【読書】:日本の神様のすべて

僕は民俗学好きの一環で、神様系の読み物が大好き。
この手の読み物はWikipediaが無駄に充実してるので、それを読み始めると小一時間ぐらい簡単に経ってしまうのだけど、ここのところ式年遷宮(伊勢神宮)&遷宮(出雲大社)の関係かテレビ番組でもこの手のものが放映されていたり、この手の雑誌MOOKが発売されていたりでこれもまた面白い。
Wikipediaは文章としては充実しているけどビジュアルとして若干の不足があるので、一冊本も買っておこうか、ってことで買ってみた。

読んでみた感想。
○ お値段お手頃。これだけビジュアルが充実していて1000円以内なのはありがたい。
○ ビジュアルはそこそこ多くて良い! 自分たちで取材して撮影したものはそれほど多くなく、ゲッティなどの写真配布サイトをふんだんに活用しているようだけど、そのおかげで冊子価格を抑えられるならこれはこれで良いことだ。
○ 『企業の神社』と言う項目が面白い。日本の企業には大概神様が祀ってあるものなのだけど(ビルの屋上とかにある奴が多い)、そういうのが一覧になって紹介されているのを見たのは初めてかも。
× もう少し体系だった説明は欲しいかなあと思った。日本の神様で○○は△△の子供とか、サラリと書いてあったりはするんだけどそこらじゅう飛んでて分かりにくい。まあきちんとまとめるのは難しいのだろうけど、頑張ってほしかった。
× 雑誌MOOKなので、やっぱり文章量は並。専門書並みの文章量を期待するのはやっぱり無理か。何か補足文献が欲しいかなあと思った。
× 参考文献の引用元の明示が不十分。まあこれも雑誌MOOKに求めるのは無理か。

これを読むと、全国の神社探訪してみたい!って気持ちが少しは増すかもしれません。

Comment

  1. […] ブックレビューもこのサイトでやろうと思ったまま、一つだけ書いて放置していたので再開してみようかと思う。 で、最近、この「面白くて眠れなくなる」シリーズというのをいくつか […]

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