオート。インテリジェントISOは背面に現在のISO感度が表示されないようなので使わない。
 【ホワイトバランス】(P.101):AWB(オートホワイトバランス)。変更するときはRAW現像するときが多いので結局触らない。
 【ドライブモード】(P.139):単写。オートブラケッティングを指定したりセルフタイマー2秒を使うことも。
 【オートフォーカスモード】(P.113):49点。必要に応じて1点やピンポイントも。
 【フォトスタイル】(P.98):普段はヴィヴィッド。

2ページ目:一応撮影中に変える可能性のある設定を中心に。
 【記録画素数】(P.106):3:2 L 12M。
 【クオリティ】(P.107):RAW+ファイン。
 【AFS/AFF/AFC】(P.112、P.186):AFS(AFシングル)。AFFはAF後のピント調整が出来ない(P.123)のであまり使い勝手がよくない。
 【iDレンジコントロール】(P.109):OFF。多分変更することはないと思う。
 【超解像】(P.109):拡張。ないし弱に設定している。

3ページ目:主に表示に関する設定を中心に。Q.MENUで変えることはほぼないと思うけど。
 【ピーキング】(P.128):OFF
 【ゼブラパターン表示】(P.164):OFF
 【ガイドライン表示】(P.63):パターン2
 【モノクロライブビュー】(P.165):OFF
 【ヒストグラム表示】(P.62):ON(右下の方に表示させている)

■AF/AEロック切換(P.131)
 【カスタム】→【1/9 AF/AEロック切換】→【AF LOCK】
■AF/AEロック維持(P.131)
 【カスタム】→【1/9 AF/AEロック維持】→【ON】
上記設定を入れておくことで、AF/AEロックボタンを押すと一時的にAFロック(=MF操作可能)になるので、コントロールリングでMF操作できる。(P.123)
一応、シャッターボタン半押しの状態でコントロールリングを回してもMF操作有効になるのだが、ボタンを押しっぱなしでの操作は意外に煩雑だったのでAF/AEロックボタンを活用することにした。
AFを再有効にするには、『AF/AEロック維持』を入れてあるのでもう一度AF/AEロックボタンを押すこと。

上記設定をしたら、
 【カスタム】→【1/9 カスタムセット登録】→【C1】
にて登録しておくこと。(よく登録と呼出を間違えるので注意)

C2の設定

主に三脚に固定して撮影するための設定。
三脚撮影時には手ブレ補正を切る、と言うの一般的だけど僕は手ブレ補正ONのまま放置している。最近のカメラは性能がこなれてきて手ブレ補正機能を入れたまま三脚に据えても誤動作が減ったし、この設定自体を三脚撮影だけでなく『低感度で撮影したい』と言う希望の時に設定するときがあるので。

■ダイレクトフォーカス移動(P121、P129)
 【カスタム】→【3/9 ダイレクトフォーカス移動】→【ON】
→C1の設定と同じ。

■Q.MENU(P.34)
 【カスタム】→【8/9 Q.MENU】→【カスタム】
で、以下、C1の設定と違うもの。
1ページ目:本来カーソルボタンに割り当てられてる設定を中心に。
 【ISO感度】(P.134):L.100(拡張感度ON(P.136)、ISO100に固定) ※後日、拡張感度のISO100と標準最低感度のISO200でどっちがいいか調査する必要あり。
 【ドライブモード】(P.139):オートブラケッティング(7・2/3)
なお、オートブラケッティング(P.143)は設定を以下の通りに。
【撮影】→【2/7 オートブラケット】→【単写/連写設定:連写】【補正幅:7・2/3】【ブラケット順序:-/0/+】

■AF/AEロック切換(P.131)
 【カスタム】→【1/9 AF/AEロック切換】→【AF LOCK】
■AF/AEロック維持(P.131)
 【カスタム】→【1/9 AF/AEロック維持】→【ON】
→C1の設定と同じ。

C3の設定

どちらかと言うとLX100のデフォルト設定に近い設定。カーソルボタン(十字キー)でAF測距ポイントを動かさない、オーソドックスなもの。

■ダイレクトフォーカス移動(P121、P129)
 【カスタム】→【3/9 ダイレクトフォーカス移動】→【OFF】
C1の設定のままだと誤動作するのでデフォルト動作に上書き。

■Q.MENU(P.34)
 【カスタム】→【8/9 Q.MENU】→【カスタム】
で、以下の順番に機能割り当て。

1ページ目:撮影中に変える可能性のある設定を中心に。
 【フォトスタイル】(P.98):普段はヴィヴィッド。
 【記録画素数】(P.106):3:2 L 12M。
 【クオリティ】(P.107):RAW+ファイン。
 【4Kフォト】(P.191):OFF。
 【HDR】(P.110):OFF。HDR機能をONにするには、先に【クオリティ】からRAWを外す必要あり

2ページ目:撮影中に変える可能性のある設定を中心に。
 【測光モード】(P.137):マルチ測光。
 【AFS/AFF/AFC】(P.112、P.186):AFS(AFシングル)。AFFは不便なだけだった。
 【デジタルズーム】:OFF。デジタルズームをONにするには先に【クオリティ】からRAWを外す必要あり
 【iDレンジコントロール】(P.109):OFF。多分変更することはないと思う。
 【超解像】(P.109):拡張。ないし弱に設定している。

3ページ目:主に表示に関する設定を中心に。Q.MENUで変えることはほぼないと思うけど。
 【ピーキング】(P.128):OFF
 【ゼブラパターン表示】(P.164):OFF
 【ガイドライン表示】(P.63):パターン2
 【モノクロライブビュー】(P.165):OFF
 【ヒストグラム表示】(P.62):ON(右下の方に表示させている)

■AF/AEロック切換(P.131)
 【カスタム】→【1/9 AF/AEロック切換】→【AF LOCK】
■AF/AEロック維持(P.131)
 【カスタム】→【1/9 AF/AEロック維持】→【ON】
ここはAE LOCKでもいいかもしれない。

共通の設定(後半)

その他、全体で共通してる設定を列挙。
■ISO感度上限設定(P.135)さすがに1600より上は厳しいと思う。
 【撮影】→【5/7 ISO感度上限設定】→【1600】
■ISO感度ステップ(P.136)
 【撮影】→【5/7 ISO感度ステップ】→【1/3EV】
■拡張ISO感度(P.136):拡張されるのは低感度側だけ※後日、拡張感度のISO100と標準最低感度のISO200でどっちがいいか調査する必要あり。
 【撮影】→【5/7 拡張ISO感度】→【ON】

■クイックAF(P.122):ONにしているけど、電池持ちを気にする人はOFFで。
 【カスタム】→【2/9 クイックAF】→【ON】
■ピンポイントAF時間(P.120):LONG
 【カスタム】→【2/9 ピンポイントAF時間】→【LONG】
■ピンポイントAF表示(P.120):全画面は個人的にあまり使いやすくなかった。
 【カスタム】→【3/9 ピンポイントAF表示】→【PIP】
■AF+MF(P.123):ON
 【カスタム】→【3/9 AF+MF】→【ON】
■MFアシスト(P.129):FOCUS(コントロールリングを回して拡大)
 【カスタム】→【4/9 MFアシスト】→【FOCUS】
■MFアシスト表示(P.130)ピンポイントAF表示と設定を合わせる方が混乱がなくて使いやすいと思う
 【カスタム】→【4/9 MFアシスト表示】→【PIP】
■オートレビュー(P.55):この機種は再生画面に入りにくいのでプレビュー表示は長め
 【カスタム】→【7/9 オートレビュー】→【時間:5秒】【再生操作優先:ON】
■ズームレバー(P.173):ステップズームで
 【カスタム】→【7/9 ズームレバー】→【ステップズーム】
■動画ボタン(P.188):動画はとらないので
 【カスタム】→【8/9 動画ボタン】→【OFF】

■ライブビューモード(P.43):30fpsで。60fpsの方が表示が粗くなるらしいので。
 【設定】→【2/4 ライブビューモード】→【30fps】

その他Tips

1点AF選択の時は、コントロールダイヤル(背面のダイヤル)を回すことでエリアサイズの拡大・縮小ができる。(P.119)
FILTER機能選択画面は、Disp.ボタンを押すことで変更できる。個人的には一覧表示の方が選びやすいと思う。(P.88)
FILTER機能は、カーソルボタン(十字キー)の右ボタンを押すことでフィルターのかかり具合等が変化する。(P.89)

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