【読書】:日本はなぜノーベル化学賞につよいのか?
2003年出版の本、その後現在までも日本人ノーベル受賞者が結構出たので、その辺ちょっと時代遅れの感あり。本文中で青色LEDの中村さんをノーベル賞候補としてちゃんと取り上げてあるのは慧眼かもしれない。
タイトルと違って、中身は2000-2002年に連続したノーベル化学賞受賞者について、生い立ちや研究内容をドキュメントタッチで書いたもの。特に、島津製作所の田中さんを中心に取り上げている。『どうして受賞が多いのか?』の疑問にはまったく答えてない。
最終章で『理科離れ』の話にも言及してるけど、この辺の議論はちょっと古臭い印象。